2歳児の噛みつきは発達障害?原因や直し方を解説! - 花ママの便利帳

2歳児の噛みつきは発達障害?原因や直し方を解説!

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私が保育園で2歳児の担任をしていた時、お友だちと何か揉め事があるとすぐに相手に噛みついてしまうお子さんがいました。

保護者の方もそのことを悩んでいた様子でした。

この記事を読んでいるみなさんは、少なからずそのような子どもを見たことがあるのではないでしょうか。

 

そのような子はなぜ、気に入らないことがあると噛みつくという行動に出てしまうのか。

これってもしかして障がいの症状の一つ?!と思ってしまう方もいることでしょう。

 

この記事では、2歳児を中心に噛み付いてしまうその原因と、直し方などをまとめました。

子どもの噛みつきグセの対応に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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2歳児の噛みつきは発達障害?

2歳児で噛みつきの行動があった場合、いきなり発達障害だと決めつけるのはよくありません。

 

2歳児はまだ自分の気持ちを言葉でうまく伝えられないのが当たり前の時期。

成長の過程で「噛みつき」という行動をしてしまっているだけで、どんどん語彙が増えコミュニケーションをうまく取れるようになると噛み付かなくなるケースが多いです。

 

もちろん、発達障害による知的な遅れや、感情のコントロールの難しさによって引き起こされる噛みつき行動もあります。

ですがこれは、判断材料の一つでしかありません。

噛みつき=発達障害ではないのです。

発達障害のあるお子さんでも、全員が噛みつきをするわけではないですし、この行動一つで発達障害だと判断してしまわないように気をつけてくださいね。

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2歳児の噛み癖の原因は?

噛み付く原因として挙げられる一番の理由は、「自分の気持ちを言葉で伝えられない」こと。

2歳児だとまだまだ理解できている語彙が多くありません。

ですので、自分の気持ちを言葉でどのように表現したら良いのかわからないのは当然のことですね。

 

例えば、お友だちとおもちゃの取り合いをしていてうまく「貸して」や「嫌」が言えず、いきなり相手の腕をガブ!っと噛み付いてしまうなんてことがあります。

この時、もし保育士がその子の気持ちを代弁することができていたら…噛み付くという行動には出ないかもしれません。

保育士の対応としては、しっかりとその子が伝えたかった気持ちの代弁をしてあげることが大切なのです。

 

お友だちとの関わり方がよくわからない場合も噛み付いてしまうことがあります。

私の経験ですと、遊びの延長で噛んでしまうなんてこともありました。

嬉しい・楽しい気持ちを噛みつくという行動で示してしまうのです。

 

保育園だけの話でなく、家庭でなぜかお母さんにだけ噛み付く子っていますよね?

それについては上記とは原因が違っていて、気持ちが言えないとかそういう理由ではないのです。

家庭でお母さんに噛み付く行動は簡単に言えば「じゃれあい」であり、一つの愛情表現なのです。

そのため、もし家庭内での噛みつきをやめさせたいとなった場合は、ハグや手を繋ぐなど、別の愛情表現の仕方を伝えてあげましょう。

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2歳児の噛み癖の直し方は?

保育園でお友だちに噛み付いてしまう場合は、しっかりと気持ちの代弁をすること。

家庭で親への愛情表現として噛み付いてしまう場合は、別のスキンシップの方法を伝えていくこと。

実はこのほかにも噛み癖を直す方法があるのです。

 

それは、いきなり叱らないこと!

噛み付いてしまった時、頭ごなしにいきなり叱りつけるということをまずはやめましょう。

子どもが噛み付いている姿を見ると、つい「やめなさい」「何してるの!」と強く叱ってしまう方が多いのではないでしょうか。

子どもは一方的に叱られると、「また怒られた」、「受け入れてもらえなかった」、「気持ちをわかってもらえない」という負の感情だけが残ってしまいます。

モヤモヤした気持ちだけが残ると、更にその感情からまた噛みつきを起こしてしまう場合があるのです。

これでは負の連鎖になってしまいますよね。

 

この点にも気をつけながら、噛み付いてしまう子の対応をしていきましょう。

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2歳の発達障害の特徴

一言に発達障害と言っても、種類が様々で個々によって症状の出方も個人差があります。

その中でも発達障害の特徴として代表的なものをご紹介します。

2歳児頃の発達障害の特徴としては、

  • 目が合わない
  • 他の子(お友だちなど)に興味がない
  • 言葉の発達が遅い
  • 大きな音が怖い
  • こだわりが強い(おもちゃを決まった順番に並べないと気が済まないなど)
  • 落ち着きがない

などが挙げられます。

 

しかし、これらのことは発達障害でない子にも当てはまることがあります。

例えば落ち着きがないということに関しては、人によってその感じ方は様々です。

ただ元気いっぱいで動き回るのが好きという場合もあります。

成長とともに落ち着きが出てくる場合もありますので、これらの特徴が一つ当てはまっただけで発達障害だと決めつけるのは困難です。

 

私が今まで関わってきた子どもたちの中にも発達障害の子は多くいました。

その中で学んだこととして、発達障害のある子の特徴としてこれもそうなのでは?と思うことを挙げますね。

爪先立ちで歩く

歩き始めた時から何故か爪先立ちしてました!という保護者の方もいました。

感覚過敏のせいなのか、クセなのか…結構爪先立ちで歩く子が多かったです。

偏食

ふりかけご飯しか食べない、ハンバーグしか食べない、野菜は全部ダメなど…

味覚が過敏なのか、はたまたこだわりの一種なのか…嫌いなものが多く食べられるものが限られているのです。

感覚が過敏

例えば、足の裏の感覚が過敏で芝生の上を歩けない、砂場で手が汚れることを異常に嫌がるなどの姿もたくさん見てきました。

発達障害のお子さんは感覚過敏である場合がとても多いのです。

 

発達障害のお子さんと関わっていると、この三つのことがよく見られるのです。

これについては私個人の経験からの気付きですので、ご参考程度に見てみてください。

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まとめ

子どもの噛みつきという行動は、保育士にとってはとても悩まされる行動の一つです。

噛みつきグセのあるお子さんがいると、一瞬も目が離せないので、毎日ドキドキしていることでしょう。

噛みつきグセはすぐに直るものではありません。

保育士として忍耐強く丁寧に、相手への気持ちの伝え方を教えてあげましょう。

 

子どもの語彙力やコミュニケーション能力を伸ばしてあげることも、保育士の仕事の一つですから。

噛みつきに悩む保護者のケアも忘れないでくださいね。

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