運動会では、子どもたちがさまざまな競技に参加します。
それぞれの年齢で異なる競技にはねらいがあり、子どもたちの発達・興味に合わせた内容であることが多いです。
競技の中では、注目してもらいたい見どころがありますよね。
見どころは、おたよりでお知らせしたり、運動会のプログラムに載せます。
また、運動会当日のアナウンスの中でも、見どころを紹介する園もありますね。
しかし、見どころと言っても、いざ文章におこすとなると、なんて書いていいものか悩んでしまうこともあります。
この記事では、運動会の見どころの書き方について解説していきます。
運動会の見どころでお悩みの保育士さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
運動会の見どころの書き方(保育園)
運動会の見どころの書き方は、全体・クラスによって見どころの書き方はさまざまです。
例えば、全体の見どころだとすると、その年度の運動会のメインとなるテーマに注目しましょう。
メインとなるスローガンや、メインとなるグッズはありますか?
入場門は誰が作ったのか、スローガンは何か、今回の運動会ではどのようなことが予想されるのか?
入場門を子どもが作った
運動会の入場門は、年長さんが作りました。
今日の運動会に向けて、みんなで協力しました。
スローガン
今年度の運動会のスローガンは『まけてもかってもにこにこえがおのうんどうかい』です。
このスローガンは年長さんみんなで考えました。
まけてもかっても、にこにこ笑顔でがんばります!
予想されること
今年度の体操は、ディズニー体操です。
0歳から5歳までの子どもたちが可愛く元気いっぱい体操します。
運動会は、子どもたちが主役です。
できれば、子どもたちがメインとなる何かがあると、見どころを紹介しやすくなるでしょう。
見どころを書くポイントとしては、
- その見どころに関わるクラスを書く※個人名はだめです
- 子どもたちの姿・成長を感じたことを書く
- 内容は誰が見てもわかりやすいように書く
上記のポイントに気を付けて文章を考えることで、まとまった見どころになります。
運動会の見どころ例文
運動会の見どころの例文を年齢順に紹介します。
また、競技内容は例として記載しています。
0歳児
競技内容:親子競技 保護者と抱っこでスタートし、ゴール
0歳児さんは初めての運動会。
歩けるようになったおともだちも、はいはいのおともだちも、ねんねのおともだちもいます。
こどもたちは毎日保育園で元気いっぱい過ごしていますよ。
今日は、可愛い子どもたちをみなさんにご紹介。
だいすきなおかあさんおとうさんといっしょにスタートします。
1歳児
競技内容:障害走 大きなかぶ
大きなかぶのお話が大好きな1歳児さん。
今日はみんなで大きなかぶを収穫です。
よーいどんでスタートした子どもたちが、大きなかぶを持って、ゴールを目指します。
うんとこしょ、どっこいしょ。
みんな大きなかぶをもてるかな?
可愛い1歳児さんが大きなかぶを持っている姿にご注目ください。
2歳児
競技内容:障害走 サーキット
元気いっぱいの2歳児さんがサーキットに挑戦します!
フラフープをくぐり、一本橋を渡って、ハードルをよいしょとのりこえます。
普段から保育の中でサーキットあそびで盛り上がっている2歳児さん。
運動会のサーキットでは、最後に旗をもってゴールへ向かいます。
使用する旗は、2歳児さんが自分で色をぬったり、シールを貼ったりして作りました。
サーキットに挑戦してゴールを目指す子どもたちにたくさんの拍手と応援をお願いします!
3歳児
競技内容:障害走 うさぎさんの人参は何個かな?
よーいどんでうさぎさんのお面をつけます。
うさぎさんになった3歳児クラスさんは、カードをめくります。
カードには、数字が書いてあり、その数の人参を畑からぬきます。
うさぎさんは、おいしい人参をもってゴールします。
最近数字が読めるようになってきた3歳児さん。
1こ・2こ・3こ・・・みんな何個の人参を食べるかな?
可愛いうさぎさんに変身する子どもたちにご注目ください。
4歳児
競技内容:障害走 借り物競争
4歳児さんは借り物競争に挑戦します。
最近ひらがなを読めるようになってきた4歳児さん。
よーいどんでカードをめくります。
カードには、借りるものが書いてあります。
帽子・タオル・おかあさんおとうさんまで?!
なにを借りるかは、おたのしみ!
子どもたちが会場に「かしてください!」と言いにいきます。
子どもたちがゴールできるように、みなさんご協力よろしくお願いします。
5歳児
競技内容:団体競技 リレー
5歳児さんがリレーに挑戦します。
今年のリレーは4色リレーです。
赤・白・青・黄色それぞれのチームに分かれて走ります。
練習のときには、バトンの受け渡しが上手にいかなかったり、負けて悔しくて泣いてしまうこともありました。
今年のスローガンは負けても勝ってもにこにこえがおの運動会。
子どもたちが最後までがんばる姿を応援してくださいね!
お遊戯
子どもたちに大人気の〇〇(歌の名前)に合わせて踊ります。
練習のときから子どもたちはのりのり。
とっても可愛らしい姿にご注目ください。
上記のように、年齢・競技ごとに見どころはかわってきます。
競技の中で見てほしいところ、子どもたちが輝く姿、注目してほしいポイントはどこか考えて、見どころを決めるとよいでしょう。
まとめ
この記事では、運動会の見どころの書き方について解説してきました。
運動会は、保育園の中でも大きな行事のひとつです。
これまでは春の運動会が多かったようですが、最近では秋の運動会も多くなってきましたね。
子どもたちの成長は、春よりも秋のほうが動きも理解力も成長しています。
また、温暖化の関係で、春でも猛暑日が多く、暑さ対策から秋の運動会に変更する園もあることでしょう。
運動会の種目は、子どもたちが無理なく取り組めるもので、子どもたちが自信をもって取り組めるようにしましょう。
日頃から行っていることの延長で競技に取り入れることで、見どころも考えやすくなります。
ぜひ、子どもたちの姿が伝わるような素敵な見どころを考えてみてくださいね!