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2歳児は子どもの成長過程で『イヤイヤ期』と言われているところ。
子どもの泣く姿・泣き声にもううんざり・・・そんな風に感じてしまうお母さんお父さんは少なくありません。
しかし、子どもが泣くことには、必ず理由があります。
泣いてばかりで「もういい加減にして!」と言いたくなる時もありますよね。
今回は、2歳児の子どもがどうしてそんなに泣いてばかりいるのか、解説していきます。
子どもが泣くことでお悩みのお母さんお父さん、「こんな考え方もあるんだぁ」と軽い気持ちで見てみてくださいね。
2歳児で思い通りにならないと泣く
思い通りにならないことで泣かれてしまうと、大人の気持ちも疲れてしまいますよね。
家の中でなら、まぁ仕方ないと思いつつも、お店の中や公園などでされると、「どうしてこんなに泣くんだろう」「どうしてこんなにわがままなんだろう」と考えてしまいます。
『怒らない育児』という言葉もあるくらいですから、葛藤される方も多いです。
2歳児が思い通りにならないと泣く原因
子どもが思い通りにならないと泣くことには、原因があります。
例えば
- おなかがすいた
- 疲れて眠い
- 自分の意思を出せるようになってきた成長している証拠
- 自分のほうを向いてほしい
- 甘えたくてわざとに泣いている
- 泣いているうちに理由も忘れてしまった
- 自分の気持ちを受け入れてもらえなくて悲しい
あまりに泣かれると、自分の子に何か問題があるのでは?と心配になってしまうこともあるでしょう。
まずは泣いている原因を探してみましょう。
2歳児が思い通りにならないと泣くときの対処方法
子どもが泣いているときには、いつもどのような対応をしていますか?
保育士が保育園で行う対応をご紹介します。
まず、子どもがどうして泣いているかを考えます。
そして、子ども自身にも問いかけます。
対処法は
- 抱っこをして気持ちを落ち着かせる
- しばらく様子を見守ってみる
- 子どもの気持ちをくんで、寄り添ってなだめる
- 他のことで興味をもたせて、気をそらす
- 子どもが納得いくまで付き合ってみる
まずは泣きやませてあげましょう。
お子さんが泣いていると、大人の気持ちも落ち着かないですよね。
泣いていることに対して、大人の感情が高ぶってしまう可能性もあります。
まずは大人が深呼吸をして、自分の心を落ち着かせてみましょう。
2歳児で思い通りにならないと泣く・モンテッソーリ
モンテッソーリ教育では、子どもがある力を獲得しようと強いエネルギーを見せる時期を『敏感期』と呼んでいます。
2~3歳の子どもは、言語の力を獲得しようとしている時期。
『言語の敏感期』の真っ只中にいるのです。
言語を獲得するために強いエネルギーを使っていると考えると、子どもが泣いてしまうことが、なんとなくわかりますよね。
また、この時期の子どもたちは、自分の気持ちを上手に表現することがむずかしく、もどかしさから泣いて訴えるという表現でもあります。
子どもには子どもなりの理由や原因があります。
ただただ泣いているわけではないのです。
2歳児がすぐに泣き止まない時に注意するポイント
泣き止まない子どもに注意するときのポイントは、
- 頭ごなしに怒らない
- 泣いていることを怒らない
- やめて・だめだと子供を静止しない
泣き止まないときに注意すると、かえって子どもがヒートアップしてしまう可能性があります。
まずは子どもの気持ちを受け止め、気持ちに寄り添いましょう。
泣きが落ち着いたところで「今はね・・・」と優しく話しかけるようにしましょう。
泣きを怒ってしまっては、泣いていた原因・子どもの気持ちは解消されないままです。
まずは子どもの気持ちを受け止めてあげることで、子どもも聞く耳をもってくれることでしょう。
2歳児で思い通りにならないと泣く時は放置OK?
泣きやませるために放置することで、子ども自身がクールダウンできる場合もあります。
放置している間に、『あれ?なんで泣いてるんだったっけ。』と子どもも泣いている理由を忘れているかもしれません。
放置する際に大切なことは、目の届く場所に子どもがいることです。
ずっと見守っている必要はありませんが、自分の視界に子どもが入る位置にいましょうね。
2歳児で思い通りにならないと泣くのはいつまで続く?
個人差がありますが、大体の子どもは言葉で自分の気持ちを伝えることができるようになってくると、少しずつ落ち着いてくるでしょう。
2歳児は自分の気持ちが言葉で表現できないことから、泣いて訴えるという表現をしています。
言葉で伝えることができるようになると、何が嫌だったか、何がしたかった、何が欲しかったなど、言葉で伝えてくれるようになりますよ。
成長過程のひとつだと思い、辛抱強く付き合っていきましょう。
2歳児で思い通りにならないと奇声を上げるのはなぜ?
ただ泣いていたことが、感情がヒートアップして奇声をあげて泣いているのかもしれません。
甘えたい、受け止めてほしい、抱っこしてほしい、そんな気持ちが爆発して、奇声にかわっているのかもしれませんね。
2歳児で思い通りにならないと物を投げる
物を投げることは、よくない行為ですよね。
感情のぶつけ先がわからなくなって、物に八つ当たりしているのかもしれません。
まずは泣き止んでから、何がよくなかったのかを伝えてあげると良いでしょう。
もし近くに人がいたら怪我をさせてしまうかもしれませんし、物が壊れてしまうなど、様々な可能性もあります。
子どもの気持ちが落ち着いてから、話をするようにしましょう。
2歳児で思い通りにならないと叩く
自分の気持ちをわかってもらえない、言葉にできない、そんなもどかしさから、相手をついつい叩いてしまうことがあるかもしれません。
叩く行為は、よくないですよね。
まずは、叩く行為をやめさせて、気持ちを落ち着かせてから話をしましょう。
危険がある場合には、強く注意しましょう。
痛いからやめてほしい、そのことをしっかりと伝えましょうね。
ただし、やり返すことはいけません。
もちろんはじめに叩いてしまったのは子どもだとしても、大好きなお母さんお父さんにたたかれると、その記憶が鮮明に残り、『叩かれた』と心に傷が残ってしまうかもしれません。
何がいけなかったかを、伝えてあげましょう。
2歳児で思い通りにならないと自分を叩く
自傷行為が見られる場合には、子どもの様子を見守りましょう。
あまりにも自分のことを叩いたりしている場合には、制止して、抱っこをしたり、まずは気持ちを落ち着かせてあげましょう。
自傷行為の場合は、発達で心配なことがあるかもしれません。
子どもの様子をしっかりと見守り、気になる場合には専門機関に相談してみるとよいでしょう。
2歳児で思い通りにならないと叫ぶ
自分の気持ちが伝わらないこと、なんでわかってくれないんだということ、何か不快なことがあるときに、叫んでしまうのかもしれません。
子どものほうをみて、気持ちをくんであげるようにしましょう。
「こうだったの?」と気持ちを察して話してあげることで、子どももすんなりと落ち着くかもしれません。
まとめ
今回は、2歳児が泣いてしまうことについて解説してきました。
子どもには子どもなりの理由・原因があります。
大人からすると「そんなことで」、「もういい加減にして!」と思ってしまうこともあるかもしれません。
人間の怒りのピークは6秒と言われています。
6秒を過ぎると、怒りは落ち着いてくると言われています。
お母さんお父さんの感情が高ぶってしまいそうなときには、深呼吸をして6秒待ってみてください。
大きく息を吸って、ふーっと長く吐き出すことで、心が落ち着き、子どもに対しても落ち着いて関わることができるかもしれません。
子どもの泣きには必ず理由があります。
子どもに寄り添い、見守り、原因を探って解決していきましょう。