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- 「子どもたちが話を聞いてくれない」
- 「覚えることが多すぎて大変」
- 「先輩の先生たちどうやって付き合っていけばいいんだろう」
せっかくたくさん勉強して憧れの保育士になったのに、「つらい」「苦しい」といったマイナスの感情に押しつぶされそうになっていませんか?
実際、私の周りの仲間にも残念ながら1年未満で保育士をやめてしまった人もちらほらいます。
正直な所、私も1年目の時は毎日辞めたいと思っていました。
でも、「辞める」という選択肢もある中で、「もう少し頑張ってみたい」「何とか1年目を踏ん張りたい」と思っている方も少なからずいるのではないでしょうか?
今回は、保育士1年目の方が抱えがちな悩みとその解決策、心掛けておくと良いことについて、現役保育士である私の経験を交えながらお話していきたいと思います。
この人はこうやって乗り切ったのだなというように気軽に読んで頂けたら幸いです!
保育士1年目あるある
保育士1年目あるあるをご紹介します。
子ども達が言うことを聞いてくれない
- 「先輩が声掛けをすると聞いているのに、私が同じことを言っても聞いてもらえない」
- 「私がお昼寝の寝かし付けをしようとするとふざけたり泣いたりしてなかなか寝てくれない」
などなど、「私がやってもダメだったのに、先輩がやるとうまくいく。」「先輩と同じようにしているつもりなのに何が違うの?」と頭を悩ませている方も多くいるのではないでしょうか?
これはまず、子どもたちと信頼関係が築けていないということが大きな要因です。
私も相当悩みました。
私は1年目が1歳児クラスだったのですが、一緒に組んだ先輩は、0歳児の時からの持ち上がりだったのです。
その先生はベテランですし、子どもたちとの間に1年間で築いた深い信頼関係があります。
となると、当然子どもたちはその先生に何でもやってもらいたがりますし、新参者の私の話なんて全く聞いてくれません。
そこで、その先生にどうしたら子どもたちが話を聞いてくれるかを相談しました。
すると、「子どもも1人の人間だから支配はできない。いうことを聞かせるんじゃなくて、まずは子どもたちと仲良しのお友達にならなきゃ」とアドバイスを頂きました。
そこから私は、たくさん子どもたちに話しかけて、一緒に遊んで、1人ひとりを知ることに専念しました。
イヤイヤ期真っ盛りの子たちに何度いやと言われても、めげずに何度も声掛けをしました。
このあたりから少しずつ距離が縮まって、子どもたちから頼ってもらえることも増えて、やっと話を聞いてもらえるようになっていったように思います。
また、初めてのことばかりで自分のことで精いっぱいになりがちですが、やはり笑顔でいることは子どもたちと仲良くなっていくうえでも大切だなと感じました。
先輩と上手に関係が築けない
1年目だと先輩に話しかけるだけでも緊張してしまうと思います。
私もそうでした。
今は忙しいのかな、今は話しかけて大丈夫なタイミングなのかな、と色々考えすぎてしまってなかなか話しかけられないまま時間だけが過ぎていく…。
でも、一緒に仕事をしていく中でコミュニケーションをとることはとっても大事です。
子どものことでも、書類のことでも、少し仲良くなったらプライベートのことでも、何でも相談や質問をしながらたくさん話しかけてみましょう。
休憩中などに先輩たちが話している輪に入って一緒に雑談をしたり、たわいもない話から自分のことを知ってもらうのも良いと思います。
少しクールで話しかけづらい、近寄りがたいなという雰囲気の先輩も、案外人見知りなだけで仲良くなりたいと思ってくれているかもしれません。
また、後輩としてうまくやっていくには、誠意ややる気を見せることも大切です。
先輩がやっている掃除や雑務を進んで変わったり、重いものを運ぶなどの体力仕事も自分から引き受けましょう。
大変かもしれませんが、自分に後輩ができるまでの辛抱です。
仕事内容が覚えられない
毎日次から次へと新しく覚えることばかり。
1つ覚えると1つ忘れてしまう…。
なんてこともしばしばありますよね。
そんな時は、メモを取りましょう。
まずは1日の流れ。何時から活動をして、何時に片づけをして、何時に給食を食べて…。
だいたいの時間の目安がわかっていれば、次に何をしなければいけないのか少しずつ見えるようになって、先回りして動けるようになっていきます。
でも、この時も先輩とのコミュニケーションは大事。
- 「もうすぐ給食なので、机をもう出しておいたほうが良いですか?」
- 「今日は何時ごろに活動の準備をしますか?」
など、疑問に思ったことは質問をしましょう。
メモを書いただけで満足せず、出勤する前やトイレに行ったときなど、ふとした時に振り返ることがもちろん大切です。
同じミスを繰り返す
- この前も言われたのに、また同じことで注意されてしまった。
- 何回言われても覚えられないなんて、自分には保育士の仕事が向いていないんじゃないか。
先輩方から指導を受けるたびに、つい考えすぎて負のスパイラルにはまってしまう人も中にはいるでしょう。
でも大丈夫です。
そうやっていまあなたを指導してくれているその先生だって、幾度となくいろいろなミスをしてきています。
先輩たちの言い方も1回目より2回目、2回目より3回目と回を重ねるごとに厳しくなってきて、思い詰めてしまうかもしれません。
現在私も下の先生たちを指導する立場になりつつある中で、同じミスが起きないようにするにはどう声を掛けたらいいか、どう指導したらいいかを考えながら伝えるようにしています。
また私もそうなのですが、ミスをしてしまう時はなにかプライベートで心配なことがあったり、仕事でも悩んだり疲れていたりする時が多いように感じます。
休みの日や仕事の後でもいいのですが、自分なりのストレス発散方法を見つけてこまめに行いながらリフレッシュできるといいですね!
(私はついつい甘いものを買って帰ってしまいます)
ミスをしてしまったことを反省するのは良いことだとは思うのですが、「なぜこのようなミスが起きてしまったのか?」を考えることが大事だと私は思います。
「ミスをしてしまった、どうしよう」で落ち込むだけでは無くて、「ではなぜ起きたのか?どうすれば防げるのか?」まで一度考えてみると原因が見えてくるかもしれません。
仕事量が多くて手が回らない
保育の仕事は、子どもと関わることだけではないですよね。
月案、週案、日案、日誌、連絡帳、製作や行事の準備…。
初めてのことや慣れていないことばかりでなかなか効率的に進めるのは難しいと思います。
私は最初は連絡帳の練習から始めたのですが、先輩に添削をしていただきそれを修正する手間もあったためなかなか終わらず苦戦したのを覚えています。
こう言っては元も子もないかもしれないですが、こればっかりは「習うより慣れろ」な気がします。
連絡帳に関しては、私は毎朝先輩に、「今日は○○くんと○○ちゃんの連絡帳を書きます」と宣言して、積極的にその子たちとかかわれるようにしてもらっていました。
また一緒に組んでいる先輩だけでなく、いろいろな先生の連絡帳を読んで参考にしながら、「あ、この言い回し素敵だな」「この表現真似したいな」「こういう時はこうやって書けばいいんだな」と自分なりに気づいたことをメモに取ったりしていました。
日誌も、連絡帳も、あれもこれも…と一気に手を付けて混乱してしまうよりは、一つの書類をある程度書けるようになったらそれと並行してもう一つ別のものに挑戦してみる、という手もアリかと思います。
自分から先輩に「こんなやり方で進めてみたい」「こんなやり方をやってみたい」と相談したりアプローチしたりするのも、「お、この子やる気あるのね!」と思ってもらえるでしょう!
保護者対応の仕方が分からない
保護者との会話が弾まなかったり、緊張してしまってうまく話せなかったり…。
このご時世だとマスクをしていることもあって、保護者の顔と名前、保護者と子どもを一致させるのもなかなか大変ですよね。
私も新卒で入社した年がちょうどマスク生活がスタートしたところだったので、本当に苦労したのを覚えています。
まずは元気よく挨拶をすること!
これは大前提です。
自分が子どもを預ける立場なら、例えあまり知らない先生だったとしても「おはようございます!」「おかえりなさい!」などと笑顔で声をかけてくれたほうが嬉しいし、印象も良いですよね。
ケガや体調不良などについてはしっかりと丁寧にお話しすることがもちろん大切。
それ以外で私が特に大事にしたいなと感じるのは、その子が今日誰と何をして遊んだのか、どんなことを話していたのかなどのちょっとしたエピソードを、一言でもいいから自分の言葉で伝えることです。
最初のうちは難しいかもしれませんが、お迎えに来た時にちょっと一呼吸おいて、この子は何をしていたかなと思い出してみると良いです。
あとは、子どもについて保護者に質問するのもアリです!
例えば、「○○ちゃんってアンパンマン好きなんですか?今日ずっと遊びながらアンパンマンの歌うたってたんです!」…みたいな感じで。
こうしたちょこっとの配慮や声掛けで、この先生はうちの子を知ろうとしてくれてるんだなという安心感、信頼感につながっていきます。
顔と名前が覚えられない
大規模な園であればあるほど、これは大変ですよね。
まず優先すべきは自分のクラスの子たちの名前。
フリーの先生は、自分がお手伝いに入ることが多いクラスから覚えていきましょう。
私は最初に名前を覚えるときは、心の中でニックネームや覚えやすいフレーズを一緒につけていたりしました。
例えば、「恐竜大好き○○くん」とか、「髪の毛くるくる○○ちゃん」などです。
印象的な部分を紐づけてニックネームを付けると、何となく覚えやすい気がします。
幼児クラスさんや、お話が上手にできる子たちを覚えたいときには、子どもたちに手伝ってもらったりもしました。
- 「ねえ、あのピンクのお洋服の子お名前なんだっけ…?」
- 「ごめんね、先生まだ来たばっかりだからわからなくて。お名前聞いてもいいかな?」
すると喜んで自己紹介をしてくれたり、「あの子は○○ちゃんだよ!それであっちの子は…」とこちらから聞いていない子まで教えてくれたりします。
体調を崩す
1年目は毎日覚えることも多く、なにより子どもたちと全力で遊んでいるとなかなか疲れも取れないですよね。
また子どもが持っている菌やウイルスは強くて、大人の私たちが移されてしまうとなかなか治りにくいものです。
悪化してしまえば必然的に仕事を休むことになってしまいますし、それが続くと自分の中での葛藤や、また休んでしまった…という罪悪感を感じてしまう人もいると思います。
でも、そんなことを思っていても風邪はよくなりません。
なので私は体調が悪くお休みしてしまったときには割り切って、「なってしまったものはしょうがない。気合いで治すぞ!」と心に決めつつ、全力で休養を取るようにしています。
ずるずると長引いて何日も休みが続いてしまうほうが園に迷惑が掛かってしまいますものね。
保育士の1年目は大変!
保育士に限らず、どの職業にも大変なことというものは必ずあると思います。
保育士の皆さんは一体どんなことを大変だと感じるのか、調べてみました。
- 1度にたくさんの子どもを見て対応しなくてはならない
- 日々の保育業務の他に、行事前になるとより仕事が増えて手が回らず、残業が続いてしまう
- 女性が多い職場のため、人間関係がこじれやすい
- 書類がとにかく多い
- ピアノや制作物の準備を業務時間外で作らなくてはいけない
- 仕事量がこんなに多いのに給料が少なく、生活が苦しい
…などなど。
挙げだしたらキリがないほどなのでここまでにしておきますが、何より私が大変だ、不甲斐ない、悔しい…と感じるのはやはり、毎日子どもの尊い命を預かっているのに、お給料が低いという点です。
こんなに大変で頑張っているのに、給料日の通帳を見て「これだけ…?」となることもしばしばあります。
政府も保育士不足を問題として掲げて何やら動いてはいるようですが、一刻も早くまずは賃金を上げてくれることを祈るばかりですね…。
保育士1年目が心がけておくポイント
ここまでいろいろと話してきましたが実際まずどんなことに気を付けたらいいの?という方のために、心がけておきたいポイントを3つにまとめました。
報告、連絡、相談を怠らない
いわゆるホウレンソウと呼ばれるものです。
1年目の保育士にとってはこれが1番大事といっても過言ではないと思います。
私も何度「ホウレンソウができていない!」と怒られたことか…。
どんな些細なことでもいいのです。
例えば、保護者からの相談やクレームはもちろんのこと、受け入れ時に言われたお迎え時間の急遽の変更や、子どものちょっとした様子の変化など。
言わないで後で大変なことになるよりも、先に周りの先輩に伝えておいて、やっぱり何事もなかったとなるほうが圧倒的に良いです。
もらったアドバイスや、気づいたことはメモを取る
これは、保育士に限らずどの職種でも同じではないでしょうか。
目まぐるしく状況が変わり、書類や保育業務に追われる中で、言われたことをすべて頭で記憶しておくのは難しいと思います。
メモを取る時間も惜しいと思うかもしれませんが、ふとした時にまとめてでも良いので、振り返りながら書いておくと自分のためになりますよ。
子どもたち1人ひとりと向き合い、知っていく
大人も子どもも同じで、人はみんな1人ひとり性格も考え方も好きなものも感じ方も異なります。
そのため、子ども全員に同じ声掛けや同じ対応をするのではなく、その子に合わせて関わっていくことがとても重要になってきます。
毎日の保育の中で子どもをじっくりと観察し、一緒に遊び、たくさん会話をしていく中で、その子がどんな子なのかを知っていきましょう。
保育士1年目でどうしても辞めたくなったら
「もう無理だ、辞めたい」と挫折してしまうことは、誰しもあると思います。
でもそこで1度立ち止まって考えてみてほしいのです。
- 本当に『保育士』という仕事を辞めたいのか?
- 『子どもとかかわること』自体が嫌になってしまったのか?
- それとも、自分が置かれている職場が嫌になったのか?
もし、「子どもが好き」という気持ちがまだ少しでも残っているのならぜひ転職を考えてみてほしいと思います。
転職というとまた就活をして面接に行って…と大変なイメージを持つ方も多いでしょう。
そんな時は、保育士向けの転職サイトを使ってみるのが良いですよ。
自分の希望エリアやお給料、前の職場ではどんなことで困ったのか相談をすると、プロの方が調べていくつか案を出してくれたり、面接の日程までもアポイントを取ってくれたりするところもあります。
また、正社員にならなくても、保育園によってはパートやアルバイトを募集しているところがあります。
保育士や幼稚園教諭の資格を持っていると優遇されたり時給が上がったりするところもあるのでチェックしてみるのが吉です。
まとめ
- 「笑顔が素敵な、優しい保育士になりたい」
- 「子どもの”好き”を伸ばしてあげられる保育士になりたい」
- 「子どもの気持ちにしっかり寄り添ってあげられる保育士になりたい」
保育士になりたい理由や、どんな保育士になりたいのか、それは人それぞれみんな違うものだと思います。
どんな保育を目指すのか、どんなことに力を入れていきたいのか、園によって、先生によって方針もやり方も全く違います。
自分とは合わないなと感じる人や先生がいるのも、先輩と同じようにできないのも、辞めたいと思う気持ちだって、全部全部当たり前です。
自分だけだと思うと少し窮屈で後ろ向きにとらえてしまいがちですが、本当に全部ありふれたことなのです。
保育士さんは、悩んだ分だけ必ず成長すると私は思っています。
それだけ子どもたちのことや園のことを一生懸命考えてきたという証ですから。
無理はしすぎず、自分の心と体を1番に大切にしながら、やれるところまでやってみてほしいなと思います。
この記事を読んだ方の心のもやもやが、少しでも晴れていますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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