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インターネットで情報収集が出来る時代ですが、書籍での情報取集もオススメです。
インターネットでは膨大な情報が素早く確認できるメリットがありますが、欲しい情報にしか触れることができず、正確性・信憑性が不確かなものも多くあります。
その一方で書籍での情報収集は『誰が書いて、どの出版社が出版しているか』ということが明確に提示されているので、情報の正確性・信憑性は非常に高いと言えます。
また、1冊読むことで一連の流れが把握できたり、『そんなこともあったのか』と新たな視点を得ることができます。
ここでは、保育の本のオススメを紹介いたします。
保育の本・おすすめ
まず、保育を始める前にぜひ読んでいただきたい本を紹介します。
『保育で使える 文章の教科書』
著者:木梨 美奈子
出版社:つちや出版
発売日:2020年12月1日
指導案、連絡帳、おたよりなど文章を書く機会が非常に多いのが保育士の仕事です。
どんな文章が読みやすいのか、保育士の目線で紹介されています。
また書き方だけでなく、読みやすい見せ方や、着眼点も紹介されています。
『保育の現場ですぐに役立つ 保育士の基本スキル』
著者:橋本 圭介
出版社:秀和システム
発売日:2017年12月18日
「こんな時どうしたらいい?」という疑問に、ケーススタディを交えて対応方法が紹介されています。
新人保育士の疑問に先輩保育士からのアドバイスもたくさん掲載されています。
保育の本ランキング
保育の本ランキングをご紹介します。
第5位:発達が見える! 0.1.2歳児の指導計画と保育資料
0歳から2歳までの子どもの発達に応じた指導計画と保育資料の、CD-ROM付きの本です。
年齢別に分類された様々な活動や遊び、評価表や観察シートなど、実践的な資料が豊富です。
第4位:ちょっとした言葉かけで変わる 保護者支援の新ルール 10の原則
ちょっとした言葉かけで変わる 保護者支援の新ルール 10の原則 (ひろばブックス)
保護者とのコミュニケーションでの言葉かけのポイントを10個紹介した本です。
具体的な例文やシチュエーションを交えて、信頼関係を築くための言葉かけのコツを学ぶことができます。
第3位:保育者のための心の仕組みを知る本 ストレスを活かす 心を守る
心理学の基礎知識や心理的なメカニズムを分かりやすく説明した本です。
ストレスや感情のコントロール、自己肯定感やコミュニケーションなど、自分自身や他者との関係を良くするためのヒントが満載です。
第2位:発達がわかれば 子どもが見える ~0歳から就学までの目からウロコの保育実践~
0歳から就学までの子どもの発達段階や特徴を具体的な事例や写真で紹介した本です。
子どもの気持ちや行動を理解し、適切な指導や関わり方を考えたい保育士さんにおすすめです。
第1位:保育士・幼稚園教諭のための保護者支援 ~保育ソーシャルワークで学ぶ相談支援~
保育ソーシャルワークの考え方や方法をわかりやすく解説した本です。
保護者との関係づくりや相談支援のスキルを身につけたい保育士さんにおすすめです。
ランキングには入っていませんが、宮口幸治さんのシリーズも高く評価されています。
保育現場で困っている子どもたちに寄り添う方法や、境界知能という概念について学ぶことができる本です。
『境界知能とグレーゾーンの子どもたち』
『困っている子を見逃すな マンガでわかる境界知能とグレーゾーンの子どもたち2』
マンガ版が読みやすくておすすめです!
0歳児保育の本・おすすめ
0歳児保育におすすめの本をご紹介します。
『子どもと保育 改訂版 0歳児』
著者:大阪保育研究所
編集:秋葉 英則
出版社:かもがわ出版
発売日:2011年8月
0歳児の発達、指導案、保育内容、環境構成など理論と実践の統一を目指す、0歳児担任必読の1冊です。
1歳児保育の本・おすすめ
1歳児保育におすすめの本をご紹介します。
『1歳児のすべてがわかる!保育力がグーンとアップする生活・遊び・環境づくりの完全ナビ』
著者・編集:網野武博・阿部和子
出版社:明治図書出版
発売日:2013年9月12日
自己主張が強くなり、大きな成長を見せる1歳児。
心身の発達、遊び、生活の自立など幅広い視点の本です。
2歳児保育の本・おすすめ
『0・1・2歳児保育 「あたりまえ」を見直したら保育はもっとよくなる!―足立区立園の保育の質が上がってきた理由』
著者:足立区教育委員会就学前教育推進担当
編集:伊瀬 玲奈
出版社:学研教育みらい
発売日:2018年3月13日
保育中の「あたりまえ」は本当に必要なことなのか、目からうろこの1冊です。
私もこの本は繰り返し読み、職員会議でも見直しのポイントとして何度も挙げました。
「こんな考え方もあるのか」「こういう方法があるのか」と新しい発見がたくさんできるオススメの本です。
3歳児保育の本・おすすめ
3歳児保育におすすめの本をご紹介します。
『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 3歳 〜 12歳 の子ども対象』
著者:島村 華子
出版社:デイスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2020年4月17日
日本人に多いと言われる『自己肯定感の低い子ども』は、謙遜文化における『ほめ不足』ではなく、『非効率的なほめ方・叱り方』が原因かもしれません。
エビデンスに基づくほめ方・叱り方という「声掛け」に落とし込んだ、最新の革新的な保育メソッドです。
4歳児保育の本・おすすめ
4歳児保育におすすめの本をご紹介します。
『非認知能力が育つ 3~6歳児あそび図鑑』
著者:原坂 一郎
出版社:2020年7月17日
発売日:池田書店
世界が注目する「非認知能力」を育む遊びを100以上紹介しています。
意欲、粘り強さ、社交性、自制心などを保育園でも出来るたくさんの遊びが紹介された1冊です。
5歳児保育の本・おすすめ
年長の保育におすすめの本をご紹介します。
『思いをつなぐ 保育の環境構成 4・5歳児クラス編 ~遊びを広げて学びに変える 』
著者:宮里 暁美、文京区立お茶の水女子大学こども園
出版社:中央法規出版
発売日:2020年3月1日
環境に子どもを当てはめず、子どもの思いや動きを形にするために環境を整えるという考え方の本です。
場を作る、遊びを作る、探求するという思慮深い面も出てくる年齢に大切にしたい内容です。
乳児保育の本・おすすめ
乳児保育におすすめの本をご紹介します。
『日本が誇る! ていねいな保育: 0・1・2歳児クラスの現場から』
著者:大豆生田 啓友、おおえだ けいこ
出版社:小学館
発売日:2019年6月27日
20ほどの保育園・こども園を取材し、「ていねいな保育」を取り上げています。
基本・生活・遊び・支える活動と4つの視点から「ていねいな保育」を分析しています。
発達障害の保育の本・おすすめ
発達障害の保育におすすめの本をご紹介します。
『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』
著者:shizu、平岩 幹男
出版社:講談社
発売日:2013年12月11日
目が合わない、言葉での反応がない、どう関わっていいか分からない時に『適切な言葉かけ』で発達障害の子が大きく伸び、簡単な遊びで心を開く手助けができることが書かれています。
ABA(応用行動分析)を利用した言葉かけが印象的な1冊です。
気になる子の保育の本・おすすめ
気になる子の保育におすすめの本をご紹介します。
『気になる子の本当の発達支援』
著者:市川 奈緒子
出版社:風鳴舎; 第1版
発売日:2017年8月3日
アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害の子ともたちとのかかわり方、診断はされていないけれど『気になる子』は1人ひとり違った個性を持っています。
こういう時はこうすべき、という単純なマニュアルはありません。
保育士、幼稚園教諭のための『本当の発達支援』が分かる本です。
病児保育の本・おすすめ
病児保育におすすめの本をご紹介します。
『病児保育・事例から学ぶこと』
著者:池田 奈緒子
出版社:芦書房
発売日:2017年8月1日
病児保育施設の園長先生が書いた本。
病児保育施設での保育、保育目標と看護目標、食事の提供、事故防止対策など病児保育ならではの保育にまつわることがたくさん書かれています。
病児保育施設で働いていなくても、保育に携わっている人は知っておくべき1冊です。
保育士のスキルアップ本
保育士のスキルアップにおすすめの本をご紹介します。
「子ども主体の協同的な学び」が生まれる保育
主体的な保育を実践するための教科書のような本です。
子どもが自ら考えて行動する力を育てるために必要な保育者の関わり方や環境づくりなどを解説しています。
キッズアプローチ 子ども主体の保育 ~生きる力・非認知能力を育てる
保育の運営会社であるキッズアコーポレーションの社長が実践している子ども主体の保育について紹介した本です。
生きる力や非認知能力を高めるために必要な子どもと保育者の関係性やあそびの工夫などが書かれています。
まとめ
保育現場で役立つ本を紹介しました。
手に取っていただくと、「そんな考え方もあるのか」「そんな方法もあるのか」「明日の保育で取り入れてみよう」と思える内容ばかりです。
しかし目を向けるのは本の中ではなく、目の前の子どもたちです。
本の内容は、正しい情報が提示されていますが、目の前の子どもにとっての『正解』が書かれているとは限りません。
『本ではこう書いてあったのに上手くいかない』と感じることもあるかもしれません
そんな時はまず目の前の子どもたちをしっかりと見て、内容を少し変えてみる、伝え方や環境を変えてみるということも必要な工夫です。
ぜひ、これからの保育がより豊かになるように、本を読む時間を作ってはいかがでしょうか。