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保育園、幼稚園での大きな行事の一つである発表会。
毎年、先生方はどんな劇にしようかなど、考えながら進めています。
年齢に合った内容、人数に応じた役の数など、様々な要素を踏まえながら劇を選択します。
実際に劇を考えていくとなると、何にすれば良いか悩んでしまうと思います。
子ども達の興味、関心に合う物が一番ですが、どのような作品があるのでしょうか。
今回、本記事では、年長の発表会でどのような題材を劇に取り入れていけば良いのかお伝えしていきます。
年長の発表会の劇・おすすめ
発表会でおすすめの劇からご紹介します。
私が年長児におすすめする劇は「スイミー」です。
小さな魚達が力を合わせて、大きな魚に負けないように広い海を泳いでいくという物語。
登場する生き物も魚だけでなく、クラゲや伊勢海老、イソギンチャクなどがいて、子ども達の想像力も広がるような内容となっています。
また、保護者も一度は読んだことのある絵本が題材になっているので、懐かしさも感じながら見る方も楽しめます。
年長の劇では子ども達自身で力を合わせることが大きなねらいとなります。
絵本の内容とねらいが重なるのでおすすめです。
劇の台本・楽譜も販売されているので、取り組みやすいですよ!
年長の発表会の劇・題材
年長の発表会を進めていく上でどのような題材があるのでしょうか?
ここでは日本と海外のお話や物語の二つに分けて紹介していきます。
日本のお話
日本の昔話には様々な物があります。
例えば竹取物語。
かぐや姫とも呼ばれ親しまれている物語。
お姫様が出てくるお話なので、女の子達は大喜びで演じるでしょう。
着物を着て演じることで、日本の古き良き伝統や雰囲気を感じられます。
かぐや姫の結婚が大きな内容となります。
年長になれば話の意味も分かってくるので、より良い劇が作れるでしょう。
海外のお話
海外にも様々な昔話や物語があります。
例えば孫悟空。
この名前を聞くと、子ども達は「ドラゴンボール」を想像してしまうかもしれません。
三蔵法師のお供をしながら、悪い敵を倒していくシーンもあるので盛り上がること間違いなし。
西遊記は非常に長い物語なので、場面を切り取って演じていくのが良いと思います。
孫悟空の誕生シーンも面白いですが、「金角、銀角」「火焔山」の話もあるので、どの場面を劇にするかを子供達と話し合いながら進めていく楽しさもあります。
この他にも題材となる物語はたくさんありますので、読み進めていくのが良いでしょう。
年長の発表会の劇・感動
保育園、幼稚園生活最後の発表会。
保護者を感動させたいという思いも出てくるでしょう。
どんな内容の劇でも、子ども達が一生懸命演じる姿は涙なしでは見られません。
そこに感動する内容が加わることでさらに感動できるものになります。
年長が演じられる劇で特に感動するものをご紹介します。
「ともだちや」という絵本です。
ある1匹の寂しがりやのキツネが商売として「ともだちや」を始めます。
その中でオオカミと出会い、一緒に過ごしていくうちに本当の友達を見つけていくお話です。
この本では「大切な友達はお金では買えない」ということを教えてくれます。
年長になり、友だちとの関わりが広がってくる中で、友達の大切さを改めて感じさせてくれるので、見ている大人達にとっても考えさせられる作品です。
劇を最後まで見た後には、心が温かくなり感動していることでしょう。
年長の発表会の劇・オズの魔法使い
年長の発表会でよく使われているのは「オズの魔法使い」。
この作品は、昔から親しまれているアメリカの児童文学作品です。
竜巻によって東の国まで飛ばされてしまったドロシー。
故郷に帰るためにオズの魔法使いにお願いをします。
仲間と一緒に西の魔女を倒すという内容が、年長の子ども達にぴったりですね。
様々な登場人物がいることで配役も決めやすいので人数の多いクラスにもおすすめです。
5歳児の発表会の劇・絵本
劇の題材を決める時、普段子ども達に読んであげている絵本を題材にすることが多いでしょう。
ここでは絵本の中からおすすめをいくつか紹介します。
桃太郎
昔話の定番の物語。
ももたろうが鬼退治をするというお話で、様々な動物、きびだんごなど、面白くわかりやすい内容です。
5歳児が演じる時には、鬼役も子ども達が演じられるようにすることで、劇が盛り上がると思います。
かさじぞう
こちらも馴染みのある昔話。
心優しいお爺さんが、お地蔵さんに笠をかけてあげると、お礼にお地蔵さんがご馳走を届けてくれるという話です。
内容はとても簡単なので、年長向けではないのではと思う方もいるかもしれませんが、シンプルだからこそ登場人物の心境等を考えなければなりません。
アレンジもしやすい作品となっているので、子ども達と一緒に作り上げていくにはとても良いでしょう。
年長の発表会でおすすめの絵本はどちらも昔話でした。
昔ながらのお話を絵本や発表会を通じて繋いでいくことがとても大事だと思います。
5歳児の発表会の劇・ディズニー
最後に紹介するのはみんな大好きなディズニーです。
ディズニー作品にも劇にぴったりのお話がありますよ。
それは「ピーターパン」です。
ピーターパンの内容は、ディズニー映画と原作とでは内容が少し違います。
劇の台本は原作に基づいて作られているので、原作を読んであげながら劇を進めていくのが良いでしょう。
ディズニーは衣装も華やかで、どの役を選んでも劇を楽しむことができるのでおすすめです。
また、プリンセスが登場するお話も子ども達、特に女の子達には人気です。
歌や踊りをたくさん取り入れながら取り組んでみてください。
まとめ
ここまで、様々な題材を紹介してきました。
子ども達が楽しめるような題材がたくさんありましたね。
- スイミー
- かぐや姫
- 西遊記
- ともだちや
- オズの魔法使い
- 桃太郎
- かさじぞう
- ピーターパン
年長の発表会に共通するのは、どれも仲間と共に目標に向かって立ち向かうことでしょう。
発表会の劇も話し合いを重ねながら進めていき作り上げていきます。
子どもたち同士で話し合い、どのようにしていくか決めることで子どもたちの成長に繋がります。
保育園、幼稚園生活最後の発表会が子どもたちにとっても保護者にとっても良いものとなることを願います。