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保育園や幼稚園での定番の運動遊びといえば、サーキット遊びです。
サーキット遊びには様々な種類があるため、色々な運動経験を積むことができます。
一人一人得意不得意がありますが、サーキット遊びにすることで全員が楽しめる内容にすることができるのもメリットです。
本記事では、年齢別のサーキット遊びの種類をご紹介します。
サーキット遊びの種類
まずはサーキット遊びの種類をご紹介します。
様々な用具を使って遊ぶことができますよ!
フラフープ
手に持ってくぐったり、並べてジャンプなど様々な遊び方ができます。
電車ごっこなども子どもたちにはとても人気で、誰かがやり始めるとどんどん子どもたちが集まってきます。
跳び箱
跳び箱の上に乗ってジャンプをしたり、マットと組み合わせて山を作ったりして遊ぶことができます。
年齢が上がるにつれて、開脚跳びなどにもチャレンジしても良いでしょう。
トンネル
ハイハイでなければ進めないので、腕で体を支える必要があります。
小さい子にも大きい子にも必要な動きを経験できます。
三角コーン
ジグザク走り、ジャンプ、コーンを頭に乗せて歩くなど、バリエーション豊かに遊ぶことができます。
サイズも様々なので、用途に応じて使い分けができます。
平均台
バランス感覚を養うのに最適な平均台。
小さい子どもには手を添えながら進め、徐々に手を離して自分で歩けるようにしていきます。
跳び箱の上に乗せることで、傾斜をつけ難易度を上げることもできます。
このように様々な用具を使ってサーキット遊びができることをお分かりいただけたかと思います。
他にも年齢ごとに使える道具がありますので、次項から詳しく説明していきますね。
サーキット遊び・0歳児
0歳児のサーキット遊びは歩ける子が少なく、ほとんどの子がハイハイ等をしています。
ハイハイで楽しめるサーキット遊びを紹介します。
マット
マットを敷いてハイハイを楽しんだり、丸めたマットを下に敷いて、傾斜や山にしたりすることで、様々なバリエーションのハイハイを楽しめます。
トンネル
最初のうちはトンネルに入ることに抵抗を示す子もいるかもしれません。
一緒に遊んであげながら慣れていけるようにしましょう。
0歳児はたくさんの種類を一度に出すというよりは、数を限定してコーナーを作るのが良いと思います。
子ども一人一人に合わせて、一緒に遊んだり見守ったりしてください。
サーキット遊び・1歳児
1歳児のサーキット遊びは0歳児で行ったものをベースに少しレベルアップさせましょう。
ハイハイだけでなく、歩いて行えるものも取り入れていくと良いです。
風船
子どもたちは風船が大好きなので、風船を吊るしてジャンプしたり触ったりできるようにするのも楽しいです。
風船が頭上にあることで顔が上がり、少しバランスがとりにくくなります。
子どもにとっては良い運動になります。
マット
横になってゴロゴロと転がるだけでも子どもにとっては良い運動となります。
「コロコロー」と押してあげるのも楽しいです。
1歳児になると歩ける子が増えてきます。
歩いても楽しめる、ハイハイでも楽しめるものをたくさん用意して、体を動かしていきましょう。
2歳児のサーキット遊びの種類
2歳児になると歩行も安定し、遊びのバリエーションを広げられます。
2歳児でのサーキット遊びにはどのような種類があるのでしょうか?
マット
横になって転がるだけなく、前転も補助付きで行えるようになります。
小さいうちに回転する感覚を掴んでおくことはとても大切です。
平均台
最初は怖がる子も多いと思いますが、手を添えてあげることでできるようになってきます。
高さに恐怖心がある子には、平均台の上を歩くのではなく、床にテープなどで直線を引いて、その上を歩くようにすることでバランス遊びになります。
「線から落ちるとワニさんに食べられるよ」などとゲーム感覚で楽しむのもおすすめです。
フラフープ
2歳児になると少しずつジャンプも上手になっていますので、フラフープを置いてジャンプできるコーナーもあると盛り上がります。
2歳児は動きが安定してくることで、動きの基礎を身につけられるようになってきます。
サーキット遊び・3歳児
3歳児なるとやりたい、やりたくないがはっきりしてくるので、様々なコーナを用意すると子どもたちが楽しめます。
2歳児同様に動きの基礎となる遊びを多く取り入れましょう。
跳び箱
いくつか高さを用意して、登ってジャンプします。
自分で難易度を選択できるようにすることで、慣れてきた子が難しいことにチャレンジしようとします。
平均台
年少頃になると経験のある子は怖がらずに渡り切ることができるようになります。
ゴール付近でタンバリンにタッチできるようにすることで目標ができ頑張る力に繋がります。
マット
前転も上手になってきます。
両手をマットにしっかりとついてから始めましょう。
頭頂部ではなく、後頭部をマットに付けるように回るのがコツです。
サーキット遊び・4歳児
4歳児になると様々な動きを楽しめるようになります。
少しレベルアップして難しい動きにもチャレンジしていきましょう。
フラフープ
ケンパやジャンプなどをしてみましょう。
初めは好きなようにジャンプします。
少し慣れてきたら、先生の真似をしてジャンプしたりケンパしたりできるようにします。
ケンケンパが苦手な子もいるかもしれないので、手を添えたりやり方を見せたりしながら繰り返し取り組んでいきましょう。
トンネル
4歳児になってもハイハイなど、手で体を支える動きには取り組んでいきたいです。
体を腕で支えることは体の成長しきっていないこの段階にたくさん経験させましょう。
三角コーン
年中児なると少し高さのあるものもジャンプできるようになります。
三角コーンを棒で繋いでその上をジャンプします。
両足ジャンプ、片足ジャンプ、走りながらのジャンプなど様々なジャンプをしてみましょう。
サーキット遊び・5歳児
5歳児はたくさんのコーナーを用意しながら、より難しい動きにもチャレンジ。
その中でも基本は忘れずに取り入れていきましょう。
跳び箱
開脚とびや登ってジャンプなど子どもが自分で選択して遊ぶことができるようにしていきましょう。
開脚とびの際には、両足で踏み切ることと手を遠くにつけることを意識させましょう。
怪我の防止にも繋がります。
平均台
ほとんどの子が自分で渡り切ることができるのではないでしょうか?
できる子には傾斜をつけ、難しい子は高さを調節してあげることでバランスをとる動きを経験することができます。
マット
5歳児になったからこそ、全身を使ってマット遊びを楽しみましょう。
寝転がってコロコロ転がる動きも意外に難しいものです。
真っ直ぐ転がることを意識させましょう。
前転ではしっかりと反動をつけて転がり、転がった後には起き上がれるように知らせます。
年長児はできることも増えてきますので、自分でどれをやりたいのか選択できるように一つのコーナーにバリエーションを持たせましょう。
自分で選択できるようにすることで、やらされるのではなく、主体的に取り組むことができるようになるでしょう。
ポイントと注意点
サーキット遊びをするときに意識するポイントと注意点があります。
ポイント
- 事前にどんなサーキットをするか考えておき、一度に全部用意するのではなく、少しずつ増やしていく(子どもたちが飽きてしまうことを防ぐ)
- サーキットの流れがスムーズになるように場所の配置をする。
- コーナーによっては人気のないところも出てくるかもしれないので、子どもたちの姿に応じて内容を変更していく。
注意点
- 跳び箱、平均台など、重さのある用具を使用することもあるので、安全対策でマットを敷く。
- 遊び慣れてきた頃に怪我が起きることが多いので、ふざけて遊ばないように配慮する。
- 動きに個人差があるので、個人の能力や興味に応じて遊びの設定をしていく。
このようにサーキット遊びは色々な遊びを一度に行うので、怪我に関しては十分に気をつけていきたいところです。
安全に楽しく遊ぶことが非常に大切です。
まとめ
これまでサーキット遊びの種類を説明してきました。
使っている道具はあまり変わらないのではないかと思います。
一つの道具で、様々な遊びを構成できることがお分かりいただけましたか?
子どもたちがたくさんの動きをサーキット遊びの中で経験することができるようにバリエーションを意識してサーキット遊びをしていくことが必要だと思います。
子どもたちにどんな動きを経験させたいか、どのようにしたら楽しく体を動かすことができるかを考えながら行っていきましょう。