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夏祭りの出店やお店屋さんごっこが行われる園、多いですよね。
『何屋さんをしようか』と考えたときの候補として、クレープ屋さんがあがることが多いでしょう。
クレープ屋さんは見た目も華やかで、具材を工夫することで楽しい空間を作ることができます。
クレープの様々な作り方、お店屋さんごっこをするときの準備などをご紹介します。
保育園のお店屋さんごっこ・クレープ
お店屋さんごっこにはさまざまなねらいがあり、商品やお金に興味を持つきっかけともなる、大切な行事の1つです。
幼児組であれば、何屋さんを作りたいか自分たちで考えることも楽しいでしょう。
クレープ屋さんは、保育園のお店屋さんごっこで候補に挙がりやすいお店の1つです。
食べたことのある子も多く、『かわいくておいしい』と子どもたちのイメージに残りやすいです。
また、実際の店舗では目の前で店員さんが生地を焼き、具材を乗せて丸め、包み紙に入れてもらい受け取ります。
『やってみたい』という意欲が掻き立てられる子も多いでしょう。
そんなお店を自分たちで作ることができるのは、とても魅力的です。
クレープ製作から楽しんでできるように、年齢に応じた製作方法を選択してください。
お店屋さんごっこ・クレープの作り方
クレープの作り方は大きく分けて3つになります。
画用紙(平面)・立体・フェルトです。
子どもたちがフェルトで製作することは難しいので、画用紙か立体を選ぶといいでしょう。
乳児クラスの玩具として保育士がフェルトで作る場合は、具材の大きさに留意して、誤飲が起こらないように十分注意しましょう。
クレープ製作・画用紙
画用紙でのクレープ製作をご紹介します。
用意するもの
- クレープの生地となる画用紙(クリーム色がオススメです)
- 具材を作る画用紙
- 折り紙(模様付きがオススメです)
- のり
- はさみ
作り方
- 生地となる画用紙を、直径20cmほどの円に切る
- 両端を中心に向けて折る
- ホイップや果物などの具材を画用紙で切る
- 生地の画用紙に具材を貼る
※折り曲げた時に見えるように、生地の上のほうに貼りましょう。 - 折り紙をクレープの包み紙に見立て、クレープに巻きながら貼る
※巻き終わりがクレープの裏側になるようにすると、キレイに作れます。
オススメの具材
- ホイップ
- イチゴ
- ブドウ
- オレンジ
- バナナ
- キウイ
- パイナップル
- ウインナー
- ツナ
- レタス
クレープ製作・立体
立体のクレープ製作をご紹介します。
用意するもの
- 紙皿 1枚
- お花紙(黄色) 2枚
- 様々な色の画用紙・折り紙
- 綿
- コットン
- のり
- はさみ
- マーカー
作り方
- 紙皿の両面に、黄色のお花紙を貼る
- お花紙を貼った紙皿の両端を中心にむかって折り、クレープの形を作る
- 画用紙・折り紙・コットン・綿で具材を作る
乳児:折り紙を好きなように丸めたり、折ったりする
幼児:コットンの周りに画用紙や折り紙を巻き、立体の具材を作る。
マーカーで具材の模様や、種を描くとより本格的になる - 折り紙を円錐に丸め、セロハンテープで止めてクレープを包む紙を作る
※難しい場合もあるので、必要に応じて援助する - クレープの皮に具材を乗せ、畳むように包む
綿を生クリームに見立てるとより本格的になる - クレープを包む紙の中に入れて完成!
クレープの皮作りは、5歳児クラスでは折り紙でちぎり絵をすると、年齢に応じた製作になります。
折り紙の色を1色ではなく、黄色とクリーム色の2色を用意し、好きなように貼っていくとそれぞれの個性が出て、より楽しい作品となります。
クレープの折り紙・簡単
クリーム色の折り紙を円錐に丸める、またはクレープのように折るだけで、簡単なクレープ生地が作れます。
幼児クラスでは、作り方を教えなくても『クレープを作ってみよう』と伝えると、子ども自身が作り方を考え、工夫して作ることもできます。
具材には画用紙、折り紙、お花紙を何色も用意すると、想像力を働かせ、個性豊かなクレープが出来上がります。
はさみを使用するときは注意深く見守っていただきたいですが、それ以外の時は子どもの作りたいように作ってみると、製作への満足度も高く楽しい時間となるでしょう。
クレープの包み紙の折り方
包み紙は画用紙、折り紙、フェルト、ワックスペーパーで作ることができます。
模様のついている折り紙は、100円ショップにも様々な絵柄があります。
ワックスペーパーよりも単価が安く、実際に売られているクレープに見えるのでオススメです。
作り方は簡単です。
円すいを作り、セロハンテープで止めるだけです。
大人が作るのであれば、セロハンテープを内側から止めるなどすれば、作品としてのクオリティーも上がります。
クレープ屋さんごっこ・フェルト
フェルトを使ってのクレープ屋さんごっこについてご紹介します。
用意するもの
- フェルト(白・クリーム・具材に必要な色)
- 綿
- 糸
- はさみ
- 針
- チャコペン
作り方
- クリーム色のフェルトに直径14cm程度の円を描き、はさみで切る
※コンパスを使ってももちろんいいですが、お皿やフライパンなどを使うと、とても簡単です。
大きさは目安なので、多少の前後は問題ありません。 - 具材を作る
イチゴ・オレンジ・キウイ・バナナ・アイス・クッキー・ゆで卵・ハム・レタスなど - フェルトを半円に切り、円錐を作り縫って止める(包み紙)
- クレープ生地に、具材を包む
生地の上に白や茶色のフェルトを乗せるとクリームに見え、本格的になる - クレープを包み紙の中に入れて完成!
クレープ屋さんのごっこ遊び
クレープをたくさん作るとごっこ遊びに発展します。
お店屋さん役の子は、エプロンやバンダナを着用すると子どもたちはお店屋さんになりきり、ごっこ遊びを楽しめます。
お客さん役の子は、お金を用意すると本格的な買い物ごっこができます。
乳児クラスは先生が用意、またはブロックなどをお金に見立ててもいいでしょう。
幼児クラスは自分でお金を用意すると、お金にも興味を持つことができます。
5歳児がお店屋さんとなる時は、完成したクレープだけではなく、具材をたくさん用意して本物のクレープ屋さんのように、注文が入ってから具合を包むと満足度がより高くなります。
お店の準備は、机の上にクレープを並べるだけでもいいですが、机に不織布や布を敷くとより本格的なお店になります。
無地でももちろんかわいいですが、チェック柄などがあると雰囲気作りがしやすいです。
お店屋さんごっこは、お店屋さん役もお客さん役もどちらも満足できる遊びとなります。
- 自分たちで商品を用意する
- 買いに来てくれるお客さんがいる
- 本当に買い物をしているような雰囲気を味わうことができる など
一定の時間が過ぎたら、役割を交換するとより楽しめますよ!
まとめ
保育園でのクレープ屋さんごっこ遊び、クレープの作り方を紹介しました。
クレープは子どもにとって魅力的な食べ物の1つで、そのお店屋さんになれるということは、とてもうれしいことなのです。
製作段階から子どもたちと一緒に楽しんでくださいね。