保育士の男女比率2024!男性保育士の給料・年収や人数の推移も紹介! - 花ママの便利帳

保育士の男女比率2024!男性保育士の給料・年収や人数の推移も紹介!

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近年、増加傾向にある男性保育士。

一昔前までは、男性保育士というと物珍しい目で見られたかもしれません。

しかし昨今、SNSで男性保育士が子ども達との日常を発信したところ、大きな話題となり、書籍化もされました。

そのことで一気に男性保育士に注目が集まり、男性保育士を目指す人も増えたと言われています。

2024年時点で男性保育士がどれくらいいるのか、男女比率はどの程度なのかについて解説します。

併せて男性保育士の給料・年収についてもご紹介します!

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保育士の男女比率2024

年々、男性保育士の認知度が上がってきていることは事実です。

しかし、実はまだまだ男性保育士の割合は少ないです。

 

国勢調査のデータによると、働いている保育士全体に占める男性保育士の割合は一桁台なのが現状です。

令和の時代になっても、保育士の世界はまだまだ女性の職場であることが分かります。

 

しかし、5年ごとに行われる国勢調査の結果を見ると、男性保育士の比率は確実に上がっているのです。

 

【保育士の総数と男性の割合 】

    年

総数(人)

男性(人)

割合(%)

1995年

305,090

  2,515

    0.82

2000年

361,488

  4,666

    1.29

2005年

419,296

  9,277

    2.21

2010年

481,500

  12,100

    2.51

2015年

542,600

  15,980

    2.94

*出典:1995年~2015年の国勢調査より

 

2020年4月に厚生労働省が行った調査では、保育士の登録者数の男女比率は下記のように示されています。

保育士数

  割合

  女性

1,583,219人

  95%

  男性

82,330人

    5%

*出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」

 

  • 女性の保育士は、全体の約95%
  • 男性保育士が全体の約5%

となっています。

 

統計によると、男性保育士は明らかに増加傾向にあるといえるでしょう。

1%未満だった1995年や、1%台だった2000年から見ると、現在は約5倍に伸びています。

2023年時点では、更に増えている可能性も高いと考えられます。

 

しかし、現在も男女比率に大きな偏りが見られるのが現状のようです。

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男性保育士の給料・年収

男性保育士は体力面でも頼もしく、出産などの影響を受けずに働くことができます。

しかし、男性保育士もいずれは結婚し、家族を養う立場になるでしょう。

 

一般的に、保育士の給料は安いと言われています。

男性が保育士という職業を選ぶ際に、一番気になるのは収入面ではないでしょうか。

 

厚生労働省による、2019年度「賃金構造基本統計調査」によると、保育士の全年齢平均の給料や年収は以下のようになります。

 

【平均給与(月額)】

男性保育士 約26万3900円

女性保育士 約24万3500円

 

【平均年収(賞与含む)】

男性保育士 約389万円

女性保育士 約362万円

*出典:出典:保育士登録者数等(男女別)/厚生労働省

 

平均月収や年収を比較すると、男性保育士の方が女性保育士よりもやや高い傾向があります。

勤続年数や年齢によって前後するものの、全体的に年々上昇傾向にあるようです。

 

さらに、全国のサラリーマンの平均年収と比べてみましょう。

国税庁の調査による全国の会社員の平均年収は下記の通りです。

《会社員の平均年収》

全体:​432万2000円

男性:531万5000円

女性:287万円

*出典:国税庁「民間給与実態統計調査」の第4表事業規模別及び給与階級別の総括表(続)

 

この金額から税金や社会保険料が2割ほど差し引かれるので、手取り収入はおよそ350万円となります。

こちらは「全年代の平均」であり、役員なども調査の対象となっています。

 

ちなみに年代別の会社員の平均年収は、下記の通りです。

  • 20代:348万円
  • 30代:444万円
  • 40代:510万円
  • 50代以上:613万円

 

年収分布のデータを見ると、すべての年代で最も割合が高かったのは「300万円~400万円未満」です。

保育士の平均年収も、まさにこのラインに入っていますね。

 

各世代で最も割合が高かったのは、

  • 20代「300万円未満」
  • 30代、40代、50代以上「400万円~500万円未満」

となっています。

 

保育士も勤続年数とともに年収はアップします。

一例として、東京都練馬区の公立保育士の給与を見てみましょう。

  • 平均年齢 46歳。
  • 月給 32万1,920円
  • 賞与 184万円
  • 年収 682万円

*出典:練馬区「職員数や給与の状況」

 

平均年齢が46歳であることを考えると、保育士は長く続けることにより、サラリーマンの平均年収を上回ることも可能です。

公立保育園は年収が高く、私立保育園でも「主任・園長」になることで、高い年収を望めます。

 

収入面を気にして男性保育士になることを迷っている方や、このまま続けるか悩んでいる男性保育士もいます。

そのような男性保育士には、公立保育園の採用試験を受けるか、私立保育園でキャリアアップする道をおすすめします。

 

公立保育園の保育士になるためには、公務員試験に合格する必要があります。

倍率が高いため、しっかりと試験勉強をする必要があります。

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収入面だけでなく、やりがいを感じて保育士の仕事を選ぶ男性保育士もたくさんいます。

私自身が勤務していた認可保育園にも、男性保育士は2名いました。

うち1名の男性保育士は、同業者である保育士と結婚し、今でもご夫婦共働きで保育士を続けています。

我が子の子育ても楽しくて仕方ないと言っていました。

 

保育士は国家資格であり、不景気やコロナ禍に左右されることなく、常に求人も多い職業です。

そう考えると、むしろ安定性のある仕事でもあるかもしれません。

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保育士の人数の推移

上記にて男性保育士の比率が年々高くなっていることを解説しました。

 

では、人手不足が深刻と言われる保育士の人数自体はどう推移しているのでしょうか。

    年 総数(人)
1995年 305,090
2000年 361,488
2005年 419,296
2010年 481,500
2015年 542,600

こちらは上記の項目でも紹介した保育士の総数ですが、年々保育士自体も増えていることが分かります。

保育士も保育園も増えているのに、なぜ待機児童の問題があるの?と思うかもしれません。

 

それは、保育園を増やせば増やすほど入園希望者も増え、「いたちごっこ」の状態が生じているためと言われています。

「近所に新しい綺麗な保育園ができた!ならば子どもを預けて働こうかな」という心理が働くことが影響しています。

 

年々保育士が増えていても、人手不足の問題はいまだに深刻です。

特に出産・子育てを機に退職した潜在保育士の問題が大きいとも言われています。

出産により就労の形態が影響されない男性保育士の存在は、今、とても貴重な人手でもあるとのことです。

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まとめ

今回は、男性保育士の比率や給与について解説しました。

2020年の時点で男性保育士の比率は5%ですが、今後ますます増えていくことが見込まれます。

 

5%という数字を「少ない」と感じた方も多いかもしれません。

しかし、長く保育の現場にいる保育士としては「ずいぶん増えた」というのが正直な感想です。

 

男性保育士は体力面だけではなく、男児のトイレトレーニングや体を使う遊びなど「とても助かる」存在です。

「不審者対応」の避難訓練などでも、不審者を食い止める・追い払うという役を任されがちです。

毎回子ども達から「◯◯先生が悪い人を退治してくれた」と、ヒーロー的な存在になります。

 

保育園に通う年代の子どもはヒーローが大好きですね。

まだ数が少ないこともあり、男性保育士は子どもから絶大な人気を集めたり、保護者から応援してもらえたりもします。

子どもが好きな男性にとっては、男性保育士という職業は天職になるかもしれません。

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