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- 「新年度初のお便り、書き出しが分からない」
- 「クラスだよりは、いつも書き始めで苦しむ」
- 「お便りの担当になると憂鬱…」
クラスだよりは、保護者に向けて担任から直接メッセージを届ける大切な手段です。
新年度が始まって最初のクラスだよりを、どう書き始めたら良いのか悩む先生も多いでしょう。
クラスだよりに関する悩みを解消するために、以下の内容を解説していきます。
- 担任挨拶
- 年齢ごとの例文
- おたよりのネタ
- お願い事項
- 締めの言葉
保育士としての経験をふまえて、具体的な例文を多く掲載しました。
文章やアイディアを各園に合わせて利用することで、事務仕事の軽減につながりますので、ぜひ最後までご覧ください。
4月クラスだよりの書き出し
新年度のスタートなので、明るく希望にあふれた印象を届けましょう。
保護者との関係を作る第一歩でもあり、担任の前向きな気持ちを伝えることが欠かせません。
次の3つのポイントを盛り込むことをお勧めします。
- 進級、入園にあたり子どもの成長を喜ぶお祝いの言葉
- 春の日差し・花の色彩・小さな虫など自然の描写
- クラスの雰囲気と担任としての嬉しい気持ち
自然の息吹を感じる春、希望に満ちた子ども達に担任が共感している姿を伝えられると好印象です。
クラスだより(4月)の担任挨拶・担任自己紹介
クラスだより(4月)担任挨拶・担任自己紹介についてご紹介します。
担任の先生がどんな人物なのか、手短に紹介しながら挨拶文を入れましょう。
先生と良い関係を作っていくために、保護者は担任のことを知りたがっています。
保護者目線の関心としては下記の内容が考えられます。
- 保育経験や子育て経験があるのか
- 自分の子を大切にしてくれるか
- 保護者と円滑にコミュニケーションをとれそうか
自分の経験・子どもを大切に思う気持ち・得意なことを土台にして、子どもの成長を支えていきたいという誠意を表現してください。
持ち上がり担任
持ち上がり担任は、子どもとの関係・保護者との関係がある程度できています。
再び担任できる喜びと、気持ちを新たに子どもに向き合っていきたいことを伝えましょう。
それまでの付き合いの中でよく知っている先生なので、よほどの例外を除き保護者は安心するはずです。
前年度の子どもの姿を思い浮かべながら成長や気づきを伝えると、子どものことを分かってもらえているという印象になります。
例文をご紹介します。
- 昨年に引き続き、担任をさせて頂きます、〇〇です。
可愛い子どもたちとの新たな1年にワクワクしております。 - また1年一緒に過ごすことが出来ることを、とても嬉しく思います。
一人一人の個性を大切にし、子ども達の笑顔が溢れるクラスにしていきたいと思っています。 - ○○組での1年、子ども達にとってたくさんの思い出が出来る様サポートしていきたいと思います。
一人一人に寄り添って、成長を見守って参ります。
新しい担任
新しく担任になった先生にとっては、「この先生なら安心だ」と保護者に思ってもらえるチャンスです。
クラス全体の雰囲気を伝えながら、担任になって嬉しいという気持ちをそのまま伝えましょう。
経験の長短に関わらず、一人ひとりの子どもに丁寧に向き合う気持ちを表現すると好印象となります。
子ども達とどう関わりたいのか、自分だからできることなどをアピールするのも一つの方法です。
例文をご紹介します。
- 今年度、〇〇組の担任になりました、△△です。
本園5年目となります。 - 昨年度まで、□□保育園で働いていました。
今年度より、こちらの保育園でお世話になります、△△です。 - 甘いものが大好きで、最近は〇〇にハマっています。
- 一人一人の思いを受け止め、子ども達が「楽しい!」「早く保育園に行きたい!」と思えるようなクラスにして行きたいです。
4月クラスだより0歳児
保護者の不安を取り除き、肩の力を抜いてもらえるように、優しく温かい表現を選ぶのがお勧めです。
兄弟児がいる家庭以外は、初めて保育園と関係をもつ保護者ばかりなので、保護者も緊張しています。
次にあげる例文を参考にしてみてください。
- うららかな春の日差しが、テラスに陽だまりを作っています。
- 園庭を彩る花々に、蝶が舞う季節となりました。
- おうちに居るのと同じように、安心して過ごせる環境を作ってまいります。
- まだ言葉は出ない時期ですが、一人ひとりの思いや意思を汲みとって丁寧に対応してまいります。
- どの子も目覚ましく成長する一年。
保護者の方々と喜びを分かち合っていきたいと思います。
親も子も包み込むような、優しい雰囲気にするのが理想的です。
4月クラスだより1歳児
子ども達の安全を守ることを第一に、成長の喜びを保護者と共感するのがお勧めです。
1歳児は興味のまま自分の意思で動き回れるようになる時期で、大人は目が離せません。
大人とのやりとりもできるようになり、ますます可愛くなる時期でもあります。
例文は次の通りです。
- 上着を脱いで身軽に動ける季節になり、子ども達はますます活発に動き回っています。
- ひらひらと舞う蝶に気づき、指さして担任に伝えてくれる子もいます。
- ずっと歩き続けたり、階段の昇り降りをしたり、歩けることが楽しくて仕方ない様子を見せてくれている子ども達です。
怪我をしないよう配慮しながら、お子さん達が成長する機会を奪わないよう見守り支えていきたいと思います - 身の回りのもの全てに興味をもって確かめにいく子ども達のパワーに、私達も元気をもらっています。
1歳児ならではの行動を前向きに捉えて、言葉を選んでみましょう。
4月クラスだより2歳児
保護者の気持ちに寄り添いながら、一緒に子どもの育ちを支える姿勢を伝えるのがお勧めです。
2歳児は自分の意思がはっきりして言葉が増える時期ですが、自分の気持ちを言葉では伝えきれません。
また、自分で身の回りのことをやってみたい気持ちが膨らむ時期でもあります。
例文をいくつかご紹介します。
- 春の日差しの中、みんなキラキラの笑顔で元気いっぱい走り回っています。
- さくらが満開の〇〇公園まで、先生やお友達と手をつないで歩いて行くことができました。
- ダンゴムシが気になる子、石を拾い集めたい子、お花を摘みたい子、それぞれ興味のままに園庭で楽しんでいます。
- 「イヤ」が増えてきた2歳児さんを相手に、担任もあの手この手で工夫して知恵比べする毎日です。
保護者の方も完璧を求めずに、時には「楽な方」を選んでお子さんと笑顔で過ごしてください。
子ども同士のトラブルも多くなりますが、「やったりやられたり」も成長の過程として年度初めに伝えておきましょう。
4月クラスだより3歳児
幼児クラスの仲間入りで、改めて期待と不安を感じている保護者が安心できるような発信がお勧めです。
3歳児は身の回りのことを徐々に自分でできるようになりますが、まだ赤ちゃんに戻って甘えたい時もあります。
例文は次のとおりです。
- 〇〇組に進級した元気いっぱいの子ども達、新しいバッチを嬉しそうに担任に見せてくれました。
- 「ちょうちょが飛んでる」「風があったかいね」など、こども達の言葉の中にも春が感じられる毎日です。
- 初日に泣いていたお子さんも、好きな遊びを見つけて毎朝笑顔で登園できるようになりました。
- おままごとコーナーが人気で、お友達どうしの可愛いやりとりが聞こえてきます。
- 自分でできることが増えてきた子ども達ですが、時には甘えたいという気持ちにも寄り添いながら支えていきたいと思います。
子ども達の成長を励ます一方で、そんなに焦って育てようとしなくても大丈夫、ということを伝えると保護者に安心してもらえます。
4月クラスだより4歳児
お友達と一緒に遊んで楽しく過ごす中で、子ども達が成長していく様子を伝えられると、保護者の安心につながります。
先生やお友達との会話を楽しんだり、年下の子をお世話をしたりする様子を紹介してみましょう。
家にいる時は甘えん坊でも、保育園では頑張っていてしっかり者という子も多いかもしれません。
いくつか例文をご紹介します。
- 「〇〇組になったから」と進んでお手伝いしてくれる子ども達、進級してやる気に満ちあふれています。
- 昨年までは赤ちゃんの面影があった子ども達ですが、〇〇組に進級して急にお兄さん・お姉さんになったように感じます。
- 「お花見したい」という子どもからの一言で、ちょっと遠い公園まで頑張って歩いてお花見に行きました。
- 泣いている子がいると、先生のように優しく声をかけてくれている姿もあります。
- 一人ひとり素晴らしい個性をもった子ども達と一緒に、楽しい毎日を作っていけそうです。
4月クラスだより5歳児
子ども達が自信をもって小学校に行けるよう、保護者と協力して成長を支えていきたいことを伝えましょう。
いよいよ最高学年に成長した喜びを保護者と共有し、子ども達のワクワクドキドキを代弁するのがお勧めです。
進級した子ども達は、憧れの行事や毎日の役割をかっこよくやり遂げたいという期待にあふれています。
例文は次のとおりです。
- 花や虫の名前を知りたくて図鑑を広げる子ども達の姿に、大きくなったなぁと喜びを感じています。
- 〇〇組になって誇らしげな表情の子ども達、見違えるようにお兄さん・お姉さんの顔つきになっています。
- 昨年度、年長さんの〇〇を見てきた子ども達、今度は自分達がやる番だと張り切っています。
- 新しい先生に園のことを教えてあげたり、年中さんや年少さんに優しく接したりする姿が頼もしいです。
- 年度初めで気が早いようですが、卒園まで一日一日を大切にしながら子ども達を支えていきたいと思います。
4月のおたよりのネタ
エピソードを通して具体的に伝えることで、子ども達の様子と先生達の思いが伝わります。
進級・入園の緊張から少しずつ慣れていく様子を伝えられると、保護者は安心できます。
春は生きものの変化も目立つ時期なので、子ども達と自然との関わりもネタにしましょう。
- 泣いて抱っこされていたのが、遊べるようになったこと
- 保育室や園庭で好きな遊びを見つけていること
- 進級を喜んでいる子どもの発言
- 新しいお友達や先生の名前を覚えたこと
- 園庭の虫や花と触れ合い楽しんでいること
- 自然に関する気づきを担任に伝えてくれること
- 散歩でお花見に行ったこと
4月のおたより・お願い事項
年度の初めに伝えておくべきことを挙げてみます。
忙しい毎日を送る保護者が理解しやすいように、整理して伝えましょう。
保護者の心の準備ができて、後々の伝達する時にスムーズにいくでしょう。
- 衣服など持ち物への記名
- 体調不良時の対応
- 年間行事への出席依頼
- 駐車場の使い方
- 送迎時の注意
- 制作物の予定と材料集めの依頼
- 質問や相談事などはいつでも歓迎すること
4月おたよりの締めの言葉
保護者の安心と信頼を得られるような一文で締めくくりましょう。
1年間子ども達の成長を支えていく上で、保護者と良い関係を作っていくことが大切です。
次の例文を参考にしてみてください。
- 元気いっぱいの子ども達がのびのびと成長していけるよう、〇〇組の担任が力を合わせて支えていきたいと思います。
- 明るく優しい子ども達と、これから一緒に楽しい〇〇組を作っていきたいと思っています。
- それぞれの個性と育ちのペースを大切にしながら、子ども達の成長を見守っていきたいと思います。
- 子ども達の育ちを保護者の方々と一緒に応援しながら、成長の喜びを分かち合っていきたいと思います。
- 保護者の方々も疑問や相談したいことなどがある時には、いつでもお気軽にお声掛けください。
まとめ
ここまで、「4月クラスだよりの書き出し」というキーワードで以下の内容を解説してきました。
- 担任挨拶
- 年齢ごとの例文
- おたよりのネタ
- お願い事項
- 締めの言葉
それぞれの園の実情に合わせて、語句を変えたり組み合わせたりしながら利用してください。
お便り作成の労力を軽減し、保護者にむけて先生達の気持ちが伝わるクラスだよりを作っていきましょう。
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