忌引きには、法律による規定はありません。
曾祖母(ひいおばあちゃん)の葬儀で忌引き扱いになるかどうかは、学校や会社によります。
曽祖父母に関しては、決まりがない場合も多いです。
詳しく解説していきますね。
曾祖母は忌引き?
曾祖母の場合に忌引き扱いになるかどうかは、学校や会社によって異なります。
一般的には、曾祖母はおじ・おばと同じ3親等の直系尊属となるので、忌引きとして1日が認められることが多いようです。
また、葬儀などのために遠方にまで行く必要がある場合には、その往復にかかる日数を上乗せできる場合もあります。
ただ、曽祖母だと忌引にならない場合もあります。
忌引き休暇の日数は故人との関係性によって異なります。
例えば、配偶者や1親等(父母・子)であれば連続7日、2親等(祖父母・兄弟姉妹・孫)であれば連続3日です。
しかし、全国で統一された基準はなく、忌引きの規定は各地域や各機関で定められています。
詳しくは学校や勤務先に直接確認する必要があります。
曾祖母は忌引き?(小学校)
小学校によって忌引きに対する扱いが異なるため、通っている小学校に確認しましょう。
学校の事務室や担任の先生に直接相談して、取得日数や、必要な書類について聞きましょう。
一般的に忌引きは公欠扱いとなり、出席日数と授業日数の双方が減ります。
そのため、忌引きで休んでも出席日数に影響は出ません。
曾祖母は忌引き?(大学)
大学によって忌引きに対する扱いが異なるため、まずは通っている大学の規則を確認しましょう。
大学の事務室や支援課に直接相談して、取得日数や、必要な書類について聞いておきましょう。
一般的に忌引きは公欠扱いとなり、出席日数と授業日数の双方が減ります。
そのため、忌引きで休んでも出席日数に影響は出ません。
ただし、忌引きで休んでも出席日数が増えるわけではないので、単位認定や進級に必要な出席日数が決まっている場合は注意が必要です。
例えば、既に出席日数がギリギリだった場合、1日忌引きを使うと留年になってしまうのです。
また、大学によって忌引きで公欠となる親族の範囲や期間が異なるため、事前に確認しておきましょう。
曾祖母の場合は、一般的には1日の忌引きが適用されますが、曾祖母に忌引きが適用されるかどうかは各学校によって異なります。
忌引き連絡はきちんと行いましょう。
特に、成績評価に出席日数が必要な場合や試験と重なった場合には必ず連絡しましょう。
事前に忌引き届を出すことで、試験や成績評価についても個別に配慮してもらえる可能性があります。
忌引きと偽って大学を休んだ場合は、厳しい処罰の対象になる可能性があります。
人間性を疑われるだけでなく、受講停止になる恐れもあります。
忌引きで休む際には証明書が必要なので、偽るのは難しいことですが軽い気持ちで虚偽の申告をするのはやめましょう。
曾祖母は忌引き?学校への連絡
忌引き連絡の方法は、学校の規定によって異なります。
- 直接学校に連絡する
- 連絡帳に記載して届ける
- 先生に電話する
- 欠席届を提出する など
学校に問い合わせてみるといいですね。
忌引き連絡の例文は以下のようになります。
例文:
おはようございます。
◯年◯組の〇〇です。
いつもお世話になっています。
〇〇の曾祖母が◯月◯日に亡くなりまして、通夜・葬儀に出席することになりました。
通夜は本日〇時より、葬儀は明日の〇時より○○で行います。
そのため、学校を◯日までお休みさせてください。
曾祖母は忌引き?(会社)
曽祖母が忌引き扱いになるかどうかは、それぞれの会社によって異なります。
一般的に忌引きは公欠扱いとなり、賃金も支払われます。
ただし、会社によっては賃金が支払われない場合や、有給休暇として扱われる場合もあります。
忌引き連絡は早めにするべきです。
特に、重要な業務や締め切りが迫っている場合や出張や会議と重なった場合には必ず連絡しましょう。
忌引き連絡の方法は、会社の規定によって異なります。
- 直接電話する
- メールで連絡する
- 忌引き届を提出する など
忌引き連絡の例文は以下のようになります。
お疲れ様です。
〇〇部〇〇課の〇〇です。
大変申し訳ありませんが、曾祖母が昨日亡くなりまして、葬儀に出席することになりました。
葬儀は明後日の〇時より○○で行います。
そのため、会社を明日から明後日までお休みさせて下さい。
会社の場合も勤務すべき日数から差し引きます。
例えば、勤務すべき日数が217日以上ある場合、次年度の有給休暇は10日です。
しかし、忌引きを使ったために勤務すべき日数が217日未満になってしまうと、次年度の有給は7日に減ってしまいます。(週30時間未満の労働の場合)
会社の場合は有給休暇の比例付与によるデメリットもあります。
勤務日数が217日を切りそうなら【欠勤】か【有給休暇】の方が良いでしょう。
曾祖母は忌引き?(公務員)
公務員の場合は、務めている自治体の規定によります。
私が以前勤めていた自治体では、故人との関係性で定められていました。
遠方の場合は、往復のための日数も加算できました。