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お散歩をしていたり、公園へ行くと、松ぼっくりをよく目にします。
戸外活動の子どもたちにとっては、松ぼっくりはお宝!
「せんせいまつぼっくりみつけたよ〜!」なんて、子どもたちの可愛らしい声が想像できます。
クリスマスの時期の製作にも活躍する松ぼっくりですが、正しい処理の仕方は知っていますか?
今回は、松ぼっくりの処理の仕方についてお伝えしていきます。
松ぼっくりの処理方法
松ぼっくりの処理の方法は、たくさんあります。
- ハイター
- 熱湯
- 電子レンジ
- 塩水
- 冷凍
- 酢
- 煮沸
- クエン酸
順にご紹介します。
ご自分のやりやすい処理方法を選んで、しっかりと処理をして、安全に取り扱いしてくださいね。
下処理の前にする事
下処理をする前に、まずは汚れを大まかに落としましょう。
歯ブラシや、ハケを使うと良いですよ!
地面に落ちていたまつぼっくりには、目には見えない雑菌もついているので、小さい子どもが口にしてしまっては大変です。
必ず、汚れを落としましょうね。
また、戸外活動から保育園に松ぼっくりを持って帰った際は、必ず手洗いを徹底しましょう。
松ぼっくりの処理・ハイター
ハイターにつけることで、白ぼっくりになります。
- 汚れを落とします。
- プラスチック容器(ふたあり)に松ぼっくりを入れます。
- 漂白剤(ハイター)を原液のまま入れ、水を入れて、ふたをしめます。
割合は、ハイターを多めにすると良いです。
気泡がでてくるので、ふたは少し緩めにしておきましょう。 - 二日間そのまま放置します。
- 二日間たったら、綺麗に水洗いしましょう。
- しっかりと乾燥させることによって、傘がひらき、綺麗な白ぼっくりになります。
お店の商品で、白っぽい松ぼっくりがありますが、漂白で処理されているのだと思います。
漂白につけすぎると、傘がボロボロになってしまうこともありますので、気をつけましょう。
松ぼっくりの処理・熱湯
熱湯での処理方法をご紹介します。
- 汚れを落とします。
- 松ぼっくりに熱湯をかけます。
バケツなどに松ぼっくりを入れて、熱湯をかけましょう。 - そのまま2〜3時間ほど熱湯につけたまま放置します。
- 松ぼっくりを水からあげて、平らにならべ、風通しの良いところで3日ほどしっかりと乾燥させます。
松ぼっくりの処理・レンジ
電子レンジは1番簡単な方法です。
- 汚れを落とします。
- 水洗いします。
- 電子レンジ対応の保存袋に入れて、600Wで約1分間加熱します。
- 少し冷めたところで取り出して、天日干しでよく乾燥させます。
すごく簡単ですね。
最近では、電子レンジを使用した処理が人気ですよ!
松ぼっくりの処理・塩水
塩水での処理方法をご紹介します。
- 汚れを落とします。
- 塩水に2〜3日つけます。
※虫がいれば、水面に浮いてきます。 - 水から取り出し、水洗いをして乾燥させる。
この方法は、虫が生きた状態で出てくる可能性があるので、虫嫌いの人にはおすすめできません。
松ぼっくりの処理・冷凍
冷凍での処理方法をご紹介します。
- 汚れを落とします。
- 松ぼっくりを保存袋に入れて密閉し、1週間くらい冷凍します。
- その後、天日干しをして、しっかりと乾燥させます。
冷凍させることで、虫を見ることなく、退治することができます。
1週間と時間が長めにかかってしまいます。
松ぼっくりの処理・酢
お酢での処理方法をご紹介します。
- 汚れを落とします。
- 8リットルの水に200CC程の酢を入れて、松ぼっくりを浸し、30分〜1時間ほど放置します。
- 水から取り出し、風通しの良い場所で乾燥させます。
松ぼっくりの処理・煮沸
煮沸での処理方法をご紹介します。
- 汚れを落とします。
- 鍋でお湯を沸騰させ、松ぼっくりをいれます。
※お湯が茶色くなりますので、捨てる予定の鍋が良いです。 - 傘が綺麗に閉じたらお湯から取り出します
- 天日で乾かします。
松ぼっくりの処理・クエン酸
クエン酸での処理方法をご紹介します。
- 汚れを落とします。
- 鍋でお湯を沸かし、クエン酸を溶かします。
- クエン酸がしっかりと溶けたら、松ぼっくりを浸します。
- 冷めたら取り出し、水洗いをして、しっかりと乾燥させましょう。
松ぼっくりの処理が必要な理由
そもそも、松ぼっくりは、なぜ処理が必要なのでしょうか?
それは、松ぼっくりにはかなりの汚れがついているからです。
地面に落ちていたものですから、土や砂、場合によっては犬の糞などが付着していたり、松の樹液でベタベタしていることも。
さらに、松ぼっくりには虫が卵を産みつけている場合も多く、気づかず使ってしまうと、春頃に卵から幼虫がウヨウヨと出てきてしまうなんてことも。
考えただけでゾッとしますね。
そのため、しっかりと処理をすることが大切なのです。
松ぼっくりの処理をする際の注意点
松ぼっくりの処理をする際の注意点をご紹介します。
松ぼっくりを消毒をした後は、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させましょう。
早く使用したいからといって、ドライヤーなどの熱を当ててしまうと、殻が割れてしまいます。
時間をかけて乾燥をさせることがコツです。
また、しっかりと乾燥をさせないと、カビがはえてしまう可能性もあります。
松ぼっくりの処理には十分に配慮しましょう。
しっかりと乾燥させることで、松ぼっくりの傘が綺麗に開きますので、綺麗な状態になるまで待ちましょう!
下処理をした松ぼっくりの保管方法
下処理をした後は、ニスを塗っておくと再び虫が入ったり、死んだまま中に入っている虫が出てくる心配はありません。
スプレータイプのニスが便利です。
すぐに使わない場合は、新聞紙で包んだり、箱に入れて保存すると良いです。
乾燥剤を一緒に入れておくと、尚良いですよ!
まとめ
今回は、松ぼっくりの処理の方法をご紹介しました。
どの処理方法も一手間かかりますが、しっかりと処理をしないと、安全に取り扱いできないのが松ぼっくりです。
秋から冬にかけて、製作で使用すると、可愛い作品ができますし、ぜひ、一手間をかけて可愛い作品に活かしてくださいね。
ちなみに、わたしのおすすめは煮沸消毒です!
煮沸は、殺菌効果がかなり高いですし、大変かもしれませんが、1番安心に思います。
ちなみにどんぐりも同じ方法で処理ができますよ!