長時間保育への配慮!0~5歳児の年齢別に解説! - 花ママの便利帳

長時間保育への配慮!0~5歳児の年齢別に解説!

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長時間保育とは、通常の保育時間を超えて延長保育を利用することです。

認可保育園であれば8時間以上の保育、無認可保育園であれば11時間以上だったり、24時間対応を受け付けている保育園もあります。

早朝保育で朝の6時から開園している保育園などもあり、働く保護者にとっては長時間保育ができることは助かりますし、必要です。

働く保護者には助かる一方で、長時間保育は子どもにとって負担になることもあるでしょう。

しかし、長時間保育は、決してネガティブに考えることばかりではなく、保護者や保育士が配慮をすることで子どもも安心して過ごすことができます。

この記事では、長時間保育の子どもにどのような配慮が必要なのか、年齢別に解説していきます。

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長時間保育への配慮・0歳児

0歳児に必要な配慮は、心身の負担を少しでも軽くすることです。

 

0歳児は、保育園に入園したばかりです。

保育園に通うこと自体が負担となってしまうこともあります。

保育園に通うことで、よく風邪をひくようになりますし、流行性の風邪もかかります。

1年ほど経てば菌にも強くなり免疫もついてきますが、小さい体に長時間保育は正直負担です。

しかし共働きが多い現代、0歳児の保育園入園は当たり前となっています。

0歳児の保育園入園はわるいことばかりではありませんよね。

安心できる保育士とゆったりと過ごし、わらべうたを楽しんだり、お友だちと触れ合ったり。

異年齢交流もでき、たくさんの人から可愛がられることも多いです。

そして1番のメリットは基本的な生活リズムが整うというところです。

 

長時間保育の0歳児は、日中の活動時間はほぼ保育園で過ごしている状態です。

保育園にいても、ゆったりと睡眠をとることができ、栄養のある食事をとることもできます。

保育士主導の保育では、0歳児の子どもの生活リズムは疲れてしまいます。

例えば、

〇時だから午前寝をして、〇分たったら起こさないといけない

午前寝を寝すぎたらお昼寝の時間寝れないから

〇時だから食事をして

〇時には寝かせて

〇時には起こして・・・

0歳児にこれは負担となります。

 

0歳児は、その子のペースに合わせた保育を心がけるとよいでしょう。

眠りたいときに寝かせて、食べたいときに食べて、起きているときには日光をあびたり、楽しくあそぶ。

1歳児クラスに向けてを考えると、少しずつ保育園の生活の流れ・タイムスケジュールに合わせるような感じで過ごしていけるといいですが、0歳児のときは無理はしないで個々のペースで過ごすようにしましょう。

 

また、保護者には仕事が終わったらすぐにお迎えにきてもらうことを伝え、少しでもお迎えがはやく来てもらえるようにしましょう。

そして、ときにはゆっくりと休息をとれるように保護者と連携を取りながら保育をすすめましょう。

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長時間保育への配慮・1歳児

1歳児への配慮は、子どもの様子をしっかりと保護者に伝え、家庭との連携をしっかりととることです。

1歳児は、色々なことが楽しくなってきて、保育園では楽しく過ごせることも多いでしょう。

しかし、まだまだ幼い1歳児。

保護者のことが恋しく、泣いてしまったり、長時間保育からストレスになってしまうことも。

とくに言葉がまだ出ない1歳児は、手が出てしまうことがあります。

夕方を過ぎると、子どもの疲れもピークに達し、噛んだりたたいたりのトラブルが見られることも多くなります。

長時間の保育で疲れていることもあるでしょう。

しかし、噛んだりたたいたりすることは、いけませんよね。

ずっと同じ室内で保育をしていては、息がつまることもあります。

ですので、ときどき保育室からでて違うお部屋にあそびに行ったり、からだを動かしてあげたり、気分転換できるようにしましょう。

 

また1歳児は水分不足になりがちです。

自分から水分をとるということは、まだむずかしいです。

ですので、こまめに水分補給を促し、疲れているときには絵本の読み聞かせをしたり、ゆっくり静かに過ごす時間も大切です。

保護者には、保育園での様子をこまかく伝え、家庭との連携がとれるように、小さなことでも伝えあえる関係性を気づくと良いでしょう。

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長時間保育への配慮・2歳児

2歳児への配慮は、年上の子どもとあそぶ機会を設けることです。

ずっと同じ部屋にいては、2歳児も息が詰まります。

保育の場所を変えてみたり、からだを思い切り動かしてみたり、静と動のバランスを大切にすることで、落ち着いて過ごすことができるでしょう。

月齢や発達具合によっては、言葉がまだ話せず、手がでてしまう子もいるでしょう。

長時間保育園で過ごすうちに、疲れてイライラして手がでてしまったなんてことも予想されます。

そのため、食べる・寝る・あそぶの基本的な3つを満足させましょう。

元気いっぱいあそび、もりもり給食を食べ、しっかりと午睡をして、午後の保育へとつなげ、お迎えがくるまで元気に過ごせるようにしましょう。

子どもの心が満たされることで、安心して過ごすことができます。

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長時間保育への配慮・3歳児

3歳児への配慮は、自分だけお迎えが遅いと思わせないように、楽しく過ごせるようにすることです。

長く保育園にいることで、大好きな保育士と過ごす時間も長いですよね。

長時間保育の子どもは、保育士と少人数で過ごすことができるハッピーな時間とも考えられませんか?

大好きな先生を独り占め!なんてこともあるかもしれません。

また、お友だちと過ごす時間も長く、異年齢での付き合いが広がることも考えられます。

ただし、体力的にはまだまだ疲れてしまうこともあるでしょう。

保護者とはしっかりと連携をとり、帰宅後は十分な休息をとってもらえるように声かけしたり、休日は保護者との時間を大切に過ごしてもらいたいところです。

仕事が終わり次第、すぐに迎えにきてもらうようにしましょうね。

 

私が働いていた保育園では、発達に気になる面があった子ども・保護者が子どもより自分の時間が優先・正社員の共働き・そもそも子どもが好きではない保護者が主に長時間保育を利用していました。

家に帰っても食事を作りたくないから毎日フードコートで食事。

表向きは保険会社に勤めているけど、実際は夜のお店の仕事をしていて、フードコートでご飯を食べたら祖父母宅にあずけられる・・・そんな毎日の園児がいました。

正直、保育園にいたほうが安心なのかなと考えたこともありました。

年少くらいになると、子どももなんとなくわかってきますよね。

保育士の顔色もよく見ているでしょうから、保育士は子どもが不安にならないように、最後まで安心して過ごせるように、子どもの心がおだやかにいられるように心がけましょう。

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長時間保育への配慮・4歳児

4歳児への配慮は、疲れたら休息をとることです。

色々なことがわかってきて、自分のお迎え時間も気になってきます。

自分だけ遅い・・・そう思ってしまう子どももいるかもしれません。

しかし、長時間保育の特権は、保育園でしかできないことができるというところ。

例えば、自分の好きなあそびをじっくりとできたり、自由に製作できるようなものがあれば、気が済むまで時間をかけてつくることができるところ。

体力的には疲れることもありますので、休息をとりながら、自分のすきなことをして過ごせるといいですよね。

ただし、長時間保育の疲れから、かわった様子が見られるときには、保護者に伝え、一緒に過ごす時間を多くとってもらったり、心身のケアができるように協力し合えるとよいでしょう。

保育園にいる間は、のびのびと過ごせるように配慮しましょう。

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長時間保育への配慮・5歳児

5歳児への配慮は、心のケアを大切にしましょう。

5歳児は、心もからだも小学生に近づき、保育園のあそびが物足りなく思っている子どももいるかもしれません。

長時間保育の場合は、絵本を読む時間を設けたり、何か夢中にあそび込めるものを用意してあげるとよいです。

また、自分がお迎えが遅いことで、保護者に対してきつくあたってしまう姿が見られることがあったり、心身に変わった様子がある可能性も考えられます。

とくに、保育士に異常に甘えたり、ほかの保護者に甘えたりつきまとったりするのは要注意です。

 

私が働いていた保育園では、大きくなればなるほど、保育園疲れの子どものケアがむずかしかったです。

色々なことを理解しているからこそ、知らずに身体に反応してしまうんですね。

例えば

・身体を床にこすりつける

・爪をかむ

・チックの症状がでる

・いつも疲れている

・いじわるをする

・常に風邪をひいている

 

大人でも長時間の拘束は疲れますから、子どもだって同じですよね。

年長さんだからといって何でも頑張らせるのではなく、その子のペース・その子の気持ちに寄り添ってゆったりと過ごせる環境づくりをしましょう。

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まとめ

この記事では長時間保育の配慮について解説してきました。

長時間保育で大切なことは、子どもの様子をよく見ること・保育士同士での情報共有・家庭との連携が大切です。

どれかが欠けてしまうと、子どものバランスがくずれてしまうことも考えられます。

長時間保育は決してわるいことではなく、必要としている保護者もたくさんいます。

その保護者のためにも、その子どものためにも、保育園では集団生活だけど、その中でものびのびゆったり自分のペースで安心して過ごせるようにしてあげたいですね。

ぜひ、子どもたちが過ごしやすい保育園の環境づくりと、あたたかい配慮を心がけましょう。

また、子どもだけでなく、頑張る保護者の気持ちにも寄り添い、お互い理解し合える関係づくりもしていきましょう。

そして、お仕事が終わったらすぐに迎えにきてもらえる・保育園から変えれば親子のスキンシップをたくさんとってもらう。

保護者も子どもも心身ともに健康でおだやかに過ごせるように、あたたかい保育をこころがけましょう。

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