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保育士として働いていると一人担任になるときもあれば、複数担任になり新人保育士の育成を任されることもありますよね。
日々の目まぐるしい業務に加えて、新人保育士の育成もしなければならないとなると、負担も増え時にはイライラしてしまうこともあるでしょう。
本日は使えない新人保育士の特徴と、新人保育士を育てるポイントをご紹介いたします。
新人保育士が使えない
使えない新人保育士とペアを組むことになり、頭を抱えている保育士も多いのではないでしょうか。
どのような新人保育士が使えないと思われるのか、特徴を挙げていきます。
指示待ち
先輩保育士が忙しくしていても見ているだけ、立っているだけで積極的に動くことはありせん。
自分から「何をしたら良いですか?」とも聞かず、子どもと一緒に座って待っている…なんていうこともあります。
報告・連絡・相談がない
新人保育士と一緒にペアを組むと仕事も分担することになります。
任せていた仕事の進捗状況など一切なく、大体はこちらから「あの件はどうなった?」と聞くことになります。
保護者から聞いていた情報も自分の中に留めてしまい、他の保育士に報告するのを忘れがちです。
先輩保育士は聞いてないのに、新人保育士だけ把握しているなんてこともあるのです。
すぐに体調を崩す
子どもは体温調整が難しくすぐ風邪をひいてしまいます。
ただ風邪をひいていても、熱がなければ大体の保護者は子どもを保育園に連れて来ます。
なので、風邪を引いている子どものお世話をする保育士は、必然的に風邪をもらいやすい環境にいることになります。
保育園に長年勤めている保育士なら体のリズムもでき、体調を崩しにくいです。
しかし、まだ慣れていない新人保育士はすぐに体調を崩してしまいます。
ミスを謝罪しない
ミスが発覚しても、自分が悪いと思ってなくて謝罪をしない保育士もいますね。
先輩が責任を取ってくれると思って、ミスをしてもなんとも思っていない場合もあります。
事態を重く受け止め、今後ミスをしないようにはどうしたら良いかを考えさせたほうが良いですね。
周りが見えていない
数の子どもを一斉に見てほしい場面でも、子どもに一対一で付きっ切りだったり、先輩保育士が手伝ってほしいことも気づけず、ボーっとしていたりします。
視野が狭く、目の前の事だけに集中してしまうこともあります。
保育士は子どもの安全を守るため、常に視野を広げておくことが重要です。
自覚が足りない
新人保育士であろうとプロであることには変わりありません。
子どもの大切な命を預かっている自覚が足りず、責任感がないこともあります。
急遽先輩保育士が休みになった場合、クラスを任されてもうまくクラスを回せないなんてこともあります。
新人保育士にも情報は全て共有し、クラスの事は全て把握してもらうようにしましょう。
すぐに泣く
指摘されたり怒られたりするとすぐに泣いてしまう新人保育士もいます。
うまくいかない事やちょっとしたことでも泣いてしまうので、新人保育士を育てる側としは扱いが難しく思います。
園児たちと一緒に育てるという気持ちで、イライラして強い口調にならないように心がけましょう。
最低限のことが出来ない
社会人として最低限のマナーが守れていない事もあります。
例えば、遅刻をしてしまったり、提出物の期限を守れなかったり、挨拶ができなかったりすることが挙げられます。
このような最低限のことが出来ない場合も、一緒にペアを組んでいる先輩保育士に責任が問われる場合があります。
これぐらい分かるだろうと思わず、どんな些細な事でも伝えて気にかけてあげる必要があります。
新人保育士が使えなくてイライラする時の対処方法
ただでさえ日々の保育で忙しい中、新人保育士のお世話もしないといけないとなると、余裕がなくなりイライラしてしまうこともありますよね。
そんな時に、つい強い口調で指示を出したりしていませんか?
イライラをぶつけても、相手が恐縮してしまうだけであまり意味がありません。
またクラスの雰囲気も悪くなってしまいます。
そこでイライラした時の上手な対処方法を紹介します。
完璧を求めない
ベテラン保育士と違って、まだ入ってきたばかりの新人に完璧を求めるのは辞めましょう。
プロとしてできて当然と思うかもしれませんが、長い目で見てあげましょう。
新人は70点くらいできたら上出来と思い、相手に期待しすぎないことが大切です。
そうすると、自分の思い通りに動けなくても、仕方ないと思えるようになってきます。
仕事以外の話もして、コミュニケーションをとる
新人保育士は緊張してうまく話せないこともあると思うので、こちらからコミュニケーションを図ると良いでしょう。
話しをしていくうちに相手の性格も知り、理解が深まります。
仲良くなると、クラスの雰囲気も良くなりイライラすることも少なくなります。
イライラするから話しかけないでいると、どんどん新人との関係も悪くなるので、積極的にコミュニケーションを取っていくことが大切です。
余裕を持った保育をする
ギリギリで準備をしていると、新人に任せていた仕事が終わってなかったりして、バタバタしてしまうことがあります。
新人に仕事を任せる時も、スケジュールに余裕を持って任せると良いでしょう。
時間をかけてゆっくり新人と向き合うためにも、自分自身の仕事もいつも以上に早めに終わらせるように心がけるといいですね。
使えない新人保育士を育てる方法
新人が使えないからイライラして強く当たり、雰囲気の悪いまま1年が終わる…ということはありませんか?
クラスの子ども達のためにも、先生同士の雰囲気も良いまま保育をしたいものです。
そこで使えない新人保育士を育てる方法をご紹介します。
得意分野を伸ばす
新人保育士にも、必ず得意分野があると思います。
例を挙げると、運動、ダンス、歌、ピアノ、裁縫が得意、字・絵が上手などです。
何か得意なことがあると思うので、その分野を活かせるよう、こちらが仕事を与えてあげると良いかもしれません。
得意分野を上手く活かし、周りから認められると本人の自信にも繋がるので、まずは良いとこ探しから始めましょう。
うまく出来た事を褒める
出来ていない事を指摘するだけでなく、うまく出来たことを積極的に褒めるようにしましょう。
褒められるとモチベーションもアップになります。
相談しやすい雰囲気を作る
新人保育士が一人で悩みを抱えないように、話しやすい雰囲気を作りましょう。
ベテラン保育士がリーダーとして保育をしている時も、新人を蚊帳の外にせず、うまく取り込んでいきます。
鬼ごっこをする時は、新人保育士を鬼にしてみんなと一緒に逃げ、良い雰囲気づくりを心がけましょう。
こちら側が笑顔で話しかけることで、新人保育士も心を開き、悩みを打ち明けやすい関係になります。
自分自身の保育を磨く
新人保育士は、先輩の保育を見て学びます。
少しでも良いものを吸収してもらえるように、自分自身の保育の引き出しもどんどん増やしていきましょう。
保育雑誌やインターネットで調べて、日々勉強することが大切です。
新人保育士が使えない!と先輩に思われないためのポイント
新人保育士が使えないと思われないようにするためにはどうしたら良いのかをご紹介していきます。
積極的に動く
考えるよりも先に動くことが大切です。
真面目な人ほど、「手伝った方が良いのかな?」と考えがちですが、そう思ったらすぐ行動する方が良いです。
もし、手伝いを断られても、良い印象になるので積極的に動くようにしましょう。
分からないことを分からないままにせず、質問する
先輩保育士からすると、新人保育士は何が分からないのかが分からない状態です。
教えてもらう事を待つより、こちらから分からないことはどんどん質問しましょう。
新人のうちは基本的なことを聞いても、嫌な顔をせず答えてもらえます。
分からないことをそのままにしておくと、今後トラブルに繋がる恐れもあるので、何でも聞くようにしましょう。
指摘された事はすぐになおす
先輩から指摘されたことはすぐになおしましょう。
言われるうちが花と言うように、指摘されているうちになおすことが大切です。
何度も言っているのになおらないと、次第に陰で言われるようになることがあります。
そのようなことがないように、心がけましょう。
まとめ
今回は、新人保育士の特徴と、新人保育士を育てるポイント、使えないと思われないためのポイントを紹介させていただきました。
忙しくて、つい新人保育士にイライラしてしまうこともあると思いますが、クラスの雰囲気を良くするためにも、少しでもこの記事が参考になればいいなと思います。
新人保育士も思い当たることがあれば改善し、出来る限りの努力はするようにしましょう。