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数ある絵本の中でもおおかみが出てくる絵本って、あんまりなさそうなイメージですよね。
しかも、おおかみって誰かを追いかけたり、誰かを食べちゃったりと、悪者のイメージが強いですね…
でも、おおかみの絵本って本当はたくさんあるし、そんなたくさんある絵本の中のおおかみは、決して悪者だけじゃないんです。
あなたの知らない、おおかみの絵本をご紹介します。
きっと、子どもにも思わず読んであげたくなる絵本が見つかりますよ。
おおかみの絵本・乳児
小さい頃から絵本に触れる機会をたくさん作ってあげたいですね。
でも、小さい頃から「おおかみは怖い存在、悪い者」と植え付けてしまうのも…
乳児にも読み聞かせられるおススメの絵本をご紹介します。
きをつけておおかみだ!
セドリック・ラマディエ
人気の絵本でも紹介してある「おおかみだあ!」を書いたセドリック・ラマディエさんのもう一つのおおかみの絵本です。
最初はおおかみのひと吹きに、ドキドキしますが、最後のオチにほっこりする絵本ですよ。
やっぱりおおかみ
佐々木マキ
ひとりぽっちのおおかみが仲間を探してうろうろします。
文字は少ないですが、実は深い意味がありそうな…そんな絵本です。
まねまねおおかみ
みやにしたつや
みんなの真似をするおおかみ。
いろいろな動物の真似を上手にします。
最後はティラノサウルスがでてきて…?
真似をされる動物たちの表情も嬉しそうでホッコリするお話です。
ぱっくんおおかみとくいしんぼん
木村泰子
ぱっくんおおかみが車を作って出発します。
車を改良しながら、お友達をたくさん乗せていきますが、最後についたところは…
おおかみと動物たちが仲良く冒険に行く中で、最後はおおかみらしさも出てくる、かわいいお話しです。
おおかみの絵本・2歳児
2歳児になると、少しずつストーリーのある絵本も理解できてくる年齢です。
集中して聞ける時間も長くなってきます。
いろいろなお話を聞かせてあげたいですね。
おおかみのチキンシチュー
カザ敬子
食べるのが大好きなおおかみが次に食べようとしたのはチキンシチュー。
にわとりを太らせようと、夜な夜なにわとりの家にホットケーキやドーナツを届けます。
いざ、チキンシチューを作ろうとにわとりの家に行ってみると…。
お料理上手で優しいおおかみのお話しです。
おおかみのはなし
はやかわじゅんこ
こぶたを追いかけるのが好きなおおかみですが、ころんで歯が折れてしまいました。
「歯医者に行きなよ」とこぶたに追いかけられて、着いたところは?
こぶたがおおかみを追いかける姿が新鮮で、思わず笑顔になる絵本です。
おおかみのでんわ
せなけいこ
わるいことをするとお母さんが「おおかみをよびますよ」と言う男の子。
おおかみの子のうちでは悪いことをすると「にんげんをよびますよ」と言います。
そんなにんげんとおおかみが出会って…。
立場が違うと言い分も違ってきますね。
そんな時はどうするか、子どもなりに考えた結果がやっぱりステキです。
おおかみの絵本・幼児
おおかみが出てくる絵本でも、いろいろなお話しがあるのがわかります。
いろいろなおおかみがいることも教えてあげたいですね。
おおかみだってきをつけて
重森千佳
「おおかみには気をつけて」と言われる、3匹のこぶた、7匹の子やぎ、赤ずきんちゃんが出てくるお話し。
腹ペコのおおかみですが、おおかみはそれぞれの絵本の中でやられてしまいます。
そんなおおかみだって、やられないように気をつけてという、やられないおおかみのお話しです。
オオカミの森
小菅正夫
旭山動物園の園長、獣医師が書いた実話です。
今までの絵本のおおかみとは違い、実際の2匹のおおかみの姿が描かれています。
いろいろわかってくる年長児に読み聞かせてあげたい一冊です。
えほんからとびだしたオオカミ
ティエリー・ロブレヒト
絵本から飛び出してきたオオカミが部屋の猫から逃げるため、いろんな絵本の世界へ行きます。
最後は赤ずきんちゃんの絵本の世界へ入って…。
オオカミのドキドキが伝わってくるようで、最後はちょっとホッとするような絵本です。
オオカミのひみつ
きむらゆういち
森で恐れられているオオカミにも、ヒミツがあります。
そのひみつのせいで、さらにみんなから恐れられてしまいますが…。
オオカミにとってはそれどころじゃない、ちょっとハラハラするお話です。
ちびおおかみ
ゲルダ・ヴァーゲナー
かわりもののちびおおかみは、お父さんに怒られ、お母さんは困り顔、兄弟には笑いものにされます。
ちびおおかみは怖くなろうと頑張りますが…。
みんな違って、みんなそのままでいいと教えてくれる、子どもたちにも聞かせてあげたい一冊です。
オオカミの絵本・無料
絵本が読めるサイトで、おおかみの絵本も無料で読むことができます。
「絵本ひろば」では、登録せずに絵本を読むことができるので、お気に入りの絵本を探してみてもいいですね。
おおかみさんのゆめ
海野あした
ヒーローを夢見るおおかみさんが、ひつじの着ぐるみを着て、飛んでいった風船を取ってあげたり、恐竜をやっつけたりします。
みんなのヒーローになったおおかみさんでしたが…。
誰かの真似をすると疲れちゃいますね。
それでも、ヒーローのおおかみさんを応援したくなるお話しです。
おおかみとこぶた
フーテン
美味しいぶたを食べる為に、こぶたを捕まえたおおかみさんでしたが、こぶたに「太らせてから食べた方が美味しいよ」と言われ、料理の勉強を始めます。
ついにこぶたが「美味しい」と言ってくれたのが嬉しくて、レストランを開くことになりました。
でもなんで料理なんか作ってるんだ?とフッと疑問に思ったおおかみさん。
ついに本当の目的を思い出して…。
おおかみさんとこぶたのステキな関係が読めるお話です。
オオカミとかぼちゃのあな
ANNA
ひとりぼっちになってしまったオオカミくんが森の中のけむしや動物たちと出会って、家を作っていきます。
みんなと協力して、仲間が増えていくオオカミくんが自分の居場所を見つけていく、ほっこりする絵本です。
オオカミの絵本・人気
オオカミが出てくる絵本の中でも、特に人気のある絵本を紹介します。
おおかみだあ!
セドリック・ラマディエ
乳児のオオカミ絵本の中でも紹介したセドリック・ラマディエさんの絵本の一つ。
絵本の中のおおかみから逃げる参加型絵本です。
子どもと一緒に何回も読みたくなる絵本ですよ。
おおかみさんいまなんじ
中川ひろたか
夜中の12時になったらおおかみがおいかけてくる世界で、ひつじの子どもたちが出かけます。
おおかみに「いまなんじ?」とたずねながら、お弁当を食べたり、お昼寝したり…。
夜中の12時になったら、おおかみが大きな口をあけておいかけてきます。
最初は余裕のおおかみも、時間がたつごとにおおかみの変わっていく表情にドキドキさせられる絵本です。
はらぺこおおかみとぶたのまち
宮西達也
お腹をすかせたおおかみが、ぶたのまちにやってきましたが、そこはおおかみを食べちゃうぶたのまちでした。
驚いたおおかみは、なんとか逃げ出しますが…
ぶたにおびえるおおかみの姿が必死でおおかみを応援したくなるお話しです。
オオカミと石のスープ
アナイス・ヴォージュラード
動物の村へやってきたオオカミ。
めんどりのうちをノックして「石のスープをつくってあげるから、少し温まらせて」と頼みます。
オオカミに会ったことのないめんどりは少し不安でしたが、石のスープにも興味があり家に招きいれました。
それを見た村の動物たちが順番にめんどりの家を訪ねてきて…。
村の動物たちの絆の深さに最後は微笑ましくなる、フランスで人気の絵本です。
オオカミグーのはずかしいひみつ
きむらゆういち
この絵本は幼児向けの絵本で紹介したきむらゆういちさんの書いた絵本で、オオカミにもひみつがあるお話です。
オオカミグーの秘密は最後にはみんなにはバレてしまいますが…。
グーの秘密にちょっぴり感動する絵本です。
ともだちや
内田麟太郎
ともだちやを始めたキツネと友達になったオオカミですが、1時間100円のお金は払えないと言います。
オオカミとキツネのやり取りにドキドキさせられますが…。
本当の友達とは何かを考えさせられる絵本です。
狼が出てくる昔話
一番馴染みの深いのが、おおかみが出てくる昔話ではないでしょうか。
おおかみが出てくる昔話は以下のようなものがあります。
- 三匹のこぶた
- おおかみと7匹の子やぎ
- あかずきんちゃん
- オオカミ少年
昔は、おおかみは怖い存在の一つとしてお話に登場していたのがわかりますね。
おおかみの手遊び
おおかみが出てくる手遊びもあります。
子どもたちと覚えて、絵本を読む前の導入として楽しんでみてくださいね。
さっとにげました
「ブンチャブンチャ」のリズムに子どもたちもノリノリになる手遊びです。
繰り返しのある簡単な手遊びなので覚えやすいですよ。
3びきのこぶた
絵本の3びきのこぶたの手遊びバージョンですね。
最後の方の「あれ?」は子どもたちもかわいく表現してくれますよ。
チュッ・ハグ
いろいろな動物が「チュッ、ハグー」と仲良しになる手遊びです。
子どもたちの名前でアレンジしてもおもしろいですよ。
まとめ
おおかみが出てくる絵本は、想像していたより多かったのではないでしょうか。
そして、絵本の中では必ずしも「おおかみ=悪者」ではありませんね。
保育士は子どもたちに絵本を提供する立場。
決まった価値観を子どもたちに与えるのではなく、絵本を通して様々な価値観に触れさせてあげる機会を作ってあげられるといいですよね。