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新年度や、年度途中での転園してきたご家庭への挨拶など、保育士にとって自己紹介は年間を通して必要なものですね。
人の第一印象は「3秒」で決まるとも言われています。
最初に悪い印象を持たれると、払拭するのに長時間かかるとのこと。
そうならないためにも、保育士として正しい自己紹介を身に付けておきたいですね。
ここでは、おたよりや子ども向け・保護者向けの自己紹介・職員紹介の例文をご紹介しています。
併せて、自己紹介をする際に押さえておきたいポイントも紹介しています。
例文を参考に、自信を持って自己紹介をしましょう!
保育士の自己紹介(職員紹介)の例文・おたより
おたよりに載せる、保育士の自己紹介の例文をご紹介します。
〇〇組の担任をさせていただくことになりました、△△です。
保育園楽しい!明日も行きたい!と思ってもらえるような、楽しいクラスにすることが目標です。 子ども達が毎日のびのび、笑顔で活動できるようなクラスにしていきたいと思います。 スポーツが得意で学生時代は陸上部でした。 子ども達と毎日たくさん体を動かし、走り回りながら遊びたいと思っています。
保護者の皆様と一緒に成長を喜び合えたらと思っております。 一年間、一生懸命担任を務めさせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 |
おたよりに自己紹介を載せるときのポイントは、下記の通りとなります。
- どんなクラスにしていきたいのか抱負・目標を伝える
- 分かりやすい言葉で簡潔にまとめる
- 誰が読んでも理解してできるよう分かりやすく簡潔な言葉を使う
- 親しみを感じてもらえるよう柔らかい言葉を使う
自己紹介と一緒に、一年間の抱負や目標を伝えるとよいでしょう。
保育士はそれぞれ特技が違うため、自分の得意分野を紹介することで、
- 足の速い先生
- 絵が上手な先生
- ピアノが上手な先生
- 力持ちな先生
など、特色を出していくと、さらに覚えてもらいやすいですよ!
職員紹介のおたよりを書くときにも、有効です。
保育士の自己紹介・保護者向けの例文
保護者向け自己紹介の例文をご紹介します。
4月から〇〇組の担任をさせていただくことになりました、△△ △△(名前)と申します。
小さい頃からピアノを習っていましたので、ピアノの演奏と歌を得意としています。 お子様達と毎日元気に、たくさんの歌を歌っていきたいです。
日々の保育では、1人1人の個性を大切にし、個性を伸ばしていけるような保育をしたいと思います。 一緒に笑ったり喜んだり、お子様たちに寄り添いながら、笑顔のあふるクラスを作っていきたいと思っています。 保育園のことや子育てのことなど、何か気になることやご質問がありましたら、いつでもお気軽に声をかけてください。 これから一年間、どうぞよろしくお願いいたします。 |
保護者向けの自己紹介について、ポイントを見ていきましょう。
初対面の保育士の自己紹介の際、保護者が重視していることは、
- この保育士に一年間子どもを預けて大丈夫か
- 信頼関係が築ける保育士か
という安心感です。
大切な我が子を預けるのですから、当然ですよね。
柔らかい笑顔や身だしなみに気を付け、誠意のある自己紹介を心がけるとよい印象となります。
どんなクラスにしていきたいのか、子ども達にどのような経験をさせてあげたいのか、担任としての目標や抱負をしっかり伝えましょう。
保護者に安心感を持ってもらい、「この保育士なら大丈夫!」という印象を持ってもらうことが大切です。
緊張して早口になると、「性格がキツそう」という印象を与えるため、「いつもよりゆっくり」を意識するのもポイントです。
保育士の自己紹介・子ども向け
子ども向け自己紹介の例文をご紹介します。
今日から〇〇組の担任になりました、△△ △△(名前)です。
△△先生って呼んでね! 先生の好きな食べ物は、バナナです。 みんなはどんな食べ物が好きかな?
先生は、ピアノを弾くことと、外で元気に遊ぶことが大好きです。 みんなと一緒に、楽しく歌を歌ったり、たくさん遊びたいと思っています。 今日からよろしくお願いします! |
子ども向けの自己紹介では、子ども達の興味を惹き付けることが大切です。
子どもは大人とは異なり、話し始めればこちらを向いてくれるわけではありません。
興味を持つことでこちらを向いてくれます。
- 身振り手振りなどアクションを大きくする
- ペープサートやエプロンシアターなどを使い、視覚的に興味を持ってもらう
など、自然と意識が向くようにしながら自己紹介しましょう。
自己紹介では、子どもが分かりやすい簡単な言葉選びが重要です。
- ニコニコとした笑顔
- 大きめな声でゆっくり
- 子ども達1人1人の目を見ながら
- 柔らかい雰囲気で
- 長くならず簡潔に
自己紹介するとよいですね。
下記にて、子ども達を視覚的に惹き付ける「自己紹介おすすめ方法やアイテム」もご紹介します。
参考にしてくださいね。
手遊び
手遊びは、お集まりの際の導入としても行う保育士も多いですね。
手遊びは手軽で簡単でもあり、子ども達の意識をこちらに向ける効果もあります。
自己紹介の導入には、子ども達もよく知っていて馴染みのある手遊びを取り入れましょう。
① はじまるよったらはじまるよ
(手遊びの定番曲です。みんな知っていますね)
② とんとんとんとんひげじいさん
(アンパンマンやドラえもんの替え歌にしてもよいでしょう)
③ あたま・かた・ひざ・ポン
(どんどん速くなっていくことで盛り上がります)
スケッチブック
スケッチブックに、
- 自分の似顔絵
- 好きな食べ物
- 得意なこと
などを絵にかいて、子ども達に見せながら自己紹介もおすすめです。
言葉だけよりも伝わりやすく、印象にも残りやすくなります。
ページをめくりながら話すので、次に何を言おうとしていたか忘れてしまうこともありません。
エプロンシアター
ポケットから出した人形を、エプロンに貼りつけながら演じていくエプロンシアター。
次は何が出てくるの?と子ども達も夢中で見てくれます。
エプロンシアターで自己紹介すれることで、子ども達も楽しんで聞いてくれます。
エプロンシアターは丈夫なので、繰り返し使えます。
自己紹介用に準備しておいてもよいでしょう。
ペープサート
紙と割り箸で作るペープサート。
「自分」を作って、子ども達と楽しく遊ぶ姿を表現したり、好きな食べ物を食べている様子を演じてもよいでしょう。
オリジナルのストーリーを作成して、楽しく自己紹介しましょう。
クイズ
4~5歳児のクラスでは、クイズ形式にしても盛り上がります。
- 先生の好きな食べ物はなんでしょう?
- 先生の好きな色は何色でしょう?
など、簡単なクイズを出しながら自己紹介すると印象に残ります。
子ども達はクイズに答えることが大好きです。
子どもの興味を惹き付けることができるでしょう。
保育士の自己紹介・一言の例文
保育士の自己紹介は一言でも、自分の個性や保育に対する姿勢を表現する大切な機会です。
保育士としての熱意や子どもたちへの愛情を伝えつつ、保護者や子どもたちに親しみやすい印象を与えることを目指します。
自分の個性や考えを反映させつつ、オリジナリティあふれるメッセージを作成してみてください。
例文をご紹介します。
保護者向け自己紹介の例文
「毎日、子どもたちの輝く笑顔に出会えることが、幸せです。
一緒に思い出深い保育園生活を築いていければと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。」
「子どもたち一人ひとりの小さな成長も見逃さず、全ての瞬間を大切に支えていくことを心掛けています。
どうぞよろしくお願いします。」
「子どもたち一人ひとりが輝けるようサポートしていきます。
一緒に楽しみながら、子どもが成長できる環境を作りましょう。」
子供向けの自己紹介の例文
「一緒にたくさん遊ぼうね。
毎日ワクワクして過ごしましょう!」
「はじめまして。
いろんな新しいことに一緒にチャレンジしましょう。
楽しい毎日を、みんなで作っていこうね!」
「みなさんの笑顔を見るのが、先生の一番のしあわせです。
お話ししたり、遊んだり、いっぱい楽しいことしようね!」
保育士の自己紹介
自己紹介は、初めて会う相手に自分の名前と顔を知ってもらうことが目的です。
これから接する職場の同僚や保護者、子ども達に、自分のことを覚えてもらうために必要なものでもあります。
最初にしっかりと自己紹介をすることで、信頼関係を築きやすくなるという効果もあります。
保育士の自己紹介の相手
保育士の自己紹介は、新年度(4月)や、転職・異動をしたときに行うことが多いでしょう。
主に下記の相手に自己紹介をします。
・子ども
・保護者
・職員
- 受け持ちのクラスの子ども達に自己紹介する
- 送迎時の保護者へ自己紹介する
- これから一緒に働く職員に自己紹介する
自己紹介をする場面はたくさんありますね。
保育士の自己紹介のコツ
自己紹介を成功させるためのポイントをご紹介します。
① 笑顔を心がける
まずは和やかな笑顔で話すことを意識しましょう。
にっこりと口角を上げて話すことで、柔らかい印象になります。
やはり保育士には「優しさ」を求める子どもや保護者が多いです。
小さな子どもや保護者も、ニコニコとした和やかな保育士だ!と感じることで、安心感が持てるでしょう。
自然な笑顔が苦手!という方は、自宅で口角を上げる練習をしておくとよいですよ。
② 相手の顔を見ながら話す
自己紹介をする時は、つい緊張して、下を向いたり、視線が泳いでしまったりするかもしれません。
なるべく子どもや保護者、職員の顔を見て話すことで、親しみやすさを感じてもらえます。
大勢の前で自己紹介をする際は、目の前の人の顔だけをじっと見るのではなく、「8の字」をゆっくり横に描くように全体に視線を送るといいですよ。
③ 身だしなみも大事なポイント
最初に説明した通り、第一印象はわずか数秒間で決まってしまいます。
そのため、見た目もかなり重要となるのです。
自己紹介前には、しっかりと身だしなみを整えることをおすすめします。
- 髪がボサボサで不潔になっていないか
- 爪が伸びたままになっていないか
- エプロンや洋服にシワや汚れはないか
- 露出度の高い服装になっていないか
- メイクが濃すぎないか
など、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
保育士として適した服装や髪型、メイクであるかどうかは、保護者も意外とチェックしてします。
過度なメイクや明るすぎる髪色、露出の多い服装などは保護者に「不真面目」「軽い」保育士という印象を持たれやすいです。
せっかく保育の仕事を頑張っているのに、見た目で誤解されるのは、もったいないですね。
お洒落を楽しみたい保育士もいると思いますが、仕事中は「先生」と呼ばれる職業であることを弁えた範囲で楽しみましょう。
④ 伝わりやすい話し方や内容を意識する
自己紹介をする時は、「いつもよりやや大きめ」の声で話すことを意識しましょう。
ハキハキ話すことで、元気で頼りがいのある印象を持ってもらえます。
小さく聞き取りにくい声では、相手に「不安そう」「大丈夫かな?」という印象を与えてしまう可能性もあります。
また、自己紹介では緊張して早口になってしまう場合も多いです。
そのため、意識して「少しゆっくり」と話すことも大切です。
さらに、保育士の場合、子ども・保護者・職員など相手によって自己紹介をアレンジすることもポイントです。
自己紹介の文例に自分らしいアレンジを加えてみてくださいね。
まとめ
第一印象を左右する自己紹介。
言葉遣いや話し方、身だしなみなども大切なことが分かりましたね。
普段、印象がよいと感じる同僚保育士の話し方などを観察して、参考にするのもよいでしょう。
緊張したり、上手く話せなくても、「優しい雰囲気」や「安心感」が伝わるだけでも十分です。
「笑顔」を忘れず、目線をしっかり配るだけでも違います。
どうしても自信のない保育士は「練習」することが一番の対策。
子ども達や保護者と信頼関係を築けるよう、素敵な自己紹介ができるといいですね。