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子どもの保育園入園が決まり、職場復帰の日にちも決まって、『さぁ働くぞ!』と気持ちをシフトチェンジしようとした途端、保育園入園前の説明会で知らされた『慣らし保育』。
- もう仕事の復帰が決まってシフトが出ているのに…。
- 復帰してまもなく慣らし保育だなんて、職場に迷惑をかけてしまう…。
- 慣らし保育があるなんて知らなかった。どうしよう…
そんな思いを抱える保護者さんは少なくありません。
状況によっては、慣らし保育が難しい保護者さんもいることでしょう。
これから先、毎日通う保育園。
慣らし保育は、保育士とお子さん・保護者さんとの関係づくりや、園生活に慣れるための時間です。
今回は、慣らし保育がむ難しい現状の保護者さんに向けてお伝えしていきます。
慣らし保育ができない時はどうなる?
お子さんのため、保護者さんのためにも、どんな事情があろうとも慣らし保育にご協力していただく必要があります。
ただし、保護者さんの事情を考慮したうえで、保育園・担任保育士と相談したうえで、慣らし保育のスケジュール調整は可能な場合があります。
極端な例え話になりますが、登園初日から朝から夕方まで保育はできません。
ですので、初日は何時から何時までの保育、2日目は何時から何時までの保育、3日目は…とお子さんの様子を見ながら、保育時間を少しずつ伸ばしていきましょう。
どうしても慣らし保育ができない、という保護者さんからのご相談があったとしても、お子さんはまだ新しい環境に慣れていません。
急に保育園に預けられてしまっては、お子さんも不安になり、疲れすぎて夜泣きや体調を崩すことにも繋がります。
お子さんのペースに合わせて、慣らし保育を進めていく必要があります。
担任保育士からお子さんの様子を見て、「保育園で落ち着いて過ごすことができているので、慣らし保育を少し早めに進めましょう」という様な話が出ることもあります。
4月入園の慣らし保育はいつまで?
慣らし保育は、大体1〜2週間が目安です。
あくまで目安であり、年齢やお子さんによっては、数日で慣らし保育完了ということもあります。
最も期間が長いのは0歳児クラスです。
少なくても2週間は考えておくと良いでしょう。
また、2週間以上かかってしまう場合もあります。
例えば、『入園前までは完全母乳だったのに、保育園ではミルクを飲ませてほしい』と保護者さんの方から希望があったとします。
完母で過ごしているのに急にお母さんと離れ離れで、ミルクを飲むことはかなり難しいです。
そうなると、入園前にお家で哺乳瓶に慣れさせ、ミルクを飲ませてみること、ミルクが飲めない場合は冷凍母乳を用意すること(保育園と相談)など、たくさん課題がでてきます。
年齢があがり、例えば年少さんからの入園となると、1週目で慣らし保育は完了することが多いでしょう。
1・2日目:午前保育
3日目:給食後まで
4日目:午睡後まで
5日目:おやつ後まで
以降は、通常保育に移行します。
どの年齢においてもお子さんの様子を第一に考えて慣らし保育をすすめていく必要があります。
まずはお子さんの心のケアを優先してあげてくださいね。
保育園はどのくらいで慣れた?
早い子だと初日から平気な子もいますし、2週間の慣らし保育が過ぎても全く慣れない子もいます。
また、お子さんの様子を見て、保護者さんの方から「慣らし保育まだしばらく続けたいです」とお願いされる場合もあります。
保護者さんの方でもし不安なことがありましたら、担任保育士に伝えましょう。
わたしが保育士で1歳児クラスを担任していた時には、慣らし保育として2週間のスケジュールを組んでいました。
2週間経ったあとも保護者さんの方から「あと1ヶ月くらいお昼までのお迎えでお願いしたいです」ということがありましたし、2歳児クラスの担任の時には、保育園に慣れるまで半年以上かかった子もいました。
仕事を昼で切り上げて、食後やお昼寝後にお迎えに来てくださったり、そんな風に連携をとりながら保育をすすめていました。
どのくらいで慣れるかは、お子さんの性格によって大きな差があります。
保育園はどのくらいで慣れる?(2歳)
2歳児で、お友だちとあそぶことが楽しい!保育園楽しい!と思える子は、あっという間に保育園に慣れてしまいます。
しかし、今までお家で過ごしていたのですから、保護者さんと離れたくない気持ちもあって当然です。
また、おしゃべり上手な2歳児さんになると、「保育園きらい!やだもん!ママがいい!」なんて言うこともあります。
保護者さんと離れたあとは気持ちが切り替わるとケロッとして「保育園たのしい!」と笑顔で遊んでいることも多いです。
保育士にお子さんを預けたあとは、心配せずに任せてしまって大丈夫ですよ。
ただ、あっという間に保育園に慣れたな〜と思っている矢先に、急に振り出しに戻ってしまい「保育園嫌い。行かない。」と言い出す場合もあります。
お子さんの気持ちに寄り添い、安心して過ごすことができるように、日々のスキンシップをたくさんとってあげてくださいね。
慣らし保育は復帰前?
慣らし保育は、復帰前にできると良いです。
お子さんに余裕をもって関わることができますし、保護者さんも慣らし保育の間に、少しの間お子さんと離れてゆっくりと過ごすことができます。
復帰前のリフレッシュ期間にもなりますし、ご自分の仕事復帰への慣らしにも繋がります。
決まった時間に家を出て保育園に行くって、結構大変です。
お仕事が始まると、ご自分の準備もあるので、毎朝大忙しでしょう。
慣らし保育のうちに大人も子どもも新しい生活リズムに慣れていけると良いですよ。
また、保護者さんの様子を子どもは察知するものです。
仕事復帰をしてからの慣らし保育は、保護者さんの心の余裕が無くなりがちです。
慣らし保育の間は、お子さんと余裕をもって関わることが出来ると良いでしょう。
慣らし保育は1週間?
慣らし保育の期間は、1〜2週間が多いです。
お子さんのペースで、無理なく進めていけると良いですね。
保育園によって慣らし保育の期間は異なります。
入園が決定した際や入園前説明会の時に、保育園に確認しておきましょう。
慣らし保育が進まない
慣らし保育がなかなか進まないこともあります。
慣らし保育が進まないことに不安を感じたり、焦ってしまう気持ちがあるかもしれませんが、今だけだと思って、お子さんを優先させてあげましょう。
お子さんは大好きなお母さんお父さんと離れて、新しい環境に慣れようとがんばっています。
お子さんのペースで焦らず、ゆっくりと進めていけると良いですね。
大丈夫ですよ。
気がついたら保育園で笑顔で元気よく過ごすことができるようになります!
慣らし保育はいつ泣かなくなる?
個人差が大きいので、いつ泣かなくなるとははっきりお答えできません。
子どもが泣かないで、お母さんお父さんと離れることができるようになると、安心しますよね。
しかし、子どもはいつだってお母さんお父さんのことが大好きです。
6歳になったって、お母さんお父さんと一緒にいたいがために泣いてしまう子だっているのです。
ですので、いつ泣かなくなるんだろう…と心配な気持ちはわかりますが、大丈夫ですよ。
子どもは適応能力がありますので、保護者さんと離れたあとは、意外と気持ちの切り替えが早かったりもするものです。
お母さんお父さんも後ろ髪引かれる思いで泣きたくなってしまうかもしれませんが、泣いていても、つかまれても、心を強くもって保育士にお子さんを任せてくださいね。
まとめ
保育園の慣らし保育についてお伝えしてきました。
慣らし保育は、お子さんにとっても保護者さんにとっても必要な時間です。
仕事があるのに…そんな思いから、慣らし保育に対してマイナスイメージがあるかもしれませんが、保育園生活はこれからまだまだ先は長いです。
のんびりゆっくり、お子さんのペースですすめていきましょう。
保育園生活で不安なことがあるときや、疑問があるときには、遠慮なく保育士に聞いてくださいね。
お子さんが安心して保育園生活を送れるように、そして保護者さんが安心してお子さんを保育園に預けて、気持ちよくお仕事にいけるように、担任保育士や保育園と連携をとりながら、慣らし保育を進めていってくださいね。