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保育園では、様々なゲームあそびをしますね。
1番わかりやすいのは、〝椅子取りゲーム〟でしょうか。
その他にも、〝しっぽとりゲーム〟や、〝フルーツバスケット〟が定番です。
フルーツバスケットに似ているゲームあそびで、〝なんでもバスケット〟があります。
今回は、なんでもバスケットのルールをご紹介します。
盛り上がるゲームあそびですので、保育の中で試してみてくださいね。
なんでもバスケットのルール
なんでもバスケットのルールは、『鬼が言ったお題に、自分が当てはまったら椅子から立ち上がり、別の椅子へ移動する』です。
フルーツバスケットを応用したあそびですね。
フルーツバスケットでは、鬼が言う『お題』は、元々グループ分けされているフルーツの名前ですが、なんでもバスケットでは、『なんでも』良いです。
たとえば「髪の毛をしばっている人」や「朝ごはんがパンだった人」など、何でもオッケーなのです。
子どもたちがどんなお題を出すのかも、保育士にとってはお楽しみの一つです(笑)。
なんでもバスケットのルール・簡単
フルーツバスケットが理解できている子どもたちでしたら、なんでもバスケットはすぐに理解できて、ルールは簡単です。
【準備】
- 参加人数より、1つ減らした数の椅子を用意
※鬼が1名真ん中にいるため - 椅子は内側向きに置き、まるくなるように並べる
- 鬼役は真ん中で立つ
- 他の人は椅子に座る
ここまでが、ゲームがはじまる前です。
いよいよゲームスタート!
- 鬼がお題を出します
※例「白い服着てる人」「朝ごはんにおにぎりを食べた人」「好きな食べものが果物の人」など - お題に当てはまる人は、椅子から立ち上がって、空いた椅子へ移動します
※この時に、自分が元々座っていた椅子と、自分の隣の椅子には座ってはいけません - 鬼も空いた椅子に座ります
- 椅子に座れなかった人が、次の鬼になり、真ん中へ行きます
お題は、『なんでも』オッケーです。
フルーツバスケットでは「フルーツバスケット!」と鬼が言った場合、全員が立ち上がって移動しますよね。
なんでもバスケットも同じように、鬼が「なんでもバスケット!」と言った時には、全員が立ち上がって、空いた椅子に座ります。
これを繰り返してあそぶのが、なんでもバスケットです。
なんでもバスケットのルールをわかりやすく説明
子どもたちにルールを説明する時には、まずは保育士が鬼となって説明しましょう。
フルーツバスケットをしたことがある子どもたちであれば、すぐに理解することができます。
言葉だけで説明すると、イメージをすることが難しいかもしれないので、説明をしながら実際に何度か練習で動いてみてから、本番のゲームを始めると良いでしょう。
子どもたちにルールを説明する時のポイントは、『みんなに聞こえる大きな声でお題を言うこと』です。
子どもたちの中には、なかなかお題が浮かばない子どももいるかもしれません。
お題が浮かばない時には、保育士がヒントを出してあげると良いですね。
実際に動きながらルールを説明しても、イメージをすることが難しいと思うクラスは、説明を工夫しましょう。
- 人形を使って人形を動かして説明
- 実際になんでもバスケットをしている動画を見せる
- ルールが理解できている子どもたちにやって見せてもらう
言葉だけの説明ではなくて、視覚的に説明することで、子どもたちはより理解しやすいでしょう。
また、なんでもバスケットは、フルーツバスケットのルールを理解できるようになった年齢から楽しむことができますので、年少(3歳児クラス)以上の子どもたちにおすすめでです。
なんでもバスケットのルール・英語
なんでもバスケットのルールを英語でご紹介します。
The rules of “Anything Basket” are as follows: “When the ‘Oni’ (it/tagger) calls out a theme, anyone to whom it applies must stand up from their chair and move to a different chair.”
Prepare a number of chairs one less than the number of participants.
※There is one ‘Oni’ standing in the center, hence the reduced number of chairs. Place the chairs facing inward in a circle.
The person playing the ‘Oni’ stands in the middle.
Everyone else sits on a chair.
This concludes the preparations before the game starts.
Now the game begins!
The ‘Oni’ announces a theme.
※Examples include: “Someone wearing white clothes,” “Someone who had rice balls for breakfast,” “Someone whose favorite food is fruit,” etc.
Those who fit the theme must stand up from their chairs and move to an empty chair.
※At this time, you must not sit in the chair you were originally in, nor the chairs directly next to it. The ‘Oni’ also tries to sit in an empty chair.
The person left without a chair becomes the next ‘Oni’ and goes to the center.
Any theme is okay.
When the ‘Oni’ says “Anything Basket!”, everyone must stand up and find a new chair to sit in. This is repeated over and over as the game of Anything Basket is played.
なんでもバスケット・椅子なし
なんでもバスケットは、アレンジをして椅子なしであそぶこともできます。
フルーツバスケットも同じく、椅子なしであそぶことができますので、室内だけでなく、屋外でも楽しむことができますよ。
いくつかご紹介します。
地面に円をかく
木の枝などを使って、大きな円をかき、椅子があるバージョンと同じように、線の上にしゃがみ、鬼は真ん中へ行きます。
椅子がないというだけで、しゃがんで行うだけですので、簡単です。
椅子のかわりに、手にタオルを持つ
椅子ではなく、1人1枚タオルを持ちます。
鬼はタオルを持ちません。
鬼がお題を言い、当てはまった人は、タオルを上に投げ、別のタオルを取ります。
子どもたちの位置が固定はされませんが、全体の動きが大きくなるので、鬼ごっこ感覚にもなります。
タオルに夢中になって、まわりが見えなくなり、子ども同士の衝突などの恐れもありますので、十分に広い場所で行うことをおすすめします。
他には、座布団を使ったり、テープで枠をつくったりしてもあそぶことができます。
椅子を用意することが難しかったり、別バージョンであそんでみたい場合には、色々なやり方を楽しんでみてくださいね。
なんでもバスケットの終わり方
なんでもバスケットの終わり方は、特に決まってはいません。
あらかじめゲームの終わり方を子どもたちと考えておくと良いでしょう。
子どもたちが理解できる終わり方にすると良いですね。
- 「◯回やったら終わりにしよう」
- 時計を見ながら時間で知らせる
- 同じ人が◯回鬼になったら終わり など
ゲームのあそびの延長で、あそび時間や設定保育時間を終わらせる場合には、簡単に「よし、これで今日は終わりにしよう」と声をかけ、保育士が「◯◯の人」とお題を言って子どもたちを順に集めて、みんなで移動しても良いです。
集まった子どもから次の活動へ移行するのも良いですよ。
その際には、子どもたちが少しずつ動くことになりますので、保育士の目が行き届く範囲で行いましょう。
まとめ
今回は、ゲームあそびの『なんでもバスケット』のルールについてご紹介しました。
保育の中で、ゲームあそびは盛り上がるものです。
しかもお題が『なんでも』オッケーなので、保育士のお題のセンスが問われますし、子どもたちがどんなお題をだすのか、わくわく楽しいですね。
保育士さんは、ぜひおもしろいお題をだしてみてくださいね!