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結婚や妊娠は、とても喜ばしいこと。
保育士は子どもが好きな人が多いので、なおさら妊娠は嬉しいと思います。
ただ妊婦は急に体調が悪くなったり、思うように身体が動かなくなったり、保育士が辛いと感じることも。
そして新型コロナウイルスが流行し、更なる不安が妊婦の保育士さんに出てきました。
コロナ禍で妊娠9か月まで保育士として働いた私が、妊婦の保育士のコロナ禍での体験談と対策をご紹介します!
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妊婦の保育士は辛い!
妊婦の保育士が辛いと感じるポイントをご紹介します。
- つわり
- 通勤
- 身体への負担
- 頻尿
つわり
個人差はありますが、妊婦の保育士にとって辛いのはつわり。
つわりは匂いに反応することが多いので、通勤時間や、給食、排泄の援助などで辛さを感じます。
空腹でつわりがひどくなる人もいますが、保育中は間食を取るのは難しく、和らげることが出来ません。
通勤
仕事をしている妊婦の大半が辛いと感じることの一つに、通勤があります。
時差を取って、満員電車を避けることが出来ると良いですが、人手不足・シフト勤務の保育士の場合、時差の取得が厳しいことも多いです。
身体への負担
保育士は、身体を動かすことの多い仕事です。
環境設定などで重い物を持ったり、動かしたり、子ども達を抱っこしたりと、身体に負担がかかる動きが非常に多いです。
その都度休むこともできない為、お腹が張っている時には、かなり辛い状況です。
頻尿
妊娠するとトイレが近くなる場合が多いです。
頻尿になっても、保育中に頻繁にトイレに行くことが出来ず、辛いことがあります。
https://natura-plus.com/archives/8277
保育士の妊婦は迷惑?
どんな職業でも、妊娠出産をするには、必ず仕事を休まなくてはいけない時期があります。
妊娠中も何が起きるかは分からないので、働く女性にとって、全く職場に迷惑をかけずに妊娠することは難しいです。
特に保育士は、身体を動かすことも多いので、妊娠によって、仕事の内容が制限されたり、周りに配慮・サポートしてもらう必要があります。
出来るだけ迷惑をかけないためには、妊娠の報告が大切になってきます。
https://natura-plus.com/archives/8270
妊婦の保育士、コロナ
コロナ禍で、さらに大変になった保育業界。
保育業界は、在宅勤務ができません。
日々の保育業務に加えて、玩具や保育室の消毒・換気等と、保育士の負担が増加しています。
上手くマスクを着けることが難しい子ども達のお世話は、保育士にとって感染のリスクが非常に高い現場です。
妊婦の保育士でも、コロナの状況はほとんど変わりません。
コロナ禍での保育園の仕事で、不安だったこと、苦労したこと、気を付けたことをまとめました。
妊婦の保育士がコロナで不安だったこと
妊婦でなくても、コロナに対して不安はありますよね。
妊娠して自分一人の身体ではなくなったので、私は余計に色々なことが不安になりました。
妊婦の保育士がコロナで不安だったことをご紹介します。
- 保護者は感染者の多い地域で働いている人が多いため、コロナ感染リスクが高い。
- 満員電車での職場までの通勤。
- 自分が気を付けたり、休職したりしても夫は仕事に行かなければならないため、休職してもコロナ感染リスクは同じ。
- 消毒液を使う機会が増え、胎児に影響がないのか不安。
- コロナ禍でも、散歩に行かなければならなかった。
⇒保育園外に出ると人と接する機会が増えるので、感染リスクが高くなる。 - 保育園内の会議が密になっている気がした。
- 若い保育士は、あまり気にせず遊びに行っているという話を聞き、不安。
気を付けてはいるものの、保育園は密になる場面が多いので、妊婦保育士として不安に感じることが多かったです。
妊婦の保育士がコロナで苦労したこと
妊娠中の保育仕事は、身体が思うように動かず苦労します。
たくさんの苦労がありますが、コロナによってより苦労したことをまとめました。
- コロナ感染を恐れ、子どもからのスキンシップを断ることが多くなり、申し訳なく感じた。
- つわりでしんどくなって、休憩しようと思っても、休憩できる場所がコロナの影響で閉鎖されていた。
- 体調がすぐれないのが、妊娠の症状なのかコロナの症状なのか分からなかった。
- 換気をしないといけないが、室温を保つために、なかなか出来なかった。
- 自分がコロナに感染すると保育園に迷惑がかかると思い、赤ちゃん用品の買い出しやプレママ体験などにほとんど行けなかった。
保育士である自分がコロナに感染すると、“保育園を2週間ほど閉園”しなくてはいけなくなります。
このことによるプレッシャーがすごくありました。
妊婦の保育士がコロナで気をつけたこと
妊娠中は、とにかく色々なことに気を付けながら生活しました。
妊婦の保育士が、コロナで気を付けたことをご紹介します。
- 頻繁に手洗い・うがいを行った。
- 発熱、嘔吐、下痢をした子どもの処置は、出来るだけ行わないようにした。
- 食事介助時にこまめに手洗い、消毒をした。
- お腹が目立っていない時に、つわりでしんどそうにしているとコロナ感染者だと思われそうだったため、マタニティマークを見えるところに身につけた。
保護者にも安定期になるまで言わなかったので、体調不良だと思われ、不安を与えないように気を付けました。
コロナは前例のないことです。
妊婦の保育士として、様々なことに不安を抱き、気を付けました。
気を付けていても、コロナに感染する時は、感染してしまうはずです。
少しでも、コロナの感染リスクを下げるように行動することが大切だと思います。
妊婦の保育士のコロナ対策
妊婦の保育士のコロナ対策についてご紹介します。
少しの対策でも行い、母体・胎児共に負担がかからないようにしましょう。
コロナ対策は色々あります。
しかしどうしても不安な場合は、“休暇をとる”か“退職する”という選択肢になります。
休暇を取っても補償金が出るわけではありません。
退職したら、それ以降は給料がなくなります。
これからたくさんのお金が必要となってくるので、働けるのであれば、ギリギリまで働きたいですうよね。
保育士として働き続ける場合は、仕事をする上で下記のことを配慮すると良いと思います。
- 発熱、嘔吐、下痢の園児の対応は、あまり行わないようにする。
- 園庭など、戸外遊びを取り入れる。
- 園児とあまり密接しないように心掛ける。
- こまめに換気を行う。
- 休憩時間でも、職員とコミュニケーションをとる場合にはマスクを着用する。
- 研修など、不特定多数の人が多い場所は行かなくて済むように配慮してもらう。
- 早番や遅番などを多くしてもらい、満員電車に乗らずに済む時差出勤を増やす。
お願いしにくいかもしれませんが、園長・施設長などに話してみましょう。
新型コロナウイルスに関する母性健康管理措置
厚生労働省では、妊娠中の女性労働者の母性健康管理を適切に図ることができるよう、「新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置」を設けています。
ともに、この措置により休業が必要とされた、妊娠中の女性労働者のために、有給の休暇制度を設けて取得させる事業を支援する助成制度を設けています。
これらの措置の助成金の期限は、令和4年1月末までとなっています。
また、都道府県労働局雇用環境・均等部(室)において、新型コロナウイルス感染症への感染について、ストレスを感じたり、通勤や働き方で悩んでいたりする妊婦の方を対象に「母性健康管理措置等に係る特別相談窓口」を設け、相談に対応しています。
このように厚生労働省は、在宅勤務や働きやすい環境づくりなどの配慮を要請しています。
しかし、拘束力がありません。
ある調査によると、働いている妊婦さんの7割はコロナ禍でも働いている環境は変わっていないと回答しています。
そのため休業を認めてもらえなかったり、解雇をほのめかされたりするケースもあったようです。
まだまだ、コロナで妊婦にとって働きやすい環境が整っている職場は、少ないようです。
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まとめ
妊婦の保育士に対しては、十分に配慮してくれる保育園と、してくれない保育園があります。
コロナ禍であれば、なおさら配慮してほしいですね。
妊婦の保育士に配慮してくれる保育園でなければ、辛い思いをしてしまいます。
働いているとつい、妊婦でも頑張りすぎてしまいます。
無理せず、母体と赤ちゃんを大切に過ごしてくださいね。
私の働いていた保育園は、理解ある人が多く、たくさん配慮をしてもらいました。
私の他にもう一人妊婦の保育士がいました。
その人は“妊婦だから”という態度で仕事をしていました。
- 「手伝ってもらって当たり前。」
- 「感染するリスクがあるので、しなくて当たり前。」
そういう態度には、周りも協力したくなくなり、ギスギスした雰囲気になっていました。
妊娠中での保育の仕事が大変なのは、分かります。
さらにこのコロナ禍です。
それでも、周りに感謝することを忘れずに、無理しすぎず仕事をしていくことが大切ですね。
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