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ハンカチ落としとは、幼稚園・保育園児でも十分に楽しむことができる簡単で楽しいゲームの一つですね。
ほとんどの方が幼少期の頃にハンカチ落としというゲームをしたことがあると思います!
ハンカチ落としを知らないという方に出会ったことはないので、きっと日本のどの地に住んでいる方でも一度は通ったことのある遊びなのでしょう。
ただ、指導案を書くとなると、配慮やねらいなど、悩んでしまうこともあるでしょう。
ハンカチ落としのアレンジや応用遊びもご紹介します!
ハンカチ落としの指導案
ハンカチ落としを保育に取り入れる場合に、実習生や現役保育士でも園によっては指導案を書くことがあると思います。
指導案を書く際には、
- 活動の中で予想される子どもの姿
- 保育士はどのように子どもを援助していくのか(配慮)
- 環境構成
- 活動のねらい
などをまとめて書いていきます。
ここからは各項目に分けて、どのような内容で書いていけば良いのかご説明しますね!
ハンカチ落としの指導案・内容
ここでは、活動の中で予想される子どもの姿と、それに対する保育士の配慮についての例をご紹介します!
年齢によって姿にも違いがありますので、この中でクラスに当てはまるものを選んで書くと良いでしょう。
◯鬼になりたがる子が出てくる
- なるべくクラス全員が鬼を経験できるよう、保育士も遊びを一緒に楽しみつつ均等を図る。
- 気持ちを受容しながら、遊びにはルールがあることを伝える。
◯ルールが理解できず、ゲームを楽しむことができない子がいる
- 保育士も遊びに参加し、ルールが理解できていない子の側で援助をする。
- 慣れるまでは動き方などを細かく言葉掛けしながら動きを促す。
◯捕まって怒る子がいる
- 悔しい気持ちを受容し、前向きにゲームに取り組み続けられるよう勇気づける。
- ルール上のことであること、ルールを守ることの大切さを確認する。
◯友だち同士で言い合いになる
- 手を出してしまうなどの危険がないよう、見守る。
- 自分たちで話し合って解決ができるよう、様子を見て仲立ちする。
◯ハンカチを落とされた子に声をかける、走る友だちを応援をするなど協力し合う姿が見られる
- 子どもの自主性や自発性を見守る。
- 様子を見つつ、子どもたちと落とされたことに気づいていない場合には教えていいのか、などルールの確認をする。
◯鬼を経験できない子が出てくる
- 保育士が遊びに参加し、まだ鬼をやっていないこのところにハンカチを落とすなどの配慮をする。
- みんなの前でまだ鬼になっていない子を確認しつつ、子どもたちに鬼を経験していない子に落とすよう促す。
ハンカチ落としのねらい
それでは次に、ハンカチ落としを保育の中で行う上でのねらいを考えてみましょう。
いくつか例をご紹介しますね。
集団遊びを楽しみ、集中して取り組む。
自分のところにいつハンカチが落ちてくるのか、誰に落とすのか、鬼は今どこを歩いているのか…など、さまざまな感覚を研ぎ澄まして集中して行う遊びの一つでもあります。
クラスのみんなで楽しむことで、集団遊びの楽しさを味わうこともできますね。
身体を動かす室内遊びを楽しむ
ハンカチ落としは走って逃げたり追いかけたりして、意外と身体を使って行う遊びなのです。
静と動の切り替えがありますので、子どもたちにとっては最適の遊びとも言えるのではないでしょうか。
大きなねらいとしてはこの二つが挙げられますね。
その他にも、「遊びの中での緊張感を楽しむ」や、「友だちと楽しい時間を共有する」などもねらいに書いても良いと思いますよ!
ハンカチ落としのルール
ルールはとっても簡単です!
- 鬼を1人決める。
- 鬼以外は丸になって、目を瞑りながら座る。
- 鬼は丸の外側を歩きながら誰かの手元にハンカチを落とし、走って落とした人がいた場所に座る。
- ハンカチを落とされたら、ハンカチを持って鬼を捕まえに走る。
※鬼を捕まえられなければ、ハンカチを落とされた人が次の鬼になる。
とっても単純でわかりやすいルールですので、私は一番幼くて2歳児クラスでもやりました。
初めての時は理解できていなかったですが、3回目くらいになると全員でスムーズに行うことができていましたよ!
3〜5歳児だったらあっというまにルールを覚えて、楽しみながら遊ぶことができるでしょう。
『ルールを守ること』は、集団遊びを楽しむ上での最低条件ですので子どもたちとしっかりと確認をしておいてくださいね!
4歳児ハンカチ落としの導入
ハンカチ遊びへの導入としては、ハンカチ遊びをお勧めします。
子どもたちが毎日持ってくるハンカチ一枚でできる、いろいろな動物や小物などを作って楽しむ遊びです。
こちらの動画を参考に、色々と作って見せてみてあげて下さい!!
保育士の先生方なら、もしかしたらすでに知っているものもあるかも?
子どもたちでも真似できる簡単なものばかりですので、ぜひみんなで作ってみて下さいね!
ハンカチ落としのアレンジ
ハンカチ落としのルールは変えずに、ちょっとしたアレンジでもっとハンカチ落としを楽しみましょう!
ハンカチに鈴をつける
鈴がついているとハンカチを落とすと音が鳴ってすぐにバレてしまうのです。
通常なら気付かれないはずの落とし方でも、鈴がついていたらそうはいきません。
それだけで子どもたちはハラハラドキドキが止まりません!
ハンカチを背中向かって投げる
こちらもハンカチが背中に当たるので、鈴と同じようにハラハラドキドキ!
落とされる側も背中の感覚を研ぎ澄ましておかないと、もしかしたら気付けないかも?!と緊張感を持って行うのです。
投げたことがバレないようにそっと投げる子もいれば、思いっきり当てに行く子もいたり…個々の性格がよく見えて楽しいですよ!
ハンカチ落としの応用
私がハンカチ落とし遊びの応用でよくやるのは、単純にハンカチの枚数を増やすこと!
ハンカチの枚数が2枚になると、バタバタした感じになりますがそれが楽しいんです。笑
まず、色違いのハンカチを2枚用意します。
「この色は〇〇ちゃん、この色は〇〇くん」というようにどっちの鬼がどっちの色のハンカチを持っているか確認します。
自分の手元に落ちたハンカチを落としたのはどっちの鬼か思い出して間違えないように追いかけます。
これを基本のルールは変えずに、繰り返し行うのです。
こちらは年齢が低いとごちゃごちゃになってしまいがちで難しい為、4〜5歳児だけのおすすめのアレンジです。
低年齢の場合は、同じ遊びを繰り返し楽しむことも大切なことですから無理に応用編をしなくて良いのです。
ハンカチ落としの終わり方
私が子どもたちとハンカチ落としを行う時の終わり方で行っていたものをご紹介します!
みんなが楽しい気持ちで終われるように配慮することがポイントですよ。
そうすればまたハンカチ落としをやりたい!という気持ちが芽生えやすいです。
最後に保育士が鬼になるように仕向ける
なんとなーくいつも先生に落としてくる子っていませんか?笑
その子に回るように上手いこと誘導して、最後先生が鬼になってチャンチャン♪っと上手いこと丸く収まるようにしていました。笑
最後に鬼になった人が次の遊びを決める
まだ遊ぶ時間に余裕があったり、自由遊びの時間にできるなら、最後の鬼が次の遊びを決める権利を与えたりしていました。
最後に鬼になると結構不完全燃焼というか悔しい思いをしてしまうので、そうならないようにみんなが羨ましがる権利を与えます!
まとめ
ハンカチ落としという一つの遊びを深く考えるとこんなにも奥が深いんですね。
指導案を書くことはちょっぴり面倒に思いがちですが、この記事を読んだ貴方ならきっともう書けるはず。
子どもたちと楽しく行えるように、アレンジや応用も合わせてやってみて下さいね!