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保育園や幼稚園では、毎月お誕生日会をします。
保育の中では、指導案を作成して保育を行いますが、誕生日会も保育の一環ですので指導案が必要となります。
どんなねらいにすればいいの?と悩んでしまう保育士さんもいるでしょう。
お誕生日会は全クラス合同で行ったり、各クラスで行ったり、それぞれの園で様々だと思いますが、今回はお誕生日会の年齢別のねらいをご紹介します。
誕生日会のねらい・指導案
指導案では、ねらいが必要となります。
指導案のねらいと内容は、活動内容によってかわってきますね。
保育園や幼稚園の誕生日会には、下記のようなねらいがあります。
- 出し物で特別感をだして、普段の保育とは違う誕生日会をみんなで楽しむ
- 誕生日月の子どもがまわりの人から大切にされていることを理解する
- お友だちの誕生日をお祝いし、大きくなることへの期待を共に喜ぶ
- 祝ってもらう経験を通して、感謝の気持ちをもつ
では、指導案においてはどうでしょう?
誕生日会を計画するうえで、指導案のねらいをいくつかご紹介します。
- お友だちの誕生日をお祝いし、成長を共に喜ぶ
- 成長することへの期待や喜びを感じる
- 喜びを分かち合い、思いやりの気持ちをもつ
- みんなで集まることで、集会でのマナーを身につける
誕生日会のねらい・乳児
乳児の誕生会のねらいは
- 行事に参加することができる
- 出し物をみたり、楽しくみんなと一緒に過ごす
- お友だちの誕生日をお祝いし、共に喜ぶ
- 異年齢のお友だちと触れ合う
- 誕生日会に楽しく参加する
乳児さんは、誕生日会に参加するだけでもすごいです。
小さいので、長い時間座ってみていることが苦手な子がいるでしょうし、赤ちゃんだと誕生日会の場所に参加するだけで、様々な経験ができています。
乳児さんは、無理なく誕生日会に参加できるとよいですね。
誕生日会のねらい・幼児
幼児のねらいは
- 自分の成長を喜び、お祝いしてもらうことを喜ぶ
- お友だちをお祝いすることで、思いやりの気持ちにつなげる
- みんなで集まる時のルールや態度を学ぶ
- みんなで行事を行うことを楽しむ
幼児さんになると、誕生日会というものがどのような会か理解しています。
お誕生会を、心から楽しむことができるようになりますね。
その中で、ルールを知ったり、会の中では静かに座ることを覚えたりしていきます。
誕生日会のねらい・0歳児
続いて、年齢別のねらいをご紹介していきます。
0歳児のねらいは
- 保育士と一緒に行事に参加する
- 異年齢のお友だちと触れ合う
0歳児さんは、おそらく保育士と一緒に座って参加することになります。
保育士と一緒に座って行事に参加することで、安心して過ごすことができます。
兄弟がいる子で、しっかりとお座りができる子であれば、もしかしたら兄弟のそばで一緒に座って参加することもできるかもしれませんね!
お誕生日会のねらい・1歳児
1歳児のねらいは
- 行事に楽しく参加し、出し物を座ってみることができる
- 誕生日会に楽しく参加し、お友だちをお祝いすることを楽しむ
1歳児さんになると、誕生日というものが少しずつわかってきますね。
行事ですので、いつもとちがう保育で、誕生日会は楽しいですよね。
保育士とお友だちと一緒にしっかりと座って参加することができるようになってくるのも1歳児さんからですね。
お誕生日会のねらい・2歳児
2歳児のならいは
- お友だちの誕生日をお祝いし、みんなと一緒に行事に楽しく参加することができる
- 静かに座って、出し物を静かにみる
2歳児さんになると、まわりの状況をみてなんとなく場にあった行動ができるようになってきますね。
例えば、静かにしなければいけない場面では、その場の空気を察して静かにしたり、拍手をする場面では自分から拍手をしたり。
状況がわかるようになってきます。
また、年上のお友だちの動きもよく見て行動するようになってきますね。
誕生日会のねらい・3歳児
3歳児さんのねらいは
- 自分の成長やお友だちの成長を共に喜ぶ
- みんなで集まる行事を楽しむことができる
- 場にあった行動ができる
3歳児さんになると、理解力がぐんとあがります。
ですので、今月は「◯◯ちゃんが4歳になる!」なんて子どもが自ら把握しておしえてくれることもあるかもしれません。
お友だちの誕生日をよろこんでお祝いできたり、次は誰の誕生日だとか、色々と楽しみ方が増えてきますね。
そのため、誕生日会でのルールやマナーを自分から気をつけたりする子も多く見られてくると思います。
誕生日会のねらい・4歳児
4歳児さんのねらいは
- 自分やお友だちの成長をよろこび、優しい気持ちを育てる
- 成長することへの期待感をもって、みんなでお祝いすることができる
4歳児さんになると、毎月だれが誕生日なのか、誕生日表なんかを見て把握する子どもの姿が見られるようになってきますよね。
「次は◯◯くんがお誕生日だから、そのあとは◯◯くんで、そのあとは私かな!」なんて、誕生日を待ち遠しく思う可愛らしい会話があるかもしれません。
歯がぐらぐらしてきたり、身長がぐんとのびたり、成長することに対して、より意識をするようになってくるのは年中さんです。
誕生日会でも、きっとお友だちの成長をよろこんでお祝いして、優しい気持ちが育っていくことでしょう。
誕生日会のねらい・5歳児
5歳児さんのねらいは
- 自分やお友だちが成長したことや、みんなから大切にされていることを感じ、思いやりの心を育てる
- 誕生日をお祝いし、みんなで成長を喜びあう
- 大きくなることへの期待感をもち、成長をよろこぶ
保育園や幼稚園で、5歳児さんは最後の誕生日会ですね。
誕生日会の中では、1番大きくて、しっかりとお兄さんお姉さんな態度でいることでしょう。
自分やお友だちの誕生日を心からお祝いして喜ぶことができ、ひとつひとつ小学校へ向けての気持ちが高まってきますね。
誕生日会のねらい・配慮
誕生日会の配慮としては、子どもたちが期待感をもつことができたり、楽しみになるような言葉がけをしましょう。
主役は、子どもたちです。
1番の主役は、誕生日月の子どもたちですよね。
子どもたちが自分の誕生日をお祝いされたことによろこびを感じ、みんながお祝いしてくれたことで、その日は最高に幸せな1日になれるように配慮しましょう。
また、保育士の出し物としては、簡単で長くならない内容のものがおすすめです。
小さい子でも、見て楽しむことができる内容のものだとよいですね。
誕生日会の中では、マナーがあります。
それは、静かに見ること。
誕生日をみんなで一緒にお祝いすること。
誕生日会の中で、立ち歩いたり、大きな声でおしゃべりをしてしまっては、場の雰囲気が乱れてしまいますので、そういったことへの配慮も保育士は行いましょう。
誕生日会のねらい・内容
誕生日会のねらいの内容は、下記のようなことがあげられます。
- 成長することへの期待感をもつこと
- 成長することへの喜びを感じること
- 自分は大切にされているということに気づく
- お友だちのお祝いをすることで、優しい思いやりの気持ちを育てる
- みんなで集まる時のマナーを学ぶ
お友だちの誕生日をお祝いすることで、優しい気持ちが育つこと、思いやりの気持ちを育てることへつながりますよ。
まとめ
誕生日会のねらいについてご紹介してきました。
誕生日会のねらいを改めて考えてみると、誕生日会がより大切なものと感じますね。
子どもたちは、自分の誕生日会をとても楽しみにしていますし、自分が誕生日月ではなくても、誕生日会の日ってわくわくしていますよね。
ぜひ、保育園や幼稚園での誕生日会が特別で幸せな1日になるように計画してみてくださいね!