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『三匹のやぎのがらがらどん』は多くの人々に親しまれている民話で、シンプルな物語の中に教訓が隠されています。
この物語は、異なる大きさの三匹のやぎが、山へと進む途中でトロールという障害を乗り越える様子を描いています。
また、最後には不思議な言葉が出てきてます。
本記事では、『三匹のやぎのがらがらどん』から得られる教訓や物語の最後の意味についてご紹介します。
三びきのやぎのがらがらどんの教訓
教訓1:協力して困難を乗り越える
『3びきのやぎのがらがらどん』では、やぎたちが美味しい草を求めて山を目指していました。
しかし、その途中には恐ろしいトロルが住む橋が待ち受けていました。
最初の二匹のやぎは、力強い兄やぎの力を借りて、橋を安全に渡ることができました。
もし彼らがバラバラに山に向かっていたら、結果は異なっていたかもしれません。
互いに支え合い、危機を乗り越えることの大切さが伝わってきます。
教訓2:欲張りは禁物
トロルは「次にもっと大きいやぎが来る」の話を信じ、小さなやぎを食べるチャンスを逃してしまいました。
中くらいのやぎの時にも同じことをしてます。
トロルが小さなやぎや中くらいのやぎを攻撃していたら、簡単に捕まえることができたはずです。
しかし、欲張って大きなやぎを狙った結果、逆襲されてしまいました。
教訓3:固定観念で考えない
普通だったら、ヤギがトロルをやっつけるなんて考えられません。
でも、大きなヤギはトロルをやっつけました。
強そうそうなトロルは、ヤギを一匹も食べられずに負けてしまいました。
固定観念で考えないことの大切さも、気づくことができる絵本です。
教訓4:策略と知恵
小さなやぎと中くらいのやぎは、策略と知恵を使ってトロールを欺きます。
これは、物理的な力だけでなく、知恵や戦略も大切であることを示唆しています。
三匹のやぎのがらがらどんの最後の意味
三匹のやぎのがらがらどんの最後に出てくる「チョキン、パチン、ストン」。
どんな意味なのか気になる方も多いですが、言葉の意味はありません。
お話が終わったときのおまじないの様なものです。
昔話の「とっぴんぱらりのぷう」「めでたし めでたし」の様な感じの使われ方です。
「チョキン、パチン、ストン」は英語では”Snip, snap, snout.”です。
snipは紙を鋏で切る音を表し、snapは指を鳴らす音を示します。
「チョキン、パチン」は英語の音感をうまく活かしていると感じます。
英語では”Snip, snap, snout. This tale’s told out.”と続き、”snout”と”out”が韻を踏んでいます。
また、ノルウェー語では “snipp snapp snute, her er det eventyret ute.” と表現され、”snute”と”ute”で韻を踏んでいます。