発表会で子どもたちが取り組むオペレッタ。
どの年齢でもオペレッタを行うことは可能ですが、言葉のやりとりがしっかりとしてくる4歳児さんになると、オペレッタの題材を選ぶ際にも選択肢が広がります。
せっかくの晴れ舞台ですから、子どもたちひとりひとりが輝けるようなオペレッタにできるといいですよね!
この記事では、4歳児におすすめのオペレッタを解説していきます。
オペレッタの題材をお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
4歳児のオペレッタ・おすすめ
年中さんにおすすめのオペレッタは「どうぞのいす」です。
絵本でも人気の「どうぞのいす」は、さまざまな動物たちが登場する可愛らしいお話。
絵本を題材にして、登場人物を決めていきますが、少しアレンジして登場動物を増やしたり、「どうぞ」で使うものを自分たちで考えて変えてみてもおもしろいですよ。
どの題材にも言えることですが、物語にアレンジを加えることはおすすめです。
例えば、有名なお話「おおきなかぶ」。
お話の中では、おじいさんから始まり、おばあさん・まご・いぬ・ねこ・ねずみがみんなでかぶを引っ張って、おおきなかぶをぬくお話ですが、登場人物をアレンジすると、盛り上がりますよ。
既存のストーリーはもちろん面白いですし、素晴らしい素敵なお話ですが、アレンジを加えるとオリジナル感がでて、保護者もより楽しく見てくれます。
4歳児のオペレッタ・題材
オペレッタの題材は、子どもたちの反応がよかったものを選びましょう。
この記事で紹介する題材でも、7つあります。
子どもたちの雰囲気・様子・無理なくできる内容で決めることがポイントです。
オペレッタの中では、ひとりひとりが主役となれるような役割を用意しましょう。
何か一言でも、ひとりずつ言える場面があると良いです。
オペレッタの中には、歌やダンスも取り入れることで、盛り上がったり、子どもたちの気持ちものってきます。
4歳児のオペレッタ・CD
オペレッタの題材は、CDが一緒になっているものがほとんどですが、CDのほかに楽譜が同封されています。
CDは、オペレッタの流れがスムーズにできるように、オペレッタの一連の流れができあがった状態ですが、音響機器の操作が必要です。
再生・停止を繰り返し最後まで操作しなくてはなりません。
そのため、CD担当の人が必要となります。
楽譜は、CDに比べると手作り感があり、よりあたたかいオペレッタになります。
先生はピアノの練習も必要となるため、保育士にとっては負担が増してしまいます。
オペレッタはCDでもピアノで行うことができるため、園の方針に従って行いましょう。
私の働いていた保育園では、あるときから急に「CDをつかったオペレッタは禁止!」と園長先生から言われました。
開園から30年以上、オペレッタはCDで行っていたのに、急な方針変更にベテランの先生は戸惑っていました。
結局CDなしのオペレッタに保育士は混乱しながらも、楽譜を使用してピアノで行いました。
年中のオペレッタ・感動
感動するオペレッタは「ともだちほしいなおおかみくん」です。
オリジナル台本
ともだちほしいなおおかみくん
劇 お遊 戯会 発表会 保育園
おおかみって、怖いイメージですよね。
お話の中のおおかみくんも、みんなから怖がられていますが、優しいおおかみなので、みんなの誤解もとけていきます。
おおかみくんは、その優しさから、あそぶともだちを見つけるという、なんともうるっとくるお話です。
おおかみくんシリーズのお話は、たくさんありますが、どのお話もとてもおもしろいのでおすすめです。
友だちに対する気持ちや言葉がけなども、お話の中からハッと気づかされることもありますよね。
オペレッタを通して子どもたちの心にも響いてくれるとうれしいですね。
年中のオペレッタ・面白い
面白いオペレッタは「ありんこのアリー」です。
力持ちのアリーが、主役です。
仲間たちが持てない重たい食べものを、アリーはあっという間に持ち上げます。
しかしあるとき、大きくて重たいものを運ぼうとしますが、それは誰かの大事なものだと気づくのです。
このオペレッタは、なんといっても歌が可愛らしいのです。
ぜひ歌って踊って、子どもたちの可愛い姿を見せていただきたい。
ありんこのアリー、とってもおすすめです。
私はこのお話がだいすきで、働いている12年の間に2回、発表会で行いました。
1回目はCDで、2回目はピアノで行いました。
とても可愛らしいメロディーの歌なので、子どもたちものりのりで演じてくれました。
ありんこのアリーは、登場するのが全部ありなので、アリー役が数名になるかと思いますが、とても可愛らしい楽しいオペレッタになりますよ。
4歳児のオペレッタ・ディズニー
ディズニーのオペレッタなら「ピーターパン」がおすすめです。
ピーターパンは、夢のあるお話です。
登場人物もたくさんいるので、同じ役に何人もというよりは、一人一役しっかりと割り振りやすいです。
海賊フック船長たちとの戦闘シーンがありますので、男の子たちはのりのりで演じてくれるでしょう。
4歳児のオペレッタ・北風と太陽
このお話は、北風・太陽・旅人の3つのグループに分けて、演じます。
全員がずっとステージ・表舞台にでて演じますので、ずっと出番が続きます。
北風・太陽・旅人の掛け合いもおもしろいので、見ごたえ抜群のオペレッタになりますよ。
くれよんのくろくんのオペレッタ・年中
くれよんのくろくんは、人気の絵本のお話です。
自分には自分の価値がある・自分には輝く場所がある。
オペレッタを通して、子どもたちにもこのような気持ちをもってほしいなと思います。
まとめ
この記事では4歳児におすすめのオペレッタを解説してきました。
このほかにも、昔ながらの日本話もオペレッタでおすすめです。
4歳児は、物語の内容を理解して演じてくれることでしょう。
オペレッタを行う際には、子どもたちが反応の良いもの・子どもたちが入り込めるようなお話を選択し、楽しんで行うことができるようにしましょう。
ぜひ、楽しいオペレッタを作り上げてくださいね。