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「呈茶」とは、どういう意味なのでしょうか?
実は呈茶は茶道だけで使われる言葉ではありません。
呈茶について知っていると、ビジネスにも役立てることができるんですよ!
呈茶の意味や読み方、使い方や作法・例文をご紹介します!
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呈茶の読み方
まずは、呈茶の読み方をご紹介します。
「呈茶」とは「ていちゃ」と読みます。
呈茶とはどういう意味?
呈茶とは、どういう意味なのかご説明します。
「呈」という漢字は、「贈呈」、「謹呈」などの言葉などに使われていますよね。
「呈する(ていする)」とは、「差し上げる」という意味。
つまり「呈茶」=「茶」を「呈する」とは、「お茶を差し上げる」という意味です。
お客さまにお茶を出すことを、丁寧に伝える言葉ですね。
この場合の「お茶」とは、緑茶やコーヒーなどの飲み物である場合と、抹茶の場合があります。
呈茶の作法(マナー)
お客さまに呈茶をするときは、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
呈茶の作法・マナーについてみていきましょう。
お客さまが家や会社に来られたときの呈茶の作法について、順番にご説明しますね。
- 人数分のお茶を入れ、お盆にのせる
- ノックをして「失礼します」とお声がけをし、部屋に入る
- ドアを開けて入り、一礼する
- お盆をテーブルのそばに仮置きする
- 上座にいるお客さまから順番に、「どうぞ」とお声がけしながら、お客さまの右側に両手でお茶を出す(右手ですぐ飲めるように)
- お盆を脇に抱え、一礼して部屋を出る
おおよそ、このような流れで出すと失礼はありません。
海外のお客さまの場合、レディーファーストの考えで女性から出した方がよい場合もあります。
誰からお茶を出したらよいかなど、お客さまを接待する人と、事前に相談しておくと安心ですね。
また、お茶と一緒にお菓子も出す場合は、お茶の左側に置くのが基本です。
では、お菓子とお茶、どちらを先に出したらよいのでしょうか?
それは、どちらでも構いません。
ただし、先に出したものの上を通過させる「袖越し」にならないように注意する必要があります。
さらに、個包装されたお菓子を出す場合、本来は包装からお菓子を出してお皿にのせて出すのがマナーです。
しかし昨今のコロナ禍では、感染防止の観点から、個包装のままお出しすることも増えています。
その際は、「感染防止のため、このようにさせていただいております」と一言添えるとよいでしょう。
呈茶の使い方
では、「呈茶」という言葉は、どのような場面で使われるのでしょうか?
身近な例でいうと、家や会社で、お客さまが来られたときにお茶やコーヒーを出すときに使われます。
また、より茶道に近い場面になってくると、茶会に来られたお客さまに、抹茶を点てて振る舞うときにも使われます。
行為としては「お茶を出す」ということなのですが、それをもっと丁寧に伝えたいときに使われる、ということですね。
呈茶の例文
では、どのような文章で「呈茶」という言葉が使われるのでしょうか?
具体的にみていきましょう。
呈茶は、下記の様に使います。
- 家にお客さまが来られたので、呈茶をする
- この美術館では呈茶コーナーがあり、日本庭園を眺めながら茶を楽しむことができる
- 呈茶券を購入すると、抹茶と和菓子のセットを味わうことができる
- この施設では、呈茶サービスが実施されている
- 来週のイベントでは、呈茶が行われるそうだ
「お茶を出す」と言うより、すごく丁寧に伝えることができますよね。
また、「心からのおもてなしをする」という意味も含まれていると感じます。
つまり、「おもてなしの心でお茶を差し上げる」ということですね。
呈茶席とは
「呈茶席」という言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。
「呈茶席」とは、抹茶とお菓子を出す、カジュアルな茶会のことです。
呈茶席でお抹茶を頂きます🍵😌 pic.twitter.com/oFx63ARWXx
— Tomoya.Ishihara (@EkfTmWE3fgTq6Tz) December 16, 2019
正式な茶会では、畳の部屋で正座をして行われますが、「呈茶席」は、多くの場合、そうではありません。
主に、テーブルと椅子で抹茶とお菓子を楽しむことができるスタイルの「呈茶席」が多いです。
また、客としての持ち物も特に必要がなく、気軽にワンコイン程度の料金で楽しめます。
美術館や庭園などで、よく「呈茶席」が設けられていますよ。
【元親と茶の湯】11月21日・22日・23日の3日間、岡豊山歴史公園内の山村民家で呈茶席(参加費200円)をもうけます。各日先着20名!岡豊城から出土した天目茶碗などを展示している高知県立埋蔵文化財センターで割引券を配布しています。【 #高知県立歴史民俗資料館 は休館中】 pic.twitter.com/1ehBDlz8vg
— 高知県立歴史民俗資料館 (@rekimin_kochi) October 25, 2020
本日より茶道資料館で秋季特別展「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)ー天正から現代へーが始まりました。天正から現代へと続く北野天満宮の茶の湯の歴史がご覧いただけます。呈茶席もご予約制で再開されたそうです!ぜひご来館くださいませ✨#京都 #茶道資料館 #北野大茶湯 #秋季特別展 pic.twitter.com/9u6Sp2HPQV
— 北野天満宮 北野文化研究所 (@kitano_bunka) October 6, 2020
おはようございます!
今日もイオンモール京都で呈茶席を行なっております😚
お時間がある方は是非お越しください💭 pic.twitter.com/EXr5bRjc2O— 花園大学 茶道部 和敬會 (@hana_sadou) October 7, 2018
呈茶席があったので一服頂きました。
今はこのチャンスがとてもとても貴重。 pic.twitter.com/fjYJppkGPI— いっさい issai (@issai_yo131) February 22, 2021
服装やマナーも気にしすぎることはなく、カフェでお茶をするのと同様に楽しめます。
気軽に日本文化に触れ、楽しむことができるのが「呈茶席」の良いところです。
よって、作法についても、あれこれ気にしすぎることはありません。
ただ、お菓子と抹茶が出されると、先にお菓子を食べた方が、より抹茶の美味しさが引き立つので、おすすめですよ。
(デザートを食べた後に飲むコーヒーが美味しいのと一緒ですね。)
実際に、正式な茶会では、お菓子が出された後に抹茶を味わいます。
ふるさと納税でも、体験できます。
「呈茶席」は美術館や庭園などでよく行われており、ロケーションや設えがとても素敵。
美しい庭や美術品を眺めながら、抹茶やお菓子を楽しむことができます。
さらに「気軽に楽しんでほしい」という「呈茶席」であるため、写真を撮ってもよい場合が多くあります。
もちろん許可を取ってからですが、ぜひ写真におさめてください。
とてもフォトジェニックな「映える」写真が撮れると思いますよ。
名古屋市農業センターdelaーふぁーむしだれ梅まつりで抹茶呈茶席で茶室オブジェと抹茶と茶菓子撮影してきました#ファインダーの越しの私の世界 #写真撮ってる人と繋がりたい #写真で伝えたい私の世界 #写真好きな人と繋がりがたい #名古屋農業センターdelaふぁーむ#しだれ梅まつり#抹茶呈茶室 pic.twitter.com/24YDgFVUHg
— ナゴヤジン (@758jinnagoyajin) March 11, 2020