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保育士の皆さんにとって株式会社の保育園とは、どんなイメージでしょうか？
- あまりイメージが湧かない
- 会社員なの？
- 営利目的なの？
と疑問もあるかと思います。
ここでは、
- 株式会社の保育園の評判
- 株式会社保育園ランキング
- 株式会社のデメリット
について紹介していきます。
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株式会社の保育園の評判は良くない？
まだまだ希少な存在である、株式会社の保育園。
しかし、運営に乗り出す企業は毎年増加しているのも、事実です。
一つの企業が複数の保育施設を運営している場合も多く、系列保育園を増やしている企業も。
そんな株式会社の保育園の実際の評判はどうなのか、見てみましょう。
保育士からの評判
まずは実際働いている保育士の評判です。
- 待遇面が安定している
- 有給を取りやすいため、海外旅行にも行ける
- サポート制度が整備されていて安心した
- 人間関係でのストレスを相談したら、系列保育園に移してもらえた
- 系列保育園との交流や合同研修会があり、視野を広げられる
などです。
組織としての強みを感じる意見が多いですね。
保護者からの評判
利用している保護者からの評判をご紹介します。
- 立地がよく施設が整備されていて綺麗
- 21時までなど、遅い時間まで対応してくれる
- 先生方の出入りが激しい
- 先生方がきちんと教育されているように感じた
- 病児にも対応してくれるケースもあり、助かる
残業が多かったり、急に休めなかったりする保護者からも、株式会社の保育園は、評価が高いです。
株式会社の保育園のデメリット
保育士と保護者からの評判でも触れましたが、株式会社の保育園にはメリットもあればデメリットもあります。
ますはデメリットをご紹介します。
- 社会福祉法人の保育園に比べ、補助金などの手当てが十分でないため、そもそも参入へのハードルが高い
- 利益を追求するあまり、効率重視になりがち
- 処遇改善への取り組みが活発なため、減給などの措置もある
- 企業から派遣された園長の場合、現場を熟知していないケースもある
- 職員の出入りが激しい
会社色が強くなることで、保育士は会社員としての立場も求められます。
株式会社の保育園のメリット
求人サイトでも人気の高い株式会社の保育園。
なぜ人気なのか、どんなメリットがあるのか見てみましょう。
- 保育園の運営方針がはっきりしており、オープンである
- オープンなため、入社前に事前情報を得やすい
- 業績を上げる努力をしているため、質の高い保育士の育成に取り組んでいる
- 保育士の人材確保のため、待遇や労働環境の改善を進めている
- 社寮が整備されていたり、交通費や家賃補助の支給がしっかりしている
- 企業であるため、コンプライアンス(法令遵守)を重視する傾向が強く、労働者を守る体制が整っている
- 系列保育園を広域で展開している場合、希望の勤務地を選べる
自分の保育観と保育園の方針さえ合えば、かなり魅力的ではないでしょうか。
会社員として十分な手当てをもらいながらスキルアップできる環境が整っています。
ちなみに、コロナ禍でダメージを受けた民間企業も多い中、株式会社の保育園はほぼ無傷だったとのこと。
コロナ禍により保育園が倒産！なんてニュースは聞きませんね。
これは、リーマンショックの際も同様でした。
不景気でも乳幼児の子育てにかける費用は削らない家庭が多く、無償化なども進んでいるためです。
保育園は景気に左右されにくいという特徴があります。
「株式会社＝倒産」という心配がほぼないのも、メリットの一つでしょう。
株式会社の保育園ランキング
それでは、実際にどんな株式会社が保育園を運営しているのか、ランキング形式でご紹介します。
第1位：ピノキオ幼児舎 (株式会社ピノーコーポレーション)
東京・神奈川・千葉の3県で運営している保育園です。
- 離職率が低く、職員の定着率が高い
- 年収が高く、賞与は2.5〜3.5ヶ月分。基本給ではなく月給の満額で支給されるため、株式会社保育園の中では最高水準
- 福利厚生が充実している
- 仕事と育児の両立がしやすい
- 住宅サポートあり
- 出産後は系列保育園を「保育料半額」で利用できる
- 出産後の職場復帰率は「100％」
結婚、出産などライフスタイルの変化にも優しい会社です。
賞与の高さも、モチベーションが上がりますね。
第2位：太陽の子・わらべうた保育園 (HITOWAキッズライフ株式会社)
東京・神奈川・千葉・埼玉・北海道・長野・沖縄の7つの都道府県で運営されています。
- 幅広い地域で広域展開している
- 年間休日数が多い(125日)
- 賞与が多い(3～5か月分)
- 住宅サポートが充実しており、一人暮らしの保育士にも安心
- 福利厚生が充実している
- システムのIT化、残業ゼロ推奨など、労働環境改善へ向け、企業が努力している
月給の水準も高いうえ、賞与も3～5ヵ月分と業界トップクラス。
また、自己負担1万円で借り上げ住宅制度が利用できます。
敷金・礼金・仲介手数料・引越し費用をサポートしてくれるなど、住宅サポート面も業界トップクラスです。
第3位：ソラスト保育園(株式会社ソラスト)
東京・千葉の2県で運営されています。
- 社員の定着率が90％以上と高い
- 子育て支援企業に認定されており、女性が働きやすい
- 年間休日数が多い(124日)
- 借り上げ社宅制度があり、自己負担7000円で利用できる
- 地方在住者に、最大30万円の引っ越し支援金が支給される
保育園の数自体はまだ多くありませんが、社員の定着率が高く、子育て支援企業に認定されている働きやすい保育園です。
第4位：小学館アカデミー保育園 (株式会社小学館集英社プロダクション)
東京・神奈川・千葉・埼玉・広島・愛媛・香川の7都県で運営されています。
- 大手出版会社が運営する保育園であり、保育士が働きたい保育園4年連続「第1位」※Fastask調べ
- 入社後の保育士の満足度調査「98％」
- 育児休暇からの復帰率ほぼ100％
- 業界トップクラスの福利厚生
- 人間関係も良好との口コミあり
- 出産後は短時間勤務制度が利用できる
- 自己負担1万円で借り上げの社宅を利用できる
働きたい保育園として非常に人気の高い保育園です。
人間関係の良さや保育士の満足率の高さも魅力ですね。
第5位：ベネッセの保育園(株式会社ベネッセスタイルケア)
東京・神奈川・千葉・埼玉・兵庫の5都県で運営されています。
- 大手通信学習事業を展開するベネッセグループが運営
- 福利厚生が業界トップクラス
- 社宅制度があり住宅サポートが充実
- 年収が高く、賞与は3ヵ月分支給。
- 子どもが小学3年になるまで「短時間勤務制度」が利用できる。
借上げ社宅は自己負担1万円で居住可能で、年間600人の保育士が利用しています。
福利厚生も、大手企業なみに充実しており、子育てとの両立もしやすい保育園です。
株式会社の保育園はおすすめ？
日本の私立保育園は、2000年まで社会福祉法人が運営していました。
しかし、規制緩和により株式会社の参入が認められたのです。
参入から20年半。
現在では様々な企業が保育施設の運営に乗り出し、待機児童解消に取り組んでいます。
そんな株式会社保育園とはどんな保育園なのか、ご紹介していきます。
前述の通り、株式会社の保育園には
- 給与や賞与の基準がはっきりしており、昇給もある
- 研修やサポート制度などが充実している
- 有給の消化率が高い
などのメリットがあります。
待遇改善に前向きな企業も多いです。
質の高い保育士により長く働いてもらうため、様々な制度が導入されています。
組織単位として改善に取り組めるのも、株式会社の保育園特有の利点です。
今、働いている保育園に対して、
- 古い体制のまま何も変わらない！
- 有給が消化できない！
- 長く働いても手取りが変わらない
などの不満がある方は、株式会社の保育園がおすすめですよ！
株式会社の保育園の経営
株式会社の保育園は、具体的にどんなところが運営していて、どのくらいあるのでしょうか。
株式会社の保育園と社会福祉法人の保育園との違いや、参入率をご紹介します。
社会福祉法人との違い
まず社会福祉法人と株式会社の最大の違いが
- 社会福祉法人：非営利団体
- 株式会社：営利団体
ということです。
社会福祉法人は非営利団体であるため、自治体からの補助金が主な運営資金源となっています。
株式会社の場合は、株式や営業による「利益」が、主な財源となります。
社会福祉法人の保育園は、自治体から税制の優遇や運営の補助金を受けることができるというのが、大きな違いです。
株式会社の参入率
2000年から参入が認められた、株式会社の保育園。
まだ歴史は浅いですが、待機児童解消の問題もあり、現在では多くの企業が保育施設を運営しています。
全国の保育園の割合では、
- 社会福祉法人 ：85.8%
- 株式会社と有限会社を合わせた企業 ：7.3%
まだまだ圧倒的に社会福祉法人の保育園が多いのが現状です。
保育園の求人サイトを見ても、株式会社の保育園の求人には「希少」なんて言葉が添えられていたりします。
株式会社の保育園の、良い求人を見つける方法
株式会社の保育園に興味があるけど、
- どう探せばいいの？
- ブラック保育園でないか不安
という方もいると思います。
保育士求人サイトでは、実際に転職された方の口コミも多く載っています。
口コミから情報収集するのも良いでしょう。
また保育士の転職人材派遣会社に登録することで、担当者が相談に乗ってくれたり、希望を丁寧に聞いてくれます。
人材派遣会社によりますが、担当者が元保育士である場合もあります。
自分がなりたい保育士像と、園の理念や方針が合うかなど、保育士目線で転職先をマッチングしてくれることも。
1人で悩んでしまって先へ進めない方は、プロの力を借りるというのも有効な手です。
保育士人材バンクに相談をしてみると良いですよ。
まとめ
株式会社の保育園について、おすすめポイントや評判、社会福祉法人との違いについて色々紹介しまた。
また、デメリットについても紹介しましたが、それを上回る魅力があるように感じます。
手厚いサポートや待遇があると、生活の不安なく働けますね。
保育の仕事を長く続けるにあたってモチベーションの維持にも繋がると思います。
具体的におすすめの保育園も、ランキング形式で紹介しました。
待遇と福利厚生の手厚さはどの園も共通であり、もはや株式会社の保育園では当たり前になっているとも言えるでしょう。
2000年から新たに始まった株式会社の保育園。
まだまだ今後の参入も見込まれ、未来ある保育の形とも言えます。
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