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保育士といえば、子どもと楽しく触れ合いながら成長を見届ける事ができる、とてもやりがいのある仕事ですよね。
しかし、現実は楽しいことばかりではないのです。
体力面・精神面共に非常にハードな仕事でもあり、保育士になったものの途中で辛くて退職してしまう方も少なくありません。
持ち帰り仕事も多く、休みの日も業務に追われることもしばしば・・・
この記事では、元保育士である筆者が経験を通して感じた「保育士で大変なこと」をランキング形式でお伝えします!
保育士で大変なことランキング
それでは早速保育士で大変なことをお伝えしていきたいと思います!
10位:責任が重い
保育士は大切な子どもの命を預かるとても責任のある仕事でもあります。
怪我や事故は日常茶飯事で、しっかりと見守っていてもどうしても防ぐ事ができないこともあります。
責任感が強くないと勤まらない仕事ですが、反対にその責任の重さに心が折れてしまう保育士も少なくありません。
園の保育士全員で子どもを見守るようにし、先生同士の関係も良好であれば精神的にも助け合う事ができるでしょう。
9位:人間関係
人間関係に悩むことは、他の仕事でもありますよね。
最近では男性保育士も増えていますが、それでも保育士は大半が女性で、女性特有のいざこざのような物も出てしまう場合があります。
同学年のクラスで比べ合い、そこで担任同士が揉めてしまうことも少なくありません。
後輩指導がうまくいかなかったり、先輩の指導に納得がいかなかったり・・・。
職場での人間関係に悩み、退職を考える保育士はとても多いのです。
8位:園の方針と合わない
園によって様々な保育方針があり、指導方法なども様々です。
園の方針が合わず、自分のやりたい指導・保育ができず悩む保育士は非常に多いです。
これから保育士になる方には、自分の保育方針と園の保育方針が合っているか入職前にしっかりとリサーチし、園見学などをすることをお勧めします。
入職してみないとわからないことも多いですが、少しでも把握しておくと良いでしょう。
7位:専門的な知識と経験
受け持つ学年・個々の月齢などによって発達段階や成長過程には違いがあるもの。
子どもたちの性格によっても指導の仕方を変えなければならないので、長年の保育士経験があっても難しいと感じることがあります。
発達に遅れがあるお子さんがいる場合には、さらに専門的な知識と経験が必要となります。
一人ひとりの子どもの個性を活かして育てるために、常に適切で新しい知識と指導法を学ぶ事が大切です。
6位:保護者対応
保育士は子どもとだけでなく、保護者とも密に関わる事が多いですよね。
園や担任に対して協力的な方も多いですが、中には関係を築く事が難しい保護者もいます。
- 我が子のことになると周りが見えなくなってしまう親
- ちょっとしたことで園にクレームをつける親
- 無理難題を押し付けてくる親
- 担任に対し横柄な態度をとる親 など
長年やっているとこのような保護者に出会うこともあります。
私も保護者対応に失敗し悩んで、何度心が折れかけたことか・・・。
保護者対応に悩んだときには、先輩保育士や園長に早めに相談しアドバイスをもらうか、時には仲裁に入ってもらうなど、助けを求めるようにしましょう。
保育士には、どんな保護者たちともうまくやっていけるコミュニケーション能力も必須なのです。
5位:休みが取りにくい
特に担任としてクラスを受け持っていると、多少の体調不良や都合では休みは取れません。
クラスの子どもたちは担任の先生がいないと不安になりやすく、その日の保育活動も滞ってしまいます。
実際、突然担任が休みになる場合、その日に予定していた製作などは延期し代わりの保育士の引率のもと、一日園庭で遊ぶようにするなどの対応をしていました。
この他にも担任しか把握していないことも多いので、休みは非常に取りにくい仕事だと思います。
4位:持ち帰り仕事が多い
製作物など日々の保育準備や、月案・週案・日案、保育日誌、連絡書きなど日々たくさんの事務作業に追われる保育士。
休みも返上して、持ち帰った業務をこなすことも多いです。
子どもたちが帰った後には、山積みの業務をひたすら片付けていきます。
行事前になると、行事の準備で園の保育士全員で作業しなければならないこともあるため、余計に自分のやるべき業務が遅れます。
いつ何時もやる事がなくならない事を負担に思う保育士は少なくありません。
3位:給与が安い
責任が重くやることも非常に多い、サービス残業をすることも多い保育士。
でも、給与が非常に安いのです!!
休みの日も業務をしていることも多いのに、そこに給与は発生しないんです。
働く保護者にとって、保育園・保育士は必須のはず。
保育士がいなくなったら、経済は回らないと思いませんか?
大切な子どもたちの命を預かっている保育士の仕事は、もっと高く評価されても良いのでは・・・と思ってしまいます。
2位:残業が多い
上記にもありますが、保育士は事務作業もとても多い仕事です。
定時に退勤できる日はほぼないと言っても良いでしょう。
事務作業・残業の多さに嫌気がさしてしまう保育士はとても多いです。
定時で退勤するためにどれだけ効率よく仕事をするか、日々試行錯誤しながら仕事をしていたことを思い出します。
保育士同士協力して作業を行い、少しでも残業時間を短くできるようにしたいですね。
1位:とにかく体力勝負!
日々元気いっぱいの子どもたちと関わり、子どもが帰った後には山積みの作業を行う。
残業はもちろん、休みの日を返上して作業することもしばしば。
子どもと集団生活をしていると、ついてくるのが感染症の驚異・・・。
こんな大変な生活を乗り越えるためには、とにかく体力が必要なのです。
体力がないと、子どもたちと全力で向き合うことはできません。
子どもと関わっていると元気をもらえるので、経験年数が上がるにつれてどんどん体力と免疫が備わったような気がします。
保育士で一番大変なこと
ランキングで一番大変なこととしてあげたのは、体力の問題です。
日々子どもたちと接するための体力をつけることはもちろんですが、病気への免疫力をつけることも非常に重要です。
日々子どもと関わるということは、感染症の驚異とも隣り合わせということなのです。
私が保育士一年目の時には、全ての流行性の感染症にかかりました・・・。
免疫力も体力もなく、身体的にすごくしんどかったことをよく覚えています。
常に健康で体力がなければ、保育士の仕事は勤まらないと言っても過言ではありません!
保育士の仕事で大変なこと
保育士は大変な事が盛り沢山!
事務作業や残業の多さ、保護者対応、常に子どもの発達についての新しい知識が必要なことの他に、「子どもの命を守る」という責任の重さもついてきます。
どんな仕事にも大変なことはありますが、保育士も楽しいだけでは片付けられません。
ですが毎日可愛い子どもたちと接し、成長を見守る事ができるのは保育士の特権!
この喜びややりがいがあるから、どんなに大変でも乗り越えられてしまうのです。
保育士で大変なことエピソード
ここでは私が実際に体験した大変なことのエピソードをご紹介しますので、ご参考程度にご覧ください。
かけっこの練習で子どもが額を大怪我
園庭で子どもたちとかけっこの練習をしていた時のことでした。
ゴールで子どもを待ち受けていると、全力で走っていた子どもが勢い余って大転倒。
起き上がった子の顔を見ると、額が3センチほどパックリと切れてしまっていたのです。
すぐに止血・保護者に連絡し病院へ・・・何針も縫う大怪我を追ってしまいました。
このように、ちょっとの不注意で大怪我をしてしまうことがあるのです。
保護者対応で大失敗
保育園では毎日保護者と連絡帳でやりとりをしますよね。
ある日一人の保護者から、「昨日の連絡帳で質問したことの返事がなかったのですが?」とちょっとお怒り気味で連絡が。
連絡帳を確認すると「帰宅後に子どもの腕をみるとアザがあって、子どもに確認したらお友達に噛まれたといっています。先生が何か知っているか知りたいです。」と書いてありました。
担任たちがその事を把握していないこともまずい、怪我についての返事していないのもまずい!
となり、その日の降園時まで残業し保護者に直接当時の状況の説明と謝罪をしました。
保護者との信頼関係はいとも簡単に崩れてしまうので、本当に日々気をつけて対応する必要がありますよね。
行事の前日、21時まで残業
作品展の前日、私の定時は17時でした。
私の仕事は終わっていたのですが、年長組の担任からヘルプがかかりました。
作品展前日の準備が間に合わず、子どもの写真の切り取りや作品展示の手伝いをすることになりました。
私の他に6人の保育士が年長の手伝いに回りましたが、やっていない事が多く作業が終わったのはまさかの夜の9時・・・。
自分が効率よく仕事をして業務が終わっていたとしても、他の保育士が仕事が終わっていなければ残って手伝うなど協力をしあわなければならないのです。
まとめ
保育士は大変なことがたくさんありますが、子どもたちと過ごす毎日はとても楽しく充実していますよね!
大変なことを乗り越えた先には、必ず「やりがい」を感じられる素晴らしい仕事だと思っています。
保育士のみなさん、園内の先生たちと協力し合いながら、大変なことを乗り越えて楽しい保育士人生を歩んでいきましょう!!
全ては可愛い子どもたちの未来のために!
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