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保育園や幼稚園の卒園式では、担任から子どもたちに向けての挨拶をしますね。
子どもたちに届けられる最後の言葉だと思うと、感情が溢れ出して涙が止まらなくなるんですよね。
子どもたちだけでなく、今まで見守って下さった保護者に向けての挨拶もしっかりと考えておきましょう。
実際、幼稚園教諭時代に卒園式で保護者に挨拶をしながら号泣してしまいました。
保護者も私も涙と笑顔いっぱいの素敵なお別れとなりました!
この記事では、卒園式の担任挨拶の例文をまとめてご紹介します。
これから卒園式を迎える先生方は、参考にしてみてくださいね!
卒園式の担任挨拶・例文
それでは、まずは卒園式での基本的な挨拶から考えていきましょう!
子どもたちや保護者に向けて送ることができる最後の言葉・挨拶ですから、自分が何を伝えたいのかしっかりとまとめておきましょう。
本当のところ、卒園式当日になると色んな感情が溢れ出して、言いたいことがぐちゃぐちゃになってしまうんですけどね。笑
なんとなーくでいいので、考えておくと良いと思いますよ!
例文
「ご卒園おめでとうございます。
今日までたくさんのことを、乗り越えて成長してきたみんな。
入園したての頃は、泣きながら登園していたのに今ではニコニコで登園できるようになったね!
そんなみんなのことを、先生はとても頼もしく思っています。
卒園して小学校に行っても、たくさんお友達を作って勉強もしっかりやって、楽しい生活を送ってください!」
子どもたちが今まで頑張ってきたことを認めつつ、これからの応援の気持ちを込めて挨拶をしましょう!
これはあくまで通常の挨拶の例文ですので、このあとは子ども向け、保護者向けに分けて例文を考えてみましょう。
卒園式の担任挨拶・感動
卒園式の挨拶を考える時に、「感動させよう!泣かせよう!」と狙って考えるのはやめましょう。
狙って感動させようとしても、とても難しいんですよね。
挨拶を考える時には、真っ直ぐに子どもたちや保護者への思いをまとめてください。
先生がどれだけ子どもたちを思っていてくれたのか…これがわかるだけで保護者は自然と感動するもの。
園生活での子どもたちとの日々、行事での思い出、子どもたちへの想い、保護者への感謝の気持ちを全て伝えてください!
最後なのでもうここは時間を考えずに、たっぷりと伝えたいことを伝えちゃってください!
私はこれまで幼稚園や保育園で働いていて、何度も卒園式を経験してきました。
幾度となく挨拶をする機会がありましたが、毎回違う言葉で話すことができていました。
子どもや保護者が違えば思い出も異なってきますので、自然と伝えたい言葉も変わってくるのは当然ですよね。
なので、自分の思うままをまっすぐに伝えれば良いのです!
先生たちの想いはしっかりと伝わるはずですよ。
そして間違いなく、その真っ直ぐな想いを聞いた人は自然と感動するでしょう。
卒園式の担任挨拶・子どもに向けて
それではここでは子どもに向けての挨拶を考えたいと思います。
子どもたちに向けては、伝えたいことがたくさんあるのでは?
私も子どもたちに向けての言葉が長すぎ泣きすぎて保護者に「先生泣きすぎ!子ども飽きるわ!笑」と笑われた経験があります。笑
なのでなるべく子どもたちが飽きない程度の尺で話をまとめてくださいね。
例文
「みなさん、ご卒園おめでとうございます!
これまでみんなと一緒に毎日生活をしてきた先生は、みんなの良いところや成長したところをたくさん知っています。
お友だちを大切にできること、年下のお友だちに優しくできる面倒見の良いところ、とっても頑張り屋さんになったこと。
この他にもまだまだたくさんあります。
年長さんになったばかりの時は、まだまだ甘えん坊さんがいっぱいでした。
今ではとってもたのもしい立派なお兄さん、お姉さんになったね。
みんななら小学校に行っても大丈夫!
幼稚園でできるようになったことを、小学校でも活かして楽しく生活してください。
先生はいつまでもみんなの味方です。
ずーっと応援しているよ!
今までたくさんの思い出をありがとう!!」
これでもかなり短くまとめました笑
きっと自分が受け持つクラスの子どもに向けてだと、もっとたくさん話したいことが出てくることでしょう。
こうやって何を言おうか考えているだけで、感動して泣きそうになるのは先生の特権ですね。
卒園式の担任挨拶・保護者
それでは続いては保護者の方に向けての挨拶を考えていきましょう。
クラスの中にはいろいろな保護者がいますよね。
もちろん先生の保育のやり方に納得し信頼して暖かく見守って下さる方もいれば、そうでない方もたくさんいるのが事実。
もしかしたら、年間のうちに保護者から苦情や納得のいかないような文句を言われたりしたこともあったかもしれません。
私も色々と経験してきましたので、保護者によっては卒園するまでモヤモヤ・ビクビクしながら関わったこともありました。
そんな時に救い出してくれる保護者もいるんですよね!
私はある保護者との問題があった時、クラスの他の保護者の方々があらゆる方法で励ましてくれて嬉しくて涙したことがあります。
そういったことも含め、保護者に対しても思い出がたくさんある分、卒園式は感慨深いものになるでしょう。
例文
「本日はお子様のご卒園おめでとうございます。
これまで暖かい目で見守ってくださった保護者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
子どもたちは幼稚園・保育園での生活で様々なことを頑張り、乗り越えたことでとても立派に成長してくれました。
園ではお家での楽しかったことや面白かったことをたくさん教えてくれていて、私はそのエピソードを聞くことが毎日の楽しみでもありました。
元気いっぱいで心優しい子どもたちと過ごす日々は、私にとってとても大切で忘れられないものとなりました。
きっとこのクラスの子どもたちなら、立派な大人になっていく!と信じています。
至らない点も多々あったことと思いますが、いつもご理解とご協力をいただきありがとうございました。
お子様の大切な一年間を私に預けて下さり、ありがとうございました!」
このように、感謝の言葉と子どもたちの成長を喜んでいる様子を真っ直ぐに伝えると良いですよ。
まとめ
子どもたちと保護者へ送る最後の大切な挨拶。
言い残すことがないように、何を伝えようかな?と簡単に考えて当日を迎えるとスラスラ言葉が出てくることでしょう。
別れでもあり、子どもたちにとって新たなスタートでもあります。
ぜひ応援の言葉も伝えてあげて下さいね!
門出の日である卒園式が素敵なものになりますように。