認可保育園と認可外(無認可)保育園。
保育園で働こうと思っている人なら、聞いたことがありますよね。
認可保育園と認可外(無認可)保育園のどっちで働く方が良いのでしょうか?
迷っている人のために、給料や働きやすさなどをまとめました。
この記事を読んで自分に合う保育園を見つけて、就職・転職の参考にしてみてください。
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認可保育園と認可外(無認可)保育園、働くならどっち?
認可保育園、認可外(無認可)保育園、働くならどっちが良いのでしょうか?
認可外(無認可)保育園は国から認められていないと思い、働くのを不安に思う方もいるかと思います。
認可保育園と認可外(無認可)保育園の、給料・子どもの人数・人員配置の違いについて、紹介します。
給料の違い
まずは、認可外保育園と認可外(無認可)保育園の給料の違いを解説します。
認可保育園は、補助金が運営の一部にあてられることもあります。
そのため、一般的には認可保育園の方が給料水準が高い傾向にあります。
一方、認可外(無認可)保育園でも、高い給料を設定している保育園もあります。
認可外(無認可)保育園は、運営が様々。
大企業の企業内保育園や病院の院内保育園は、大企業や病院の従業員として雇用されます。
そのため、一般的な保育園より給料が良かったり、福利厚生がしっかりしていたりする場合もあります。
子どもの人数の違い
認可保育園と認可外(無認可)保育園の、子どもの人数の違いをご紹介します。
認可保育園も認可外(無認可)保育園も、対象年齢は、0歳児から小学校に就学前の子どもです。
受け入れ可能な人数は、施設の大きさで異なります。
認可保育園では、以下の通りです。
- 0~1歳児の保育室:一人当たり、1.65㎡以上。
- ほふく室:3.3㎡以上。
- 2歳児以上の保育室:一人当たり1.98㎡以上。
- 園庭:一人当たり3.3㎡以上。(近隣の公園でも可能)
認可外(無認可)保育園では、以下の通りです。
【一日当たり、保育する人数が6人以上の施設の場合】
- 保育室:1.65㎡以上。
【一日当たり、保育する人数が5人以下の施設の場合】
- 安全を確保できるスペースがあれば、広さについては特に規定なし。
認可保育園は細かく設定されていることが分かります。
大きな施設ほど、子どもの人数は多いです。
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人員配置の違い
認可保育園と認可外(無認可)保育園では、職員の人数にも違いがあります。
認可保育園では、以下の通りです。
- 0歳児:3人につき1人
- 1~2歳児:6人につき1人以上
- 3歳児:20人に1人以上
- 4歳児以上:30人に1人以上。
認可保育園は、全職員(正社員)が保育士免許または看護師免許を所持していなければならないと定められています。
認可外(無認可)保育園では、以下の通りです。
【一日当たり、保育する人数が6人以上の施設の場合】
認可保育園と同じ基準となっています。
- 0歳児:3人につき1人。
- 1~2歳児:6人につき1人以上。
- 3歳児:20人に1人以上。
- 4歳児以上:30人に1人以上。
【一日当たり、保育する人数が5人以下の施設の場合】
- 0~4歳児以上:3人につき1人
認可外(無認可)保育園は、全職員が保育士資格、または看護師資格を持っている必要はありません。
6割程度の職員が保育士資格を所持していれば良いとされています。
認可保育園と認可外(無認可)保育園とで、保育士1人に対する子どもの割合は、そこまで違いはないです。
しかし、認可保育園と認可外(無認可)保育園では、保育士の有資格者の割合が違います。
認可保育園と認可外(無認可)保育園の違い
保育園には、『認可保育園』と『認可外(無認可)保育園』の2種類があります。
『認可外』『無認可』と聞くと、ネガティブなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
認可外(無認可)保育園の中には、独自の保育サービスを提供するために、あえて認可を取っていない保育園もあります。
認可保育園と認可外(無認可)保育園の違いについて、解説します。
認可保育園とは
児童福祉法で、保育園には施設の面積・職員の人数・設備・衛生管理などの基準が設けられています。
その基準を満たし、各都道府県に認められた保育園のことを『認可保育園』といいます。
認可保育園とされているのは以下の施設です。
- 公立保育所:各市町村が運営している保育所。
- 私立保育所:社会法人や福祉法人が運営している保育所。
- 認定こども園:保育園と幼稚園の理念を合体させた保育施設。
- 公設民営保育園:施設設置は国や自治体が行い、運営は民間が行う保育所。
- 事業所内保育事業所:原則事業が従業員のために設けた保育所施設。
※地域で保育を必要とする子どもの受け入れが可能。 - 小規模保育事業所:定員が6~19人までの施設。
- 家庭的保育事業所:定員が5人以下の施設。
※保育士資格を所持する人が、自宅やマンションの一室で行っている。 - 地域型保育事業所:障がいや疾患などで個別ケアが必要な場合など、保護者の自宅で1対1の保育を受けられる制度。
基本的に国や都道府県の補助金と保護者からの保育料で運営されています。
保育料は、保護者の収入で異なります。
子どもを入園させるためには、各自治体の選考が必要。
開所時間は、原則11時間。
最近は、延長保育をしている保育園も多いです。
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認可外(無認可)保育園とは
児童福祉法の基準を満たしていない保育園のことを『認可外(無認可)保育園』といいます。
認可外(無認可)保育園とされているのは以下の施設です。
- 認証保育所:下記にて詳しく記します。
- ベビーホテル:宿泊や夜間保育に対応している施設。
- 企業内保育所:企業内に設けられている保育所。
※原則的に、企業内で働いている職員の子どもを預けられる。 - 病院内保育所:病院内に設けられている保育所。
※原則的に、病院内で働いている職員の子どもを預けられる。 - 一時預かり施設:一時的に子どもを預けられる施設。
- へき地保育所:交通条件や自然に恵まれない山間部や開拓部などに設けられた保育所。
- 季節保育所:地方産業の繁忙期のみ、乳幼児の保育を行う保育所。
- ベビーシッター:保護者の外出中に自宅にて、乳幼児の保育を行ってくれるサービス。
保育料は、事業者が設定でき、原則補助金はありません。
子どもを入園させるためには、直接保護者が保育園に申し込みします。
開所時間は、制限がありません。
そのため施設ごとに開所時間を設定しています。
認証保育園とは
認証保育園とは、東京都や横浜市など大きな都市の独自の設置基準を満たした保育園のことです。
認可外保育園ですが、認可保育園に近い質を保っています。
認可保育園は運営が民間企業や自治体ですが、認証保育園は法人も個人も運営できます。
入園対象年齢は、0歳児から就学前の子どもです。
保育料は、3歳未満は月額8万以上、3歳児以上は月額7万7千円以上にならないように各施設が設定。
子どもを入園させるためには、直接保護者が保育園に申し込みます。
『認可保育園』、『認可外(無認可)保育園』といっても様々な施設があります。
それぞれの違いが分かったことで、認可外(無認可)保育園のネガティブなイメージがなくなったのではないでしょうか。
認可保育園と認可外(無認可)保育園のメリット・デメリット
認可保育園と認可外(無認可)保育園では、保育士として働く場合に、どのようなメリット・デメリットがあるでしょうか?
認可保育園と認可外(無認可)保育園のメリット・デメリットを詳しく解説します。
認可保育園で働くメリット
まずは、認可保育園で働くメリットを解説します。
- 給料が安定している
認可保育園は国からの補助金があるので、給料が安定しています。
福利厚生もしっかりしていることが多く、安心です。
- 働きやすい環境が整備されている
認可保育園は開所時間が決まっているので、長時間の残業は少ない傾向にあります。
また、必要な保育士人数も定められているため、人数不足にもなりにくいです。
※保育士不足で残業が多かったり、人手不足であったりする認可保育園もあります。
- 研修などのスキルアップのチャンスが多い
認可保育園は、人材育成に力を入れている保育園が多くあります。
そのため、研修を通して自身のスキルアップが出来ます。
認可保育園で働くデメリット
次に、認可保育園で働くデメリットをご紹介します。
- 行事などで忙しい
保育園の方針にもよりますが、認可保育園は行事が多いことがあります。
その行事のために準備するのは、保育士の仕事。
そのため、仕事量が増えてしまうこともあります。
- IT化が進んでいない保育園が多い
認可保育園には、昔ながらのやり方をしている保育園も多いです。
手書きでたくさんの資料を作成し、保育士に負担がかかっている保育園もあります。
認可保育園は、整った環境で様々なことが学べる一方、昔ながらの仕事や人間関係が続いているところが多いです。
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認可外(無認可)保育園で働くメリット
認可外(無認可)保育園で働くメリットをご紹介します。
- 独自の保育が出来る
認可外(無認可)保育園は、人気保育園になるために、独自の保育に取り組んでいる保育園が多いです。
インターナショナル保育園や、モンテッソーリ保育園等ですね。
そのため、自分の得意なことを生かした保育が出来る可能性があります。
- 給料が上がる場合がある
認可外(無認可)保育園は保育料を保育園で決めることが出来ます。
そのため、経営状況が良いと給料が上がることもあります。
- 柔軟性、一人一人に合わせた保育ができる
認可外(無認可)保育園は、保護者や子ども達からの要望に、すぐに応えた保育をしやすい傾向にあります。
認可保育園のように細かく決められたものがないので、柔軟に答えることが出来ることが多いのです。
認可外(無認可)保育園で働くデメリット
認可外(無認可)保育園で働くデメリットをご紹介します。
- 給料が減る場合もある
認可外(無認可)保育園は、保育園の経営が給料に反映されてしまうため、園児が集まらない場合は給料が減る場合があります。
- 保育環境が整っていない場合がある
認可外(無認可)保育園の中には、園庭がなかったり、給食室がなかったりと不便もあります。
そのため遠くの公園に行ったり、冷めた給食だったりするかもしれません。
給食が無く、子どもも保育士もお弁当・おやつ持参という保育園もあります。
- 達成感をあまり感じられない可能性がある
認可外(無認可)保育園は大きな行事が少なく、行事が好きな人には合わないかもしれません。
また、一時預かりだと子どもの成長を感じることも少なく、ただの子守りといった仕事になるでしょう。
認可外保育園(無認可)は自分に合った保育方針であれば、自由に保育が出来ます。
一方、夜勤などがある施設の場合は、身体に負担がかかる場合もあります。
自分らしく働くことのできる保育園を選ぼう!
認可保育園、認可外(無認可)保育園、両方にメリットとデメリットがあります。
“働くならどっちの保育園の方が良い”ということはありません。
自分に合った保育園で働くことが一番です!
就職先を探す上での、ポイントや注意点を詳しく解説します。
働く保育園を選ぶ際のポイント
働く上で、待遇や環境は重要です。
運営者によってそれらは異なります。
求人情報誌を見る際は、以下のポイントをチェックしてください。
- 給与
満足いく給与なのか。
昇給するのか。
- 休日
週にどれくらい休みがあるのか等
- 就業時間
残業はあるのか。
固定時間なのか変則的なのか。
- 保育理念、保育方針
自分の保育観とずれていないのか。
これらが自分の希望や考えと合っているのか確認しましょう。
自分の希望と、1つでも大幅なズレがあった場合は、続けるのが辛くなるはずです。
例えば、給料が良いからと残業が多い保育園に就職すると辛くなります。
少しの妥協ならいいかもしれませんが、大きく条件は変えないことをおススメします。
上記のポイントが全て希望通りだったら、園見学に行きましょう。
園見学は必ず行ってくださいね。
園見学の際は以下のポイントを確認します。
- 人間関係や雰囲気は自分に合っていそうか。
働いている職員の様子をしっかりみましょう。
疲れていないか、ギスギスした雰囲気ではないのか等を確認します。
- 人手不足ではないか
人手不足の保育園は、すぐに保育士が辞める保育園です。
問題があるために、長続きしない人が多い保育園ということになります。
避けたほうが良いですね。
- 保育環境が整っているか。
保育園内が不潔であったり、掃除が行き届いていなかったりする場合は、働きにくい保育園です。
条件が自分の希望と一致していても、園見学をした際に合わないと思ったら、就職はやめておきましょう。
見学で感じた違和感は、働くと確信に変わります。
他にも自分に合う保育園は、必ずあります。
違和感を覚えたら、他の保育園を探すことをおススメします。
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自分の保育観と合うか?
たくさんの保育園があるので、なかなか自分に合った保育園を見つけるのは難しいですよね。
自分の保育観を、もう一度見直してみてください。
- 子どもが自由に遊ぶ時間が多い保育園がいいのか?
- モンテッソーリ教育や、英語などに力を入れた保育園がいいのか?
保育園はそれぞれ方針や中身が違うので、しっかり保育方針を確認しましょう。
自分の保育観と合った保育園の方が、長く楽しく仕事が出来ますよ。
まとめ
認可保育園、認可外(無認可)保育園共に、メリット・デメリットはあります。
どっちの保育園の方が働きやすいのかではなく、自分の考えに合った保育園を探すことが大切です。
自分の保育観と合っているなら、基準を満たしていない認可外(無認可)保育園でも、十分に仕事を楽しむことが出来ます。
働くなら、園見学はしっかりしましょう!
そうすることで、やりがいのある楽しい保育が出来ますよ!
私も転職する際に色々悩みましたが、休みと就業時間、保育理念の条件は妥協せず探しました。
認可保育園、認可外(無認可)保育園、関係なく探しました。
なかなか見つからないと思っていましたが、希望通りの保育園と巡り合うことができましたよ。
就職してからも大きな不満が出てくることはなかったです。
諦めず、認可・認可外(無認可)問わず自分の希望する条件が当てはまる保育園を探してみてくださいね。
希望する保育園は、必ず見つかります!
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