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ほとんどの幼稚園や保育園では、毎年の行事の中に発表会やお遊戯会を予定しているのではないでしょうか。
発表会やお遊戯会では、クラスごとに劇や歌・合奏などを行いますよね。
保護者に子どもたちの成長した立派な姿を見てもらう絶好な機会です!
年中さんの劇を決めるとなると,年少さんよりは難しくして、でも年長さんより難しくなるのは良くないな…となかなか決め辛いのが本音です。
上下の学年の兼ね合いも見つつ、検討しなければならないのは年中の担任ならではの悩みかもしれませんね。
先生たちの中には毎年やっていて、ネタが尽き始めなかなか決まらず悩んだ経験がある方もいると思います。
この記事ではそんな悩める先生たちに向けて、年中さんで使える劇の題材をご紹介します!
劇にしやすい絵本・年中
年中さんは年少さんと比べてセリフも少し長くなり、一人ずつや配役ごとにそれぞれ別のセリフを言う場面も出てくるのではないでしょうか。
そのため、なるべく配役が多めのものや、よく知っている話を選んで行うと子どもたちへの指導もやりやすいかもしれません。
あまりにレベルの高い題材を選んでしまうと、年長さんよりもレベルが高いのでは?と他の先生たちから指摘を受けてしまうこともありますので注意して選びます。
ちょうど年少と年長の中間あたりのレベルのものを選ぶのですが、これが意外と難しいんですよね。
上下の先生たちとも十分に話し合いをして、レベル合わせをしていきましょう。
まずは候補として、イソップ物語やアンデルセン、日本昔話などから選んでも良いでしょう。
ブレーメンの音楽隊
メインの動物の他に泥棒が出てきたりもするので、配役には困らないですね。
動物たちになりきって楽しく行う子どもたちの姿はとても愛らしいです。
物語自体もとても簡単ですし、子どもたちも保護者もよく知っているお話なので安心です。
かさじぞう
お地蔵さんとおじいさん、おばあさんが出てくる心温まる有名なお話ですね。
絵本には6体のお地蔵さんが出てきますが、クラスの人数によってはお地蔵さんを増やしても良いでしょう。
子どもたちも意外と動かないでじーっとするお地蔵さん役が珍しいようで、楽しんで行うことができるんです。笑
これは大晦日に起こる出来事のお話なので、年末に発表会をする場合にぴったりですよ!
年中の劇・オペレッタ
オペレッタとはセリフや踊りがある、いわゆるミュージカルのようなもののこと。
ピアノ伴奏やCDを使用して、流れてくるセリフや歌に合わせて踊りなどの動きを行っていくものです。
子どもたちが長いセリフを覚える必要がないという点では簡単です。
一方、音楽に合わせた動きを行わなければ違和感が出てしまいますので、その点に関しては難易度が高いです。
1箇所ずれるとどんどんズレてしまいますので、練習を頑張りましょう。
一つのCDに3〜5つほどのお話しが入っている場合が多いので、繰り返し使うことができるので便利ですよ!
ヘンゼルとグレーテル
ヘンゼルとグレーテルが素敵なお菓子の家にたどり着き、そこに住む魔女と戦う有名なお話です。
お菓子の家が登場するだけで、子どもたちはワクワクが止まらないことでしょう!
ピノキオ
ファンタジーがたくさん詰まったお話で、いろいろな試練に勇敢に立ち向かうピノキオがとても印象的なお話です。
大きなクジラとピノキオの長い鼻を大きく作ると臨場感も出て楽しめますよ!
ちょっと作るのは大変ですが…そこは先生の腕の見せどころ!
がんばりましょう!笑
4歳児の劇遊び・おすすめ
ここでは幼稚園教諭時代の体験談を交えながら、おすすめ作品をご紹介しますね!
うらしまたろう
主人公こそ男の子ですが、竜宮城には乙姫様やかわいい海の生き物がたくさんいます。
そのため、女の子も嬉しそうに役決めに参加することができていましたよ!
海の生き物はなんでも大丈夫なので、子どもたちのやりたい海の生き物をいくらでも増やしてあげられることが大きな利点でもあります!
私はあまりにいろいろな生き物がいて、衣装作りに手を焼きました。笑
11ぴきのねこシリーズ
名前の通り11匹のねこのお話ですが、絵本もシリーズ化していていろいろなお話があります。
数あるお話の中からどんなものが良いか子どもたちと一緒に選ぶのも良いと思います。
私的には一番メジャーな「11ぴきのねこ」が物語の構成的に劇にしやすくおすすめです!
怪魚を釣り上げるシーンでは、子どもたち(ねこ)には思いっきり大袈裟にすっ転んでもらいました。笑
年中の劇・おもしろい
年中さんにもなれば、ただ劇をやるだけでなく楽しみながら笑いも交えて行えると良いのではないでしょうか!
もちろん劇を通して観客であるお母さん・お父さんたちを笑わせることも、子どもたちにとっては楽しいニヤニヤ案件です。笑
ここでは劇をやっている当事者である子どもたちも、見ている観客も楽しめる劇のオススメもご紹介します!
かえるののどじまん
かえるのど自慢大会を開催して、いろいろなカエルたちが登場します!
登場するのは「そっくりかえる」や「ふりかえる」など、ダジャレ風のへんてこ面白い名前のカエルたち。
ユニークでコミカルなカエルたちがたくさん登場するお話なので、面白いことが大好きなおふざけが得意なクラスにはぴったりです。
お話に出てくるカエルたちに魅了されて、子どもたちもなりきって面白おかしくやってくれました。
あまりのふざけ具合に保護者が爆笑する場面もありましたよ!
オニじゃないよおにぎりだよ
三人の鬼が山で出会った人間が落としたおにぎりを食べて、その不味さに驚愕!
「こんな不味いおにぎりを食べている人間が可哀想!」とたくさんのおにぎりを握って人間たちに届けます。
でも鬼が怖くて人間はおにぎりを受け取らずに逃げていく…という風にお話しが進んでいきます。
なかなか伝わらないオニの優しい心遣いになんだかクスッと笑えるこの作品。
子どもたちには、ぜひともユーモラスに演じてほしいです!
まとめ
先生たちは行事の前にたくさん準備することがありますよね。
なかでも劇は、台本作りや衣装の用意なども行いますので、大体半年前〜2ヶ月前には決定していることでしょう。
あまり難しく考えすぎず、クラスの子どもたちが楽しんで参加できるような素敵なお話を選んで下さいね!