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1歳児になると、リズムや音楽に合わせて体を揺らしたり、手を叩いたり、首をゆらゆらさせてみたり、可愛らしい姿が見られるようになりますね。
1歳児になると、保育士の動きを真似して、一緒に手遊びを楽しむこともできるようになってきます。
今回は、1歳児が楽しくできる手遊びをご紹介していきます。
保育の参考にしてみてくださいね。
1歳児の手遊び
1歳児で手遊びを行うことによって、子どもたちは手遊びを覚えて、保育士やお友だちと一緒にできるようになり、保育園生活が楽しくなります。
手遊びを通して言葉の発達・リズム感や情緒を豊かにすることにもつながります。
また、場面によって手遊びを使い分けることで、子どもたちの中で『あ、次はこの時間だな』と、行動を予測することができるようになります。
1歳児の手遊び・人気
1歳児の子どもたちに人気の手遊びといえば、あんぱんまんですね。
アンパンマン
アンパンマン・しょくぱんまん・かれーぱんまん・バイキンマン・ドキンちゃん・チーズが登場する手遊びです。
「トントントントン」と両手をぐーにして胸の前でトントンする動きと、キャラクターの特徴を真似する動きが可愛らしい手遊び。
また、「トントントントン」のところは、同じリズムで繰り返し行うところが1歳児にとって楽しいですよね!
アンパンマンがおでかけするときは
アンパンマンがおでかけする手遊びで、マントとベルトで支度をします。
支度をする動きは、子どもたちもあんぱんまんになりきって、やる気まんまん!
勇気をもりもりたくわえて、あんぱんまんになりきる可愛い姿が見られますね。
1歳児の手遊び・ねらい
手遊びのねらいとしては
- 保育士とのコミュニケーションとして楽しむ
- 場面や気持ちを切り替える
- 簡単な歌や動きを楽しむ
などがあげられます。
保育士と子どもが信頼関係を築くために、手遊びを通してコミュニケーションをとることができます。
例えば、【一本橋ばしこちょこちょ】の手遊びでは、保育士と子どもが触れ合う手遊びになります。
最後は「こちょこちょこちょ〜」とくすぐるため、子どもは思わず笑ってしまいます!
「もう1回やって」などとやりとりを繰り返すうちに、子どもは保育士と遊ぶことが楽しくなり、保育園が安心できる場所と感じるようになります。
場面の切り替えとしては、例えば朝のご挨拶の前や、絵本の導入、食事前、活動の話をする前など、子どもたちの視線・意識を保育士に集中させるために、手遊びをすると良いです。
「お話聞いてね!」と保育士が大きな声を出すよりも、手遊びを始めて自然と子どもたちが保育士に集中できた方が、お互い良い気持ちで場面の切り替えができますね。
また、手遊びは、短い歌で楽しむことができるところが特徴です。
簡単な動きでゆったりと面白おかしく取り組むことのできるところも、手遊びの良いところでしょう。
1歳児の手遊び・配慮
1歳児の手遊びで配慮することは
- 年齢に合った手遊びを行う
- 見えやすい位置でハキハキと行う
- 何個も続けて手遊びをしない
などがあげられます。
クラスの月齢に合った手遊びをしましょう。
手遊びの中には3歳以上児向きのものや、1歳児にはまだ少しむずかしい手遊びもありますよね。
1歳児の子どもたちが楽しむことのできる、簡単な動きの手遊びを選びましょう。
また、保育士は子どもたちの目の前で中心となって手遊びをします。
子どもたちが見えやすい位置で、わかりやすく大きな動きやハキハキとした声で行いましょう。
1歳児の集中できる時間は、ほんのわずかな時間です。
何個も手遊びをしていては、飽きてしまったり、何をやっているのかわからなくなってしまったり、集中力が切れてしまいます。
ですので、続けて行う手遊びは、多くても3個までにすると良いでしょう。
1歳児の手遊び・導入
手遊びを行う前に保育士が「どうぞ」と声をかけると、子どもは手遊びを始めるタイミングをつかむことができます。
「どう」で一度両手を胸の前でたたき、次の「ぞ」で、両手を開いて子どもたちに手のひらを見せるような動きをすると、子どもたちは保育士と同じタイミングで手遊びを始めることができますよ。
「どうぞ」以外でも、「さんはい」「せぇの」も同じようにできます。
1歳児の手遊び・絵本前
絵本の読み聞かせの前には、『はじまるよ』の手遊びがおすすめです。
『はじまるよ』の手遊びは、ショートバージョンと、通常バージョンがあります。
場面に応じて、臨機応変に使い分けできると良いでしょう。
はじまるよ
1番メジャーな『はじまるよ』の手遊びのショートバージョンです。
短い動きで、「はじまるよ〜」と最後は拍手をして、すっと絵本に切り替えることができます。
はじまるよ②
指がひとつひとつ増えていく、この手遊び。
最後は「手はおひざ」で終わるので、お行儀よく絵本の読み聞かせを始めることができます。
どんなおと?
はじめは両手をパーにして胸の前でたたいて、「5本と5本でどんな音?パンパンパン」と大きな音。
そこから指の数が4.3.2.1と少なくなっていき、最後は、0本と0本になって、両手はぐー。
子どもたちに「静かにしようね」と言わずとも、自然と子どもたちが静かにできる手遊びです。
1歳児の手遊び・春
ここからは、季節ごとにおすすめの手遊びをご紹介していきます。
1歳児の春におすすめの手遊びをご紹介します。
ひらいたひらいた
簡単なお歌で、思わず体が揺れるこの手遊び。
この手遊びをするときに、1つアイテムがあるとおすすめです。
軍手(もしくは手袋)の手のひら側に、お花を刺繍します。
軍手をはめて手遊びを行なうことによって、視覚的に楽しむことのできる手遊びです。
「ひらいたひらいた」の動きではお花がひらいたように、「つぼんだつぼんだ」ではお花がつぼんだように見えますよ。
子ども用にも軍手があると、発表会でも発表でき、可愛らしいですよ。
たんぽぽ
たんぽぽの綿毛を持って行なうこの手遊び。
園庭や公園あそびの際、ただ綿毛をふーっと吹き飛ばすのではなく、歌を歌いながら吹いてみると、よりおもしろいですね。
1歳児の手遊び・夏
1歳児の夏におすすめの手遊びをご紹介します。
ラーメン ソーメン
子どもたちが大好きな麺類が登場するこの手遊び。
麺類の手遊びかと思ったら、「つねこさん」が登場して、つねる部分がある手遊び。
つねると言っても、くすぐったいくらいの強さで行いましょうね!
三ツ矢サイダー
「ぽぽんぽんぽん」のところが、炭酸の泡がはじけるイメージのこの手遊び。
子どもたちがぽぽんぽんぽんと両手で泡をはじかせるおもしろい手遊びです。
1歳児の手遊び・秋
1歳児の秋におすすめの手遊びをご紹介します。
やきいもグーチーパー
言わずと知れたやきいもの歌。
秋になると、この歌を思い出しますね。
1歳児さんはまだじゃんけんは難しいですが、じゃんけん風で楽しむことができて盛り上がります。
ちんちろりん
この手遊びをするときには、小さな鈴を持ってやってみましょう。
子どもたちは鈴を持つことで手遊びに集中できますし、鈴を持って「ちんちろりん」と歌いながら鳴らすことで、雰囲気がでますよ。
1歳児の手遊び・冬
1歳児の冬におすすめの手遊びをご紹介します。
もちつけ
もちつきの手遊び。
『今年も作物がたくさんとれますように』と願いの込められた手遊びです。
この手遊びを行なうときは、お手玉をひとつずつ持って行なうとおもしろいですよ。
もちに見立てて「ぺったらぺったん」ともちをついたあと、「はい、かみだなへ」のところで頭の上にお手玉をのせます。
「おねがいします」とお辞儀をしたところで、頭からお手玉が転げ落ちるので、両手でキャッチしてみましょう。
あめこんこん
ゆきがたくさんふってほしいこの手遊び。
自分の家の前には少し、お寺の前にはたくさん降ってほしい。
除雪の大変さが伝わる手遊びです。
「あめこんこん ゆきこんこん」と、手をひらひらさせる動きも、可愛らしさですね。
まとめ
今回は、1歳児が楽しむことのできる手遊びをご紹介してきました。
手遊びって、毎年様々な新しい手遊びができてきますので、おもしろいですよね!
しかし、子どもたちにうける手遊び、意外とうけなかった手遊びもあります。
クラスの雰囲気や、子どもたちの様子、場面ごとに様々な手遊びを使い分けて、ぜひ楽しい保育にしていきましょう。