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保育園を利用している保護者は、働いている方や、事情がある方がほとんどです。
参観日や懇談となると、わざわざ仕事をお休みして参加します。
なかなか保護者が集まる機会もありませんし、送迎時間が違えば、同じクラスでも顔を合わせる機会もありません。
せっかくの懇談会は有意義な時間にしたいところです。
懇談会をひらくとなると、どんな風に進めたらよいのか、どんな話をすればよいのか、話のネタはどうしよう・・・なんて悩んでしまうこともありますよね。
この記事では、懇談会でお悩みの保育士さんに向けて、懇談会の文例などを解説していきます。
保育園の懇談会・文例
懇談会をひらくにあたって、お知らせと出欠確認をとります。
文例を紹介します。
【懇談会・文例】
保護者の皆さまへ
令和〇年〇月〇日
〇組担任 〇〇〇〇
懇談会のお知らせ
日頃から保育園の保育活動にご理解・ご協力をいただき、ありがとうございます。
子どもたちは毎日元気いっぱいにあそび、保育園生活の中で様々なことを学び、成長しています。年間行事予定表でも予定していた通り、〇月〇日に〇〇組の懇談会を行います。日程は以下の通りです。
日時 〇月〇日(〇)
〇時~〇時の予定
場所 〇〇組保育室
懇談会を開催するにあたって、保護者の皆さまの出欠をとらせていただきます。
締め切りは〇月〇日です。出席・欠席いずれかに〇をつけ、お名前を記入して、提出してください。よろしくお願いします。
ーーーーーーーーーー 切り取り線 ーーーーーーーーーー
〇月〇日(〇) 〇〇組の懇談会に
出 席 ・ 欠 席 します
記名
懇談会は、平日に行いますので、仕事をお休みして参加する保護者が多いです。
できれば全員の保護者に参加してもらいたいところですが、中にはどうしても都合がつかず欠席になったり、集団の会が苦手ではじめから欠席で提出する保護者もいるかと思います。
そこは無理強いせず、懇談会が終わったあとに、懇談会で配布する予定のおたよりを渡すと良いでしょう。
懇談会のおたより文例
懇談会では、保護者に配布するおたよりを準備しましょう。
おたよりがあることで、保護者が目を通しながら会話がはずんだり、日々の様子を改めて知ることができたり、保育士はおたよりをもとに懇談会を進行させることもできます。
おたよりをまるっきり読むのではなく、おたよりのおおまかな文章をもとに、アレンジを加えながら話すと良いでしょう。
【おたより文例】
〇〇組 〇〇だより 懇談会特別号
本日はお忙しい中、懇談会に出席いただき、ありがとうございます。
日々の子どもたちの様子や、進級にむけて目指していきたいことをお伝えしていきます。
〇〇組の子どもたちは、最近〇〇を楽しんでいます。
※写真とともに紹介
お友だち同士で協力する姿が多くみられるようになり、子どもたちの成長をとても感じています。※保育園でのエピソードを紹介
〇〇組は、<子どもたちの目指す姿>を目標に過ごしていますが、<今の姿>です。
進級するにあたって、保育園では<取り組んでいること>しています。
ご家庭でも、〇〇ができるようになるよう、ご協力をよろしくお願いします。
☆~~~~~☆
※子育てにおいて大切な一言アドバイス等、保護者の心にひびくような一コマをのせてみるのもおすすめです。
懇談会のおたよりは、子どもたちの日々の様子が見えるように、写真をのせて、保護者がたのしめるようなものにすると良いでしょう。
【☆~~~~~☆】のところは、保護者の心にひびくようなメッセージ性のある内容をおすすめします。
『なるほどなぁ・・・そうだよなぁ・・・』と、わかっているけれど忘れてしまいがちなことを記載すると良いです。
例えば、
- スマホ育児
- YouTube・タブレットの影響
- 忙しい毎日の中でも読書の時間を
- 親子の触れ合いあそび
- 食事の豆知識
などがおすすめです。
気を付けるポイントもあります。
保育士が保護者に対して上から目線にならないことです。
日々子どもたちと過ごしている保育士は、子どもたちが起きている間、保護者よりも長い時間を一緒に過ごしているかもしれません。
けれども、保護者はお母さんお父さんです。
保育士は上から目線にはならないように心がけましょう。
保育園の懇談会・自己紹介の例文
保育園の懇談会の中では、保護者ひとりひとりに自己紹介をしてもらいます。
名前だけ言ってもらうのではなく、何かもうひとつ・ふたつ発表してもらえると、良いですね。
保護者からだと緊張してしまうと思いますので、担任保育士から自己紹介してみるのも良いかもしれません。
【自己紹介の例文】
〇〇〇〇の母親の〇〇〇〇です。
よろしくお願いします。
〇〇のすきなたべものは〇〇で、苦手なたべものは〇〇です。
家では、〇〇をしてあそぶことがすきです。
最近困っていることは、〇〇です。みなさんどうしているかおしえていただきたいです。
よろしくお願いします。
上記の例文では、
- 名前
- 好きなたべもの苦手なたべもの
- 家でのすきなあそび
- 最近困っていることやみなさんに聞いてみたいこと
を内容としました。
この他にも、
- おすすめのあそべるスポット
- 子どもの長所
を発表してもらうのも良いですよ。
保育園の懇談会のネタ
懇談会の流れとしては
- 始まりの言葉・流れの説明・挨拶
- クラス目標と年間保育計画説明
- 最近の子どもたちの様子
- ご協力のお願い
- 保護者の方から一言ずつ
- 保護者同士の交流・雑談
- 終わりの言葉
この流れで進行すると、スムーズにまとまります。
懇談会の話のネタとしては、
- クラスで流行っていること
- クラスでのエピソード
- 子どもたちの成長や発見
その他に、保護者の方からの一言の中で発表された内容をみんなで話し合うということもおすすめです。
一人っ子の保護者の方が、きょうだいのいる子の保護者からアドバイスを聞きたかったり、親同士の交流も深まりますので、保護者の声を大切にすることは良いことです。
まとめ
今回は保育園の懇談会について解説してきました。
保育士は子どもだけでなく、大人相手でも大勢の前で話す機会があったり、進行しなければなりません。
毎日会っている保護者でも、それが全員で懇談会となると、緊張してしまうこともあると思います。
日頃から保護者とコミュニケーションをとっておくことで、懇談会も優しくあたたかい時間になることでしょう。
ぜひ、懇談会のポイントをおさえて、懇談会を成功させてくださいね。