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保育園や幼稚園の行事の中には、お店屋さんごっこがあります。
園の中でお買い物ができるので、子どもたちにとってとても楽しい行事ですよね!
ただ楽しいだけではなく、お店屋さんごっこにもねらいがあるのです。
ねらいを設定することで、お店屋さんごっこがより楽しいものとなり、保育士のかかわり方もかわってきますよね。
今回は、お店屋さんごっこの各年齢のねらいをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
お店屋さんごっこのねらい
お店屋さんごっこのねらいは下記のとおりです。
- 異年齢の交流を楽しむ
- 社会性を学び、人の気持ちも考えることができる
- 想像力や発想力が豊かになる
- コミュニケーション能力を養う
- 語彙力を身に着ける
- どんなお店にしようかな?
- どんな品物を並べようかな?
- そのためには何が必要かな?
など、お店屋さんごっこは企画から楽しむことができます。
当日の子どもたちは、店員さんとお客さんになりきって遊びます。
園全体で楽しむことのできる行事ですので、年齢に合ったねらいを設定して、楽しみましょう。
お店屋さんごっこのねらい・0歳児
0歳児のねらいは、
- 異年齢のお友だちとの関わりをもつ
- お店屋さんでのやりとりを楽しむ
0歳児は、ごっこ遊びの前段階である『見立てあそび』を始めます。
普段、身近な大人たちがしている行動をよく見ています。
まだお話ができなくても、少しずつ話の内容を理解することができるようになってきますので、言葉のやりとりを楽しむことができます。
例えば『どうぞ』の保育士の掛け声で品物を渡す・お金を渡すことができたり、受け取った時には『どうも』の保育士の掛け声でお礼を伝えることができます。
0歳児のかわいらしい姿が微笑ましいですよね。
お店屋さんごっこのねらい・1歳児
1歳児のねらいは、
- 簡単なやりとりができる
- ごっこ遊びに親しむ
1歳児は、見立て遊びがだいぶできるようになり、遊びがどんどん広がってきます。
言葉の意味の理解力も育ってきていますので、まだ上手にお話ができなくても、「どうぞ」「どうも」など簡単な単語は言うことができるかもしれません。
保育士は子どもと一緒に「いらっしゃいませ」とお店を盛り上げたり、保育士も一緒に楽しむことで、1歳児のお店屋さんごっこはより楽しくなることでしょう。
お店屋さんごっこのねらい・2歳児
2歳児のねらいは、
- お店屋さんごっこの会話を楽しむ
- お店屋さんごっこでのやりとりを積極的に挑戦する
2歳児は、年上の子の動きをよく見ていたり、大人の行動をよく見ています。
親と一緒にお買い物に行きやすくもなってきますよね。
そのため、お買い物の経験があるので、お店屋さんになりきって、レジを打つマネをしたり、セルフレジの真似をしたり。
お店屋さんごっこの世界観に夢中になることができます。
また、言葉の数も増えてきますので、「それください」「ありがとう」など、自分から積極的にやりとりを楽しむことができると良いですね!
お店屋さんごっこのねらい・3歳児
3歳児のねらいは、
- お店屋さんとお客さんになって、それぞれの役割を楽しみ、ごっこあそびを通して心の豊かさを育む
3歳児は、相手を喜ばせることにワクワクして、年下の子にはもちろん、年上の子にも喜んでもらいたい気持ちでいっぱいです。
そんな可愛らしい気持ちを大いに表現させてあげたいですよね。
それぞれの役割になりきって、ごっこ遊びを通して、やさしい言葉のやりとりを楽しんでほしいです。
お店屋さんごっこのねらい・4歳児
4歳児のねらいは
- お金や数字への興味をもつ
- お店屋さんとお客さんのやりとりを理解して楽しむことができる
4歳児になると、『〇〇円』など、お金に対して関心が出てきます。
園の中での行事ですので、こまかな金額設定はないですが、お店屋さんごっこをする時には、手持ちのお金と、商品の金額を設定してお店に並べることで、よりお買い物を楽しむことができます。
お店屋さんごっこのねらい・5歳児(年長)
5歳児のねらいは、
- 自分で考えて行動することができる
- やりとりを楽しみ、年下の子が困っている時には優しくおしえることができる
年長児は、実際に自分だけでお買い物を経験する機会があるかもしれません。
お買い物で使うバッグや、財布などを用意することで、実際のお買い物により近づいて経験することができます。
手持ちのお金と、買える商品の数を自分で考えながらお買い物を楽しむこともできますね。
また、年下の子が困っているときには、やさしく声をかけておしえることができると良いですね。
お店屋さんごっこのねらい・異年齢
お店屋さんごっこは異年齢交流になります。
異年齢でのねらいは、
- 異年齢間の交流を楽しみ、コミュニケーション能力を育む
お店屋さんごっこで、お買い物をするときには、各年齢でグループに分けてお買い物を楽しんだり、時間で分けてお買い物をすることもできます。
しかし、せっかく異年齢で交流ができる行事ですから、年上の子と年下の子でペアやグループになって、お買い物を楽しむことも良いですね。
また、各クラスのお店に行きますので、それぞれがお店屋さんとお客さんの役になりきって、異年齢でのやりとりを楽しむことができます。
お店屋さんごっこ製作のねらい
お店屋さんごっこ製作のねらいは、
- 廃材や様々な素材に触れ、イメージをふくらませる
- 想像力や発想力を育む
お店屋さんごっこは、企画をする段階で、「どんなお店にしようか?」「どんな品物を並べようか?」そんな会話から企画が始まります。
お店をつくるためには、何が必要でどんなことをするのか?
子どもたちがどんどん意見を出し合うことで、おもしろい素敵なお店になります。
廃材や様々な素材に触れるため、感触を楽しんだり、各々が工夫をしたりと、製作することで想像力や発想力が育まれます。
お店屋さんごっこ・品物作りのねらい
品物づくりのねらいは、
- 自分たちで想像をして、協力しながら品物をつくる
- 友だちと協力をして、あそびをすすめる
品物づくりは、子どもたちにとって身近なものを作ると良いでしょう。
子どもたちは自分でイメージをすることができますので、意欲的に取り組むことができるでしょう。
また、品物を決めたことで、お友だちと一緒に同じ目標であそびを進めていきますので、お友だちと協力しながら、みんなで一緒にやりとげる経験をすることができます。
まとめ
今回は、お店屋さんごっこのねらいについてお伝えしてきました。
子どもたちはお買い物が大好きです。
保育園や幼稚園の中では、安全にお買い物をすることができますので、当日はきっとなりきってお買い物を楽しむことでしょう。
子どもたちが年齢に合った楽しみ方ができるようにねらいを設定して、ごっこあそびを楽しんでくださいね!