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秋の味覚、さつまいも。
保育園や幼稚園では、食育として畑でさつまいもを育て、収穫を楽しんだり、さつまいもを使ったクッキングや、さつまいもを使って『やきいも会』を行ったりする園は多いでしょう。
さつまいもの食育を行ううえでは、ねらいが必要となります。
今回は、さつまいもの食育のねらいや、さつまいもの豆知識をお伝えしていきます。
参考にしてみてくださいね。
さつまいも食育のねらい
さつまいもの食育のねらいとしては、年齢やクラスの状況によってかわってきます。
例文をご紹介します。
- 土の感触を楽しむ
- 自然に触れる
- 芋ほりの楽しさを感じる
- 芋の形や大きさに関心をもつ
- 友だちと一緒に芋ほりを楽しむ
- 友だちと協力しながら芋ほりを楽しむ
- 収穫した喜びを感じる
- クッキングを楽しみ、おいしく食べることができる
芋ほりの経験がない子もいます。
収穫の際には、土の中から芋がでてきて、新しい発見に驚いたり、楽しむ姿が見られることでしょう。
また、形や大きさに興味や関心をもつようになると、「こっちの方が大きい!」「こっちの形はこうだね!」など、子ども同士で会話が弾んだり、友だちと関わりを持って楽しめるようにもなってきます。
そして、芋ほりでは、上手に抜けないこともあるでしょう。
そんな時に、どうしたら抜けるのかを考えてみたり、みんなで協力しあって抜こうとする姿が見られるかもしれません。
子どもの様々な気持ちに共感し、子ども同士の関わりの場面ではあたたかく見守ることで、食育を通して子どもたちが様々な経験ができます。
さつまいもを子どもに説明
さつまいもを子どもに説明する際は、大事なところ・子どもに伝えたいことを伝えましょう。
子どもたちが興味を持ってくれる内容が良いですよね!
子どもに説明する例文
さつま芋を子どもに説明する際の例文をご紹介します。
さつまいもには栄養がたくさんはいってます。
どんな栄養かというと、からだを元気にしてくれたり、お肌をつやつやぴかぴかにしてくれます。
そして、さつまいもを食べると便通が良くなって、おなかがすっきり!
さつまいもを食べると、おならがでるよね。
さつまいもは、みんなのからだの中のバランスをととのえてくれる、すごい食べものなんだよ。
お野菜の中でも、さつまいもは甘くてとっても美味しいよね。
さつまいものおすすめの絵本
子どもに説明する際は、絵本の読み聞かせもおすすめです。
さつま芋の絵本をご紹介します。
ごろんずっしりさつまいも/いわさゆうこ
さつまいもの苗を畑に植えよう。
絵本の中では、色々なさつまいもやおいもを紹介していますよ。
さつまのおいも/文:中川ひろたか 絵:村上康成
土の中で生活しているおいもたちのもとへ、子どもたちがやってきて、おいもたちとの綱引き大会が始まります。
さて、勝つのはどちらでしょうか?!
さつまいもクイズ・保育園
子どもたちが楽しめるクイズをいくつかご紹介します。
クイズ①
【さつまいもは、夏の花の仲間です。その花とは、一体どなんでしょうか?】
- 1あさがお
- ひまわり
- あじさい
※正解はあさがお
さつまいもとあさがおは、「ヒルガオ科サツマイモ属」に分類される植物。
そのため、さつまいもとあさがおの花はとても似ています。
クイズ②
【さつまいもの収穫時期はいつ頃でしょうか?】
- 8月〜11月
- 12月〜3月
- 4月〜7月
※正解は、8月〜11月
さつまいもの旬は、秋から冬にかけて。
さつまいもは収穫してから、2〜3カ月程置いておくことで甘くなります。
10月〜1月頃に美味しく食べることができますよ。
クイズ③
【次の中で、本当にあるさつまいもはどれでしょうか?】
- にんじんいも
- れんこんいも
- はくさいいも
※せいかいは、にんじんいも。
「にんじん」とついていますが、さつまいも。
生産量が少なくて、貴重な品種です。
さつまいもの豆知識
さつまいもの豆知識をご紹介します。
さつまいもの日
実はさつまいもの日があるのです。
それが、10月13日『さつまいもの日』。
由来は、江戸時代に遡ります。
町の人たちがさつまいものことを『十三里』と呼んでいたそうです。
『栗(九里)より(+四里)うまい十三里』という言葉あそびから、さつまいもが『十三里』と呼ばれるようになったそうですよ。
さつまいもの旬を迎える10月にかけあわせて、10月13日は『さつまいもの日』となりました。
切ったらでてくる謎の液体
さつまいもを切ると、白い液体がでてくることがあります。
一見アクのように見えますが、この正体は『ヤラピン』という物質。
整腸作用があるのですよ。
さつまいもと言えば、便通が良くなるおなかの味方。
ヤラピンがでてきても、洗い流さないで食べてみましょう。
さつまいもは太らない
さつまいもは炭水化物で太りそうなイメージがありますが、実は低カロリー。
美容にうれしい食物繊維とビタミンが豊富な食材です。
もちろん食べすぎは良くないですが、食材そのままの甘みを楽しむことができますので、美味しく食べることができます。
さつまいもを保育園で育てる
さつまいもを保育園で育てる際は、4月頃に畑おこしを行いましょう。
そして、5月に苗植えを行います。
子どもたちと水やりを楽しみながら、さつまいもの成長を観察しましょう。
さつまいもを育てると、つるが長くなってきます。
そのつるは、絶対に捨てないでください!
つるは乾燥させて、保育士がリースの形を作って、ハロウィンやクリスマスの製作で、素敵なリースを作ることができますよ。
わたし自身、保育園でさつまいものつるでリースを製作しましたが、すごくおしゃれで可愛いリースができました。
子どもたちのデコレーションも可愛くって、特別な作品ができあがりますよ。
さつまいも🍠のツルでリースを pic.twitter.com/K6lXzhJYs4
— さっぴー川原 (@sapi_kawahara) October 23, 2022
まとめ
今回は、さつまいもの食育についてお伝えしてきました。
普段、何気なく美味しく食べているさつまいもですが、たくさんの栄養があったり、知れば知るほどさつまいもには魅力がたくさんあるのです。
秋の味覚を子どもたちと楽しむことができるよう、さつまいもを食育活動として取り入れてみてくださいね。