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待機児童数に地域格差があるように、保育士の待遇にも格差があるの?
選ぶ勤務地域・県によって、差はどれくらいあるの?
そんな疑問を持つ保育士さんもいるかと思います。
保育士が働きやすい県や地域、給与などの待遇、都市部と地方のメリット・デメリットについて、具体的にご紹介していきます。
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保育士が働きやすい県・地域
保育士が働きやすい環境は、都道府県によってどの程度違いがあるのでしょうか。
2020年のデータを元に比較してみました。
保育士の給料が高い県
保育士の給料が高い県をご紹介します。
給料の高い都道府県ベスト5
給料の高い都道府県ベスト5をご紹介します。
1位:東京都 434.1万円
1位は、想像通りでしょうか。
日本の首都・東京都です。
有効求人倍率も6.44倍と全国1位。
常に人手を求められる大都市です。
2位: 京都府 409.8万円
2位は古都・京都です。
京都市において、経験年数により昇給する賃金モデルを導入している影響もあり、2位にランクイン。
全国平均1.4倍の給料になっています。
3位:千葉県 397.2万円
3位は東京都内への通勤者も多い千葉県。
首都圏は全国平均に比べ「高め」である傾向があります。
4位:神奈川県 384.3万円
4位もやはり首都圏からランクイン。
大都市「横浜市」を抱える神奈川県は、待機児童解消の問題にも取り組んでいます。
5位:岡山県 384.3万円
人口の約63%が岡山市と倉敷市に集中している岡山県。
2市の待機児童数が多く、給与も全国平均より高めとなっています。
給料の低い都道府県ベスト5
続いて、給料が低い5県です。
給料の低さ=働きにくさ、とは直結しません。
「地域格差が生じる理由」については、次に解説しますので、参考にしてくださいね。
- 43位 青森 294.9万円
- 44位 鹿児島 290.1万円
- 45位 沖縄 288.7万円
- 46位 愛媛 284.1万円
- 47位 島根 279.7万円
給料に地域格差が生じる理由
給料について、「高い都道府県」と「低い都道府県」ベスト5を紹介しました。
- 1位:東京都 434.1万円
- 47位 島根 279.7万円
かなりの差を感じますね。
そんなに違うの?と思った方も多いでしょう。
保育士の給料に格差が生じるには、理由があります。
「給料が高い」ベスト5の都道府県は、待機児童の数が多く、常に保育士の人手が求められています。
なんとしても「保育士がほしい」都道府県ということになります。
待機児童が多い理由は、
- ニーズに対して保育園が足りていない
- 女性の社会復帰率が高い
地域だからです。
ニュースなどでも待機児童の話題はよく取り上げられます。
数年前「保育園落ちた。日本死ね」なんてブログの発言が、新語・流行語大賞トップ10に入ったほどです。
保育園も保育士も足りない!となれば、作って集めるしかありません。
行政が率先して待機児童問題に取り組んだり、大手企業が保育園の設立に乗り出したりしました。
「ベネッセ」「小学館」などの企業が、現在、首都圏を中心に多数の保育施設の運営をしています。
大手ならば、給料も高い・待遇も良いとなるわけです。
地方からの上京を応援するため、引っ越し支援最大30万円支給という企業や、賞与年3〜5回という企業もあります。
同じ保育士の仕事をするなら、手厚い待遇を受けたいですよね。
こうして「保育士争奪戦」を繰り広げるうち、待遇も上がっていった地域が、給料の高い都道府県とも言えます。
行政の努力もありますね。
もちろん、大都市や首都圏となれば、家賃も高いし物価も高い!
そこで、住宅手当や交通費などの補助も地方より都市部が高くなります。
これは他業種でも同じですね。
一方、「給料が低い都道府県」ベスト5の地域では、下記の傾向があります。
- 比較的、待機児童が少ない(保育園に入りやすい)
- 産後社会復帰する女性の割合が低い
- 地域性によっては、児童の祖父母が日中預かってくれるケースが多い
- 大企業が運営する保育施設が少ない
大手企業の参入は下記の地域が中心、という背景もあります。
- 首都圏
- 3大都市(東京、大阪、名古屋)
- 4大支店経済都市(札幌、仙台、広島、福岡)
転勤の多い大手企業の場合、企業内保育所も普及しています。
「給料の低い都道府県」には、大手企業の参入が少ないことも、理由の一つです。
また、保育士の給与は国や自治体から補助金が加算されます。
人口が多く物価が高い地域には、その分、補助金が多く支給されます。
国や自治体の援助も、保育士の給料を大きく左右する要因の一つとなっています。
しかし、給与が低いからといって、魅力のない保育園ばかりではありません。
地域に何十年も根付いた、地元の方に愛されるような保育園もたくさんあるのも事実です。
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保育士に優しい県
では、保育士に優しい県はどこなのでしょうか?
早速、ご紹介します。
各都道府県で行われている、独自の給料改善施策
待機児童解消が急務とされる現在、各都道府県ごとに、対策が取られています。
一例をご紹介しますね。
愛知県【社会福祉施設運営費補助金】
大企業「トヨタ」を擁する愛知県。
愛知県は保育士の待遇改善が非常に進んでいる県の一つです。
愛知県では民間の「社会福祉施設運営補助金」などで、「民間保育園」と「公立保育園」の保育士の待遇改善が行われてきました。
トヨタは「送迎保育」などを実施。
行政と企業がバッグアップし、保育士の待遇改善を積極的に行っています。
京都府【京都式保育人材キャリアパス】
「給料が高い都道府県2位」にランクインした京都府。
京都府は、保育士の人材不足への対応として、全国に先駆け「京都式保育人材キャリアパス」という制度を打ち出しました。
今後のキャリアパスのロードマップを明瞭化することで、生涯にわたって長く保育士として活躍できる仕組みを体制化しています。
東京都【潜在保育士に対する復帰支援事業】
「給料が高い都道府県1位」「保育士の有効求人倍率1位」である東京都。
大都市であり人口が多く、ワーキングマザーの割合も高いです。
保育士の人材確保への取り組みも、常に行われている地域です。
そのため、保育士の人手の確保と待遇の改善のため、様々な事業も積極的に行われています。
その一例が「潜在保育士の復職」。
子どもの保育料を無利子で補助する「未就学児の子どもを持つ潜在保育士に対する保育所復帰支援事業」です。
子育てのため復帰を躊躇している潜在保育士の復帰をバッグアップすることで、保育士不足の解消に取り組んでいます。
千葉県【保育士優遇制度】
千葉県では保育士を志す学生への学費援助を実施しています。
卒業後、千葉県で一定期間を保育士として働くことで全額返済免除となるものです。
いわゆる御礼奉公ですね。
看護学生などにもよく適応されている制度です。
千葉県内在住者を対象に、国内の指定保育士養成施設に在学中、月5万円以内、計120万円まで無利子で資金援助します。
卒業後は1年以内に、保育士として登録。
千葉県内の保育園で「5年以上勤務」することにより、全額返済免除となります。
都市部で保育士をするメリット
大都市や首都圏など、都市部で保育士をするメリットをご紹介します。
- 給料の水準が高い
- 研修などのサポートが充実している
- 引っ越し手当の支給や社寮完備の保育園が多い
- 転職先が多い
- 大手企業が運営する保育園も多く、待遇が手厚い
環境面でも待遇面でも、充実した保育士生活が送れそうですね。
都市部で保育士をするデメリット
メリットがあれば、当然デメリットも存在します。
都市部で保育士をするデメリットについて見てみましょう。
- 家賃、生活費が高い
- 転職が活発で人材の出入りが多い
- 園児の出入りも多く、のんびりとした雰囲気で保育が出来ない
- 企業から出向した「園長」であると、現場を熟知していない場合もある
- 通勤ラッシュなどがストレスになる
大都市ならではの悩みも含まれています。
職員も園児も人の流出が多く、のんびり腰を据えて、とはいきにくいのがデメリットです。
地方で保育士をするメリット
地方ならではメリットも、もちろんあります。
都市部とは異なるメリットがこちらです。
- のんびりした雰囲気の中、保育ができる
- 園庭が広く、敷地内で十分体を動かすことができる
- 園児の保護者も「この保育園の出身」など、保護者や地域の方が愛着を感じてくれている
- 車通勤の保育士も多いため、通勤ラッシュ等がストレスにならない
- 0〜6歳まで長く園児の成長を見ることができる
のんびりした雰囲気の中、園児や保護者とも距離が近いという特徴があります。
保育園と保護者、地域の方が「共育て」で子どもの成長を見守ることができるのは、良いですよね。
地方で保育士をするデメリット
都市部とのデメリットとは異なる、地方特有のデメリットもあります。
地方のデメリットを見てみましょう。
- 求人数が少なく転職しにくい
- 給与水準が低い
- 業務のシステム化の導入が遅れている
- 働き方改革などが進んでおらず、昔ながらのやり方が多い
- 人間関係が綿密なため、辞めにくい
都市部で「連絡帳や保育日誌の電子化」が進んでいる一方、地方では昔ながらの業務のまま!という現状もあります。
(独自にシステム化している園もあります。)
手書きのほうが温かいなど、園の方針によっても異なりますが、業務がスリム化していません。
- 残業が多い!
- 保育士は、そもそも残業するもの!
なんて価値観が存在することもあります。
保育士の待遇が良い地域に転職!
様々な地域による特色や待遇の違い、メリット・デメリットなどを紹介してきました。
では、自分にはどちらが合っているの?と感じた保育士さんもいると思います。
そこで、自分に合った県・地域について考えみましょう。
自分に合っている県・地域を確認
保育士は、一度資格を取得すれば、国内どこでも働くことができます。
一例として、正看護師は国家資格取得後、保育士同様、全国で働くことが出来ます。
しかし、都道府県医師会の試験を受けた准看護師は、取得した都道府県でしか働くことが出来ません。
都道府県採用の学校の先生も同じですね。
その点、保育士は資格がある以上、全国どこでも働けます!
これは保育士の強みです。
私が以前勤めていた保育園では、
”新卒で東京都内の保育園に就職(社寮完備)→Uターンして地元で再就職”
という保育士もいました。
都市部の保育園は新人サポート制度もあるため、そこで「修行」を積んで、地元に戻るというのも、一つの手ですね。
給料が高いからと大都会に就職しても、どうしても生活面で「合わない」と感じる方もいます。
- 都会での生活が苦にならない
- 手当てとサポートをたくさん受けながら、切磋琢磨して保育士として成長したい!
という保育士には、都市部の保育園は合っていると思います。
また、
- しっかり地域に根ざした保育がしたい
- 自然の中でのびのび「焦らない」保育がしたい
- 子ども達の成長をゆっくり見守りたい
という保育士には、地方の保育園はやりがいがあり、楽しいものとなるでしょう。
都市部、地方、どちらにもメリットがあります。
それぞれのメリットを知ることで、結婚などライフスタイルの変化によって勤務地が変わることがあっても、より良い保育園選びが出来ますよ。
(私の周りで特に多いのが、”夫の転勤”による転居でした)
転職サイトの活用
保育士さんの中には、
- すでに保育士人材登録会社に登録している
- 閲覧はしている
という方もいらっしゃるかと思います。
数多くある転職サイトから、自分に合ったサイトを探し、活用することができるのか、不安に思うこともありますね。
転職サイトを選ぶ際は下記のことをなどをチェックしましょう。
- 自分の希望する勤務地の求人が多い
- 希望について親身に相談に乗ってくれる
- 面接対策や交渉など丁寧にフォローしてくれる
- 適切な提案をしてくれる
- 社員に保育士が多い
- 押し付けにならない進め方をしてくれる
実際に利用し、マッチング、再就職に成功した保育士の「口コミや評判」を掲載しているサイトもあります。
実体験を紹介してくれているという点では、安心感が非常に大きいですね。
複数のサイトに登録し、自分に合ったサイトを探してみると良いですよ!
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まとめ
保育士の働きやすさや、給料の地域差、都市部と地方のメリット・デメリットなどについて、色々と紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
それぞれに利点があり、一概に「都市部がいい」「地方がいい」とは言えません。
保育士の仕事は、それほど魅力的な職業であるということです!
これから勤務先を探す保育士さんや、転職を考えている保育士さんの、参考になれば幸いです。
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