残業の多さや人間関係に疲れた。
待遇面に不満があり、保育の理念も合わない。
体調を崩してしまって無理がきかない。
様々な事情で、いざ退職を決意したもの、簡単に辞めることができないケースも。
保育士を辞めさせてもらえない!
それには保育士特有の問題があります。
ここでは、その一例や対処法、法的な観点など、ブラック保育園の辞め方を解説していきます。
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保育士を辞めさせてもらえない!
国内全職種の勤続年数の平均は12.1年。
それに対し、保育士の勤続年数の平均は7年。
他業種よりも勤続年数が5年以上短い保育士。
女性の多い職業だからという理由もあります。
しかし、それ以上に「キツい仕事」だからというのも事実です。
いざ、辞めようと決意したのに、人手不足などの理由から保育園側が辞めさせてくれないというのも現状です。
保育士の退職に”引き留め”は付き物?
慢性的に人手不足の問題を抱える保育業界。
全国で最も保育士の有効求人倍率が高い東京都は6倍です。
1人の保育士を6つの保育施設が「ほしがっている」ということになります。
これでは簡単に辞められません。
感情に訴えかけられる
保育士の仕事は福祉職であり、奉仕心や自己犠牲心を求められる仕事でもあります。
また、責任感の強い方も多い職業です。
退職を決意することで、罪悪感や後ろめたさを感じてしまうことも。
罪悪感を感じているうえに「◯◯先生がいなくなったら園児が寂しがるね。」なんて、さらに胸を締め付けられる言葉を言われたりします。
これがまた非常に辛いのです。
新天地で新たに頑張りたいと転職を決意することや、様々な事情があって退職することは、決して悪いことではありません。
みんな頑張っていると言われる
保育士の仕事はチームワークが大切であり、1人で全てこなせる保育士なんていません。
チームで助け合い、補い合い、協力し合うことで、安全安心な保育が成立します。
「ここでチームワークが取れないなら、他に行っても同じだよ。」なんて言われると、自信をなくしてしまいますよね。
みんなで協力し合ってチームワークを保っていても、方針や人間関係が合わない中で、無理をして合わせている保育士もいます。
それは他人の目には見えにくいものです。
心ない言葉で決意を変える必要はありません。
自分の保育像に合った園で楽しく働くほうが、自分にとっても園児にとってもプラスになります。
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ブラック保育園の辞め方を解説!
保育士を辞めさせてもらえない。
そんなブラック保育園を辞める方法を、解説します。
退職理由を明確にする
上記のような引き留めにあうと、たいていの保育士は決意が揺らいでしまいます。
人に優しく、誰かの役に立ちたいと思う方が多い職業だからです。
私の経験上、優しい性格の保育士は「せめてあと1年」なんて引き留められると、「はい」と答えてしまいがちです。
自分の中で退職の決意が揺らがないよう、退職理由を具体的に紙に書くなどして明確化しておくと良いでしょう。
決意が揺らいで決められなくなった時、辞めたい理由を書いた紙を目にすることで(スマホのメモなどでも良いでしょう)、一旦冷静になることが出来ます。
辞められない理由を並べるよりも、辞める理由を自分の中ではっきりさせておきましょう。
退職を伝える際は、”相談”ではなく、”報告”
辞めたい気持ちがあって相談に乗ってもらおうとすると、高い確率で引き留めに合います。
それだけでなく、あの保育士は辞めたがっているという目で見られながら勤務することに。
空気を悪くしてしまうことも考えられますね。
相談することにより「改善してあげる」と言われたら、さらに辞めにくくなります。
退職の意思は、辞めるとはっきり決心してから、決意表明として伝えましょう。
具体的な退職理由は言わない
いざ退職の意思を伝えるとなった際、
- 給料が安い
- 同じフロアの◯◯さんが苦手
- もっと環境の良い保育園にいきたい
など、詳細な理由を言う必要はありません。
具体的なことを言うと、
- 「対応を検討します」
- 「善処します」
などと言い返されてしまうからです。
保育園の環境や待遇を変革するのには、何年もかかります。
簡単なことではありません。
園に対する具体的な表現は避け、
- 地元にUターンしたい
- 心身の調子が悪い
- 結婚、出産、介護などライフスタイルの変化
など、あくまでも退職理由は「自分の都合のみ」であり、保育園が解決できるような範疇でないことを強調しましょう。
円満退職はあきらめる
保育士は人手不足が深刻な職業であり、小さな子どもを預かるという、責任感の強い専門職です。
自己都合での退職となれば、多かれ少なかれ「無責任」と思われてしまいます。
私自身、一つの保育園での勤続年数が長かったため、退職する保育士をたくさん見送ってきました。
年度末に退職者が発表されるたび、陰で色々と噂する保育士もいました。
しかし、新年度になり新しい顔ぶれでスタートすれば、皆、切り替えて忘れていくものです。
過度に心配する必要は一切ありません。
転職サイトのキャリアコンサルタントに相談
私の勤務していた保育園では、退職を決心した保育士は、現保育園で働きながら求職活動をしている人がほとんどでした。
保育士の転職サイトを通して、転職先を提案してもらったり、見学の予定を立ててもらったりしていました。
働きながら自分1人で理想の転職先を探すのは難しいことです。
プロから手助けやアドバイスをもらうことにより、転職先選びに焦ったり失敗する心配もなくなります。
担当者が付いて親身に相談に乗ってくれるような転職サイトもあります。
相談に乗ってもらうだけでも気持ちが軽くなりますよ。
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次の仕事を決める
保育士にも、もちろん生活があります。
上記のような転職サイトを利用したり、ハローワークへ足を運ぶことで、次の仕事を決めておきましょう。
私が退職を見送った保育士の中には、主任待遇で他園へ引き抜かれた方も2名いました。
しかし、いずれも転職先を1年で退職しました。
保育士歴2年半なのに、新規オープンの保育園の主任で高待遇。
皆、何かおかしいとは思いました。
倒れるほどの仕事量のうえに、主任の自分が一番年下で、あとは40〜50代の保育士ばかりだったそう。
主任待遇だったのは「単に大卒の保育士がほしかったから」と、後からカラクリを知りました。
美味しい求人に飛びついて後悔しないよう、転職先は慎重に選びましょう。
退職届を書く
退職の決意表明が済んだら、退職届を準備します。
民法では、退職届は「退職する14日前までに提出」とされています。
しかし社会人としてのマナー上、一般的に1カ月前までに提出するのが良いでしょう。
また、就業規則や雇用契約書がある場合、それに従うようにしましょう。
しかし、保育士の場合、引き継ぎなどもあります。
退職の決意表明は3カ月前まで告げておくのが理想です。
私が以前勤務していた保育園では、毎年12月に、全職員に対して、園側から「来年度はどうするか?」と、1人1人面談形式で聞かれました。
そのくらい余裕を持って退職の意思を伝えることで、来年度の体制などもスムーズに決めることが出来るからです。
- 退職の意思を告げる→3ヶ月前までに
- 退職届を提出す→1ヶ月前までに
と覚えておきましょう。
法律も参考に(民法 第627条)
「断られたら退職できないの?」と不安になることはありません。
「退職の自由」は民法により定められています。
安心してください。
詳しい内容はこちらをご参照ください。
大変分かりやすく解説されています。
⇒参考ページ
基本的に労働者が退職を申し出れば、辞めることができます。
- 退職を認めてもらえない
- 退職届を受け取ってもらえない
そんな場合は、内容証明郵便で送ることで、受け取った側は拒否はできなくなります。
最終手段は労働監督署
- 退職を認めてもらえなかった
- 賞与など金銭面の返還を要求された
- 「年度途中の退職だから」と退職金をもらえなかった
上記のようなトラブルに遭遇したら、どうしたらいいのでしょうか?
このような退職に関するトラブルが発生した場合、労働監督署が相談に乗ってくれます。
労働者を守るための公的機関です。
1人で悩んだり、泣き寝入りせず、まずは相談をしてみましょう。
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まとめ
保育士の退職について、辞めさせてもらえない理由や、ブラック保育園の辞め方、トラブルが発生した場合の対処法などを紹介いたしました。
保育士は人手不足が深刻で辞めさせてもらえない反面、求人数も多く、新たに自分に合った職場探しをしやすい職業でもあります。
何ヵ所かの保育園での勤務を経験することも、長い目で見れば有意義なことだと思います。
障害児施設で働いていた保育士が転職してきたことで、多動傾向の園児が落ち着いたこともありました。
あなたのスキルを必要としている職場はたくさんあります。
自分合った保育園で生き生きと活躍されることを願っています。
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