保育園の一大イベントである運動会。
子どもたちの一生懸命な姿に、涙する場面もあります。
保育園によって、運動会が行われる時期は違いますが、大体が春か秋に行うことが多いですよね。
日々の保育の中でも、活動のねらいが必要ですが、子どもと運動会に向けて取り組む中で、運動会でもねらいが必要となります。
子どもも保育士も運動会が近づくと、わくわくしてきますよね。
子どものモチベーションをあげながら、運動会に取り組むには、どのようなねらいがあるのでしょうか。
今回は運動会のねらいについて、年齢ごとにお伝えしていきます。
運動会ねらい
運動会における全体のねらいとしては、以下のねらいが考えられます。
- 思い切りからだを動かし、友だちと競い合う楽しさを知る
- 友だちと共にからだを動かし、喜び合う
- 運動会にむけて、友だちや保育士と協力しながら一生懸命に取り組む
- 練習の成果を感じながら、運動会をうじつを楽しみに迎える
- 最後まで自分の力で取り組むことができる
子どもは運動会にむけて、そして運動会の当日の中で、様々な経験をします。
また、子どもは保育士の声かけ次第で、気持ちの変化があらわれます。
子どもの気持ちを尊重しながら、子どものモチベーションがあがっていくように練習をすすめて、当日をむかえたいですね!
運動会ねらい・0歳児
0歳児の運動会のねらいをご紹介します。
- 親子で一緒に参加して楽しむ
0歳児の子どもは、子どもと保育士だけで競技に参加するということは難しいです。
運動会は0歳児さんのお披露目のような形で、親子参加型の競技だと良いですね。
保護者も、0歳児でも参加できる内容のものがあると、うれしいものですよ。
簡単な内容で、スタートからゴールまで行くもので良いでしょう。
その中で、色々な工夫ができますよね!
運動会ねらい・1歳児
1歳児の主な運動会のねらいをご紹介します。
- 大人と一緒にからだを動かし、運動会の雰囲気を楽しむ
- 保護者から離れても、泣かないで参加することができる
- スタートからゴールまですすむことができる
1歳児なると、できることも増えてきますね。
もしかしたら、保護者と離れて参加することが可能かもしれません。
保育園にもよりますが、1歳児は保護者と一緒の競技のみの場合もあります。
1歳児のみの競技の枠があるのであれば、かけっこやお遊戯があると可愛いですね!
運動会ねらい・2歳児
2歳児の主な運動会のねらいをご紹介します。
- 保育士や友だちと一緒に楽しく参加する
- 簡単なルールがわかり、自分で競技に参加することができる
2歳児になると、身体の動きがしっかりしてきますね。
簡単なルールのある競技や、障害走ができるようになります。
また、保護者と離れてがんばることができるようになってきますね。
保護者も、元気に動く子どもの姿を見ることを楽しみにしています。
ぜひ、子どもが元気よく楽しんで参加できる内容の競技にしましょう。
運動会ねらい・3歳児(年少)
3歳児(年少)の、運動会のねらいをご紹介します。
- 保育士や友だちと一緒に楽しく参加する
- みんなでからだを動かすことを楽しむ
- ルールを理解し、競い合う気持ちを感じながら競技を楽しむ
3歳児になると、ますます身体の動きがしっかりしてきますね!
大体のルールもわかるようになり、4・5歳児の競技内容をみて理解できる子や憧れる子も多いことでしょう。
個人での競技はもちろんですが、友だちと協力して参加する競技があってもおもしろいかもしれませんね。
保育園によっては、団体競技で組み分けの競技に3歳児が参加する場合があるかもしれません。
その場合は、きっと勝ち負けを意識することでしょう。
運動会ねらい・4歳児(年中)
4歳児の主な運動会のねらいをご紹介します。
- 友だちと協力しあい、からだを動かす喜びを感じる
- 少し難しいことでも挑戦し、自信につなげていく
- 最後までやりとげることができる
- 友だちと勝ち負けを意識し競い合い、運動会にたのしく参加する
4歳児になると、運動会で行える競技の内容がぐんと広がります!
少し難しい内容の障害走であったり、団体競技やペア競技なども取り入れることができますね。
動きが活発かつダイナミックになってきているので、安全面にも十分に気をつけた内容のものが良いでしょう。
運動会において、様々なことを感じます。
4歳児さんになると、もしかしたら悔しくて泣いてしまう子もいるかもしれません。
それも経験ですよね。
ぜひ、心に残る運動会にしましょう!
運動会ねらい・5歳児(年長)
5歳児の運動会の主なねらいをご紹介します。
- 自分の力を発揮し、最後まで一生懸命取り組むことができる
- 友だちと一緒に最後の運動会を楽しむ
5歳児は、保育園での最後の運動会になります。
やる気に満ち溢れ、自分の力を精一杯に発揮して取り組むことでしょう。
悔しさ・嬉しさ・喜び・感動など、5歳児になると様々な感情も感じます。
個人競技のほかにもいくつか競技があると思いますので、ひとりひとりが活躍できる場面があると最高ですね。
また、年長さんがみんなで協力して行える内容のものがあると良いですよね。
最近では、バルーンが主流となってきているのではないでしょうか。
保育園運動会ねらい・乳児
乳児の運動会のねらいをご紹介します。
- 親子で触れ合い、運動会に楽しく参加する
月齢によって発達の個人差が大きいので、ひとりひとりの成長に合わせることができ、それぞれが楽しむことのできる内容だと良いですね。
保護者と一緒にスタートからゴールまで行くという内容にして、その途中で色々な工夫をすることで楽しむことができます。
何をするのは、保育士さんの力量にかかっています。
クラスのテーマや特色・好きな絵本などからヒントをもらって競技に活かすと面白いですよ!
まとめ
今回は運動会のねらいについてお伝えしてきました。
年齢ごとにねらいや競技は様々ですが、子どもの負担にならずに、子どもが楽しく参加できると良いですね。
保育園の一大イベントの運動会。
子どもも保護者も保育士も心に残る運動会にしましょう!