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大都市・横浜市を抱え、東京都に次いで全国第2位の人口を誇る神奈川県。
神奈川県民の平均年齢は46.17歳。
働き盛りの若い世代が多い県でもあります。
共働きの若い世帯も多く、そのため保育園へのニーズも高い傾向があります。
そんな保育園の需要が高い神奈川県について、
- 保育士が働きたい保育園は?
- 保育士の給与は全国平均と比べてどのくらいなのか
- 保育士に対してどのような支援や補助制度があるのか
- 実際、神奈川県で働きやすいエリアは?
など、ご紹介していきます。
保育士が働きたい保育園ランキング神奈川
ここでは実際に、保育士から「働きたい」と高い評価を得ている保育園をご紹介します。
評価が高い理由も併せてご紹介していますので、参考にしてください。
第5位:ベネッセの保育園(株式会社ベネッセスタイルケア)
横浜市で10ヶ所、川崎市で7ヶ所、横須賀市で2ヶ所の認可保育園を運営しています。
また横浜市で1ヶ所の一時預かり保育施設を運営しています。
その他、川崎市で2ヶ所の企業主導型保育園、横須賀市で1ヶ所の公立保育所を運営しています。
「お家のようなやさしい環境」や「その子らしい1日の流れ・遊び」をモットーとした、安心感を大切にする保育園です。
おすすめポイントは、下記の通りです。
- 福利厚生が大企業なみであり、業界トップクラス。
- 社宅制度や住宅サポートが充実。
- 給与が高く、賞与は3ヵ月分支給。
- 子どもが小学3年生になるまで「短時間勤務制度」が利用できる。
認可保育園だけではなく、企業主導型保育園や公立保育所、一時保育施設も手掛ける大手グループです。
第4位:小学館アカデミー保育園(株式会社小学館集英社プロダクション)
横浜市で8ヶ所、川崎市で10ヶ所の認可保育園を運営しています。
「あったかい心を持つ子どもに」を理念に、思いやりや好奇心、主体性などを育む保育園です。
おすすめポイントは、下記の通りです。
- 保育士が働きたい保育園「4年連続第1位」※Fastask調べ
- 入社後の保育士の満足度は「98%」
- 育児休暇からの復帰率は「ほぼ100%」
- 福利厚生は業界トップクラス。
- 人間関係が良好。(口コミより)
- 産後は短時間勤務制度が利用できる制度あり。
- 借り上げの社宅を利用できる。(自己負担1万円)
働きたい保育園として、堂々の1位を誇る保育園です。
保育士の満足率の高さや人間関係の良さも魅力ですね。
第3位:ソラスト保育園(株式会社ソラスト)
川崎市で2ヶ所の認可保育園を運営しています。
園児の信頼・成長・思いやりなどを理念に掲げ、保護者にとって “あったらいいな” を叶えることを目標とした温かい保育園です。
おすすめポイントは、下記の通りです。
- 子育て支援企業に認定されている。
- 年間休日数が多い。(124日)
- 借り上げ社宅制度がある。(自己負担7000円で利用可能)
保育園の数自体はまだ多くありませんが、社員の定着率が高い保育園です。
子育て支援企業に認定されている点は、非常にポイントが高いです。
第2位:太陽の子・わらべうた保育園(HITOWAキッズライフ株式会社)
川崎市で7ヶ所、横浜市で17ヶ所、座間市で1ヶ所の認可保育園を運営しています。
絵本の読み聞かせや食育などにも積極的な保育園です。
おすすめポイントは、下記の通りです。
- 年間休日数が多い。(125日)
- 給与水準が高く、賞与は3〜5ヶ月分。(業界トップクラス)
- 住宅サポートが充実している。(敷金・礼金・仲介手数料・引越し費用をサポートしてくれるなど、住宅サポートも業界トップクラス)
- システムのIT化や残業ゼロ推奨など、労働環境改善へ向け、努力している。
大手ならではの「福利厚生」がとても充実した保育園です。
第1位:ピノキオ幼児舎(株式会社ピノーコーポレーション)
茅ヶ崎市と藤沢市で、認可保育園を運営。
横浜市都筑区と横浜市磯子区、茅ヶ崎市で小規模認可保育園を運営しています。
「のびやか保育」を理念としており、園児1人1人へ愛情を注ぐ保育園です。
おすすめポイントは、下記の通りです。
- 年収が高い。
- 賞与は2.5〜3.5ヶ月分。(基本給ではなく月給の満額での支給)
- 福利厚生が充実しており、住宅サポートもあり。
- 仕事と育児の両立がしやすい。(出産後は系列保育園を「保育料半額」で利用できる)
- 職員の離職率が低く、定着率が高い。
園児にも保育士にも手厚く、優しい保育園です。
1~5位全て、株式会社の運営する保育園でしたね。
株式会社の運営する保育園については、コチラの記事でご紹介しています。
神奈川県の保育士の給料の平均
神奈川県の保育士の給与は、全国と比べてどのくらいの水準なのか、データを元に解説します。
また同じ神奈川県内でどの程度差があるのかも、気になる点ですね。
保育士の給与の高い地域についても見ていきましょう。
全国平均との比較
全国と神奈川県の保育士の平均年収は、下記のとおりです。
- 神奈川県:約392万円
- 全国:約363万円
*出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」
神奈川県の保育士の平均年収は、全国平均と比べ約30万円ほど高いことが分かります。
神奈川県には高い給与を期待できる保育施設も多く、収入面では安定しています。
横浜市をはじめ、待機児童ゼロを目標に掲げている自治体も多い神奈川県。
未だに保育園の人手不足の問題が続いています。
人材確保のため、保育士の待遇や福利厚生の改善も進んでおり、安定した収入を期待できる県、とも言えます。
神奈川県内で保育士の給料が高い市区町村
全国より給与水準が高めな神奈川県。
しかし、都市部・地方部などのエリアにより、平均月給に差があるのも事実です。
都市部の平均給料のほうが高い傾向にあります。
特に政令指定都市である横浜市・相模原市・川崎市では、年収400万円を超える求人もあるほどです。
また、政令指定都市以外でも鎌倉市・藤沢市などの人気の高い地域では、同じく年収400万円以上の求人も少なくありません。
一方、神奈川県の地方部では、都市部よりも給料の水準は下がります。
同じ神奈川県でも市区町村で平均月収に差があるのには理由があります。
家賃や物価が高い地域では、給料や家賃手当てなども上げる必要があります。
また、子育て世代に人気があるエリアであるかどうかも大きく影響します。
横浜市は、保育施設の利用者が多く、今後も保育園の参入や整備が期待されています。
高収入の求人も見つけやすいでしょう。
また、川崎市の場合、横浜市・東京都心部のどちらにもアクセスしやすいという特徴があり、人気のエリアとなっています。
川崎市は人口増加率自体が高く、平均年齢も若いため、保育のニーズも高く、高収入の求人を多く見かけます。
また、鎌倉市の場合は、行政が待機児童減少に本腰を入れて整備していこうとしています。
自治体が努力している地域でも給料の水準は高くなっています。
収入の高い地域が希望の方は、子育て世代に人気があり、待機児童解消に今後も力を入れていくであろうエリアを検討すると良いでしょう。
神奈川県の保育士に対する支援・補助制度
待機児童問題も深刻な神奈川県は、独自の支援・補助制度を導入することで、問題の解決に取り組んでいます。
ここでは、その例と具体的な内容をご紹介します。
保育士修学資金貸付
神奈川県では、保育士育成を補助のため保育士修学資金の貸付制度を導入しています。
「神奈川県内の保育士養成施設」で学ぶ学生に、学費や準備金などを貸与する制度です。
月額5万円以内の学費貸与のほか、任意で就職の準備金や生活費加算も受けることができます。
保育士の資格取得後、神奈川県内の保育施設の「常勤職員」として「5年間」勤務すれば、返還が免除されます。
対象者
※下記のすべての条件を満たす方
- 横浜市・川崎市を除く神奈川県内に在住、または横浜市・川崎市を含む県内の養成施設に在学している方
- 保育士資格を取得後、卒業後に県内の保育所等で働く意思がある方
- 学業の成績が優秀な方
- 家庭の経済状況から、修学資金の貸付けが必要であると認められた方
- 他の自治体が行っている同制度を利用していない方
- 連帯保証人を用意できる方
補助金 ・学費
- 学費:月額5万円以内
- 就職準備金:20万円以内
- 生活費加算:月額生活保護基準居宅第1類相当額
返還免除条件
養成施設等を卒業後、1年以内に保育士の登録を行い、県内の保育所等で保育士として5年間、保育または児童の保護等の業務に従事した場合 。
(中高年離職者は3年間の勤務)
*出典:社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会「保育士修学資金のご案内」
就職準備金貸付
就職準備金貸付は、神奈川県内の保育施設で勤務することを条件に、就職に必要な「準備金」を貸付する制度です。
対象となる保育施設で「2年間」保育士として勤務することで、全額返還免除となります。
就職準備金貸付は比較的条件を満たしやすいため、積極的に活用できる制度です。
貸付の支援を受けるためには、保育士・保育所センターでの「求職登録や就労支援」が必要です。
対象者
- 養成施設の卒業から1年以上経過しており、保育士の登録を行った方
- 保育士試験の合格後に保育士の登録を行った方
- 保育所等を離職している、またはこれまで勤務経験がない方
貸付金
20万円以内(1人1回限り)
返還免除条件
対象となる保育所等で、2年間継続して保育士として働いた場合
*出典:社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会「保育士修学資金のご案内「保育士就職準備金のご案内」
宿舎借り上げ支援事業
神奈川県では様々な市区町村で、保育士宿舎借り上げ支援事業を実施し、住宅費用を補助しています。
ここでは横浜市内の例をご紹介します。
対象者
- 認可保育所・認定こども園・認可保育所などへの移行予定があり、「移行計画書」を提出した横浜保育室・小規模保育事業
- 雇用開始日の会計年度から起算して10年目までの保育士で、住宅手当を受給していない
1.のいずれかを経営する事業者で、2.に該当する常勤保育士が入居する場合
対象経費
宿舎借り上げにかかる経費のうち、賃借料・共益費 (礼金・更新料・敷金は対象外)
助成金 宿舎1戸につき、月額8.2万円の3分の4(6.1万円)以内
*出典:横浜市「保育士宿舎借り上げ支援事業【令和2年度申請分】
未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付事業
未就学児を持つ保育士が社会復帰する際に、月額2万7千円を上限として1年間の貸与が受けられる制度です。
子育て中の保育士が社会復帰しやすい制度です。
対象の保育施設で2年間勤務することで、返還が全額免除されます。
対象者
※下記のすべての条件を満たす方
- 保育所等で週20時間以上勤務している方
- 未就学児を持ち、横浜市、川崎市を除く神奈川県内の対象となる「未就学児を持つ保育士が保育所等に優先して入所する仕組みのある市町村」に在住している方
- 未就学児を持つ保育士が保育所等に優先して入所する仕組みのある市町村に所在する施設または事業に新たに保育士として勤務する方、または産後休暇・育児休業から復帰する方
- 貸付申請時に子どもが保育所等に入所、または利用が決定したことが確認できる方
- 連帯保証人をたてられる方
貸付額
- 支援事業利用料の半額(上限は年12万3千円以内)
- 未就学児の保育料の半額(月額2万7千円)
※勤務開始日から1年間
返還免除条件
対象となる保育所等で2年間継続して保育士として働いた場合
*出典:「未就学児を持つ保育士に対する保育料の一部貸付事業のご案内」
未就学児をもつ潜在保育士に対する保育所復帰支援事業
全国に70万人いると言われている潜在保育士。
潜在保育士の発掘は全国的にも注目されている取り組みです。
実は潜在保育士の復職は「保育士不足解消の鍵」とも言われるほど重要な取り組みなのです。
神奈川県では、未就学児をもつ潜在保育士が子どもを預けて復職した場合、その保育料の一部に対し貸付を行っています。
対象者
下記の全ての条件を満たす方。
- 対象の保育所等に新たに勤務する、又は出産休暇・育児休業から復帰する保育士の方。
- 未就学児を持ち、保育所等への入所が決定している方。
- 一週間あたり20時間以上の勤務を行う方。
貸付額
保育料の半額(上限:月額2万7千円)
※最大1年間
還免除条件
対象となる保育所等において2年間継続して保育士として働いた場合。
*出典:「未就学児をもつ潜在保育士に対する保育所復帰支援事業」
処遇改善等加算
保育士の人手不足や離職率の高さを解消するため、全国的に導入された制度です。
保育士の人手不足の一因には低賃金やサービス残業など、待遇の問題があります。
処遇改善等加算は、保育士の負担に見合った待遇を改善し、より働きやすくすることが目的です。
処遇改善等加算は2種類あります。
- 【処遇改善等加算Ⅰ】非常勤を含むすべての保育士が対象
- 【処遇改善等加算Ⅱ】キャリアアップ研修を受けた保育士が対象
この制度ができたことで、これまでキャリアアップを目指しにくかった保育士にキャリアパスの仕組みが生まれました。
若手リーダーや専門リーダーなどを目指すことで、保育士としてのやりがいアップにも繋がります。
対象者
【処遇改善等加算Ⅰ】
パートなど非常勤を含むすべての保育士
【処遇改善等加算Ⅱ】
月額4万円の処遇改善の対象者
- 副主任保育士等の職位の発令
- 職務命令がある
- 経験年数が7年以上である
- 4分野以上の研修を修了している
加算額
【処遇改善等加算Ⅰ】
次の①~③の合計額を加算
①基礎分:2~12%
②賃金改善要件分:5%
平均勤続年数11年以上の施設は6%
③キャリアパス要件分:要件が満たない場合は、②から2%減
【処遇改善等加算Ⅱ】
- 副主任保育士、中核リーダー、専門リーダー等:月額4万円
- 職務分野別リーダー、若手リーダー:月額5千円
*出典:横浜市「処遇改善等加算及び職員処遇改善費について」
上記のように、【処遇改善等加算Ⅱ】には、条件があります。
働きやすい保育園(神奈川)を探すポイント
制度も充実し、給与水準も高い神奈川県。
就職・転職先として魅力的ですね。
ここでは、神奈川県内で働きやすい保育園を探すポイントをご紹介します。
神奈川県は人口が多く、待機児童も多い地域です。
そのため、保育士求人数も常に多い地域です。
給与面で高収入を得たい方は、下記の都市部がおすすめです。
- 横浜市
- 川崎市
- 相模原市
また、神奈川県内で待機児童が多い市区町村は以下の通りとなっています。
- 座間市
- 鎌倉市
- 葉山市
待機児童の多い市区町村では、保育士を積極的に募集しています。
鎌倉市では前述した通り、行政が本腰を入れて保育士の人材確保に取り組んでいます。
さらに「保育士宿舎借り上げ支援事業」を実施している市区町村の場合、転居の心配なく他県からも転職がしやすいでしょう。
家賃や共益費だけでなく、住宅にかかる費用も支援してもらえるため、安心して働くことができます。
神奈川県で働きやすい保育園を探すポイントは、自分に合った給与・支援・補助制度のある市町村を選ぶことです。
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大事なポイントは、複数の就職転職エージェントに登録する、ということです。
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ひとつの転職エージェントに登録するだけでは、せっかくの好待遇の非公開求人を見逃してしまう場合があります。
まとめ
神奈川県の保育園について、給与面や支援・補助制度など具体的に解析しましたが、いかがでしたでしょうか?
同じ神奈川県内でも市区町村により給与の差は生じますが、保育士への積極的な支援制度は心強いですね。
他県でも、政令指定都市は他の市区町村より給与ベースが高いのは同様です。
都市部で充実した待遇で働くか、ゆったりした市町村で穏やかに働くか、どちらも選べるのというのも神奈川県の魅力ではないでしょうか。
神奈川県での就職や転職を考えていらっしゃる方に、少しでも参考になれば幸いです。