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子ども達と日々笑顔で接し、元気いっぱいで明るいイメージの保育士。
そんなイメージに反し、保育士の仕事は精神的にきつく、辛い時もあります。
小さな子ども相手な仕事でもあるため、辛くても助けを求められない仕事でもあります。
「増える保育士のうつ病」なんて記事さえ目にすることも。
何がそんなにきついのか、どうして辛くなってしまうのか、保育士特有の問題について考えてみました。
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保育士が精神的にきつい
保育士の中には、精神的な限界を感じて退職する方も多いです。
「限界」と感じてしまうほどきつい理由について、具体的に解説していきます。
仕事量が多いのに給料が低い
保育士は業務内容が幅広く、やるべき仕事が山のようにあります。
- 事務作業(日案・週案・月案・連絡帳の記入・おたより作成など)
- 園内の装飾
- 遊びや活動の準備
- 遊び中、活動中の見守りや援助
- ミルクをあげる、オムツ交換
- お昼寝の準備(布団の出し入れやお着替え、寝かしつけなど)
- 行事の準備や企画
- 保護者対応
- 汚れものの洗濯
- 清掃や消毒
など、日々膨大な仕事量です。
これらをスムーズにこなすのはベテラン保育士でも「1人の力」では無理があります。
「休憩時間返上」なんてことも。
息つく暇もない日々の業務が、保育士にとっては何よりきついのです。
頑張った分が収入に繋がるのであれば、ヤル気に繋がる保育士もいます。
しかし保育士の給与は安く、労働の対価に見合った月収を貰えないこともストレスになります。
残業・持ち帰りの仕事が多い
保育園の中には、残業が常態化しており、「残業なんて当たり前よ!」なんて風潮が根付いていることも。
そのため、所定の勤務時間以上に働いている保育士はかなりたくさんいます。
残業した上に「持ち帰り」の仕事まである場合、本来心身の疲れを癒すプライベートの時間さえなくなります。
休養を充分にとれない状況が、保育士の心身を苦しめてしまうのです。
休まず頑張っても「それが当たり前」と褒められすらしないので、モチベーションも下がり、ただただ身を削られた気持ちになってしまいます。
人間関係が大変
保育園で働く職員は保育士や栄養士から事務員まで、ほとんど女性の場合が多いです。
- 園長、主任などの上司
- 先輩保育士
- 同僚保育士
- 雇用形態の違う保育士(パートなど)
- 年代の違う保育士
- 給食室の職員や事務員
たくさんの人と上手く関わりながら勤務しなくてはいけません。
- 人間性に問題がある
- 性格が合わない
- 保育観が違う
- 怖い
などの職員がいると、付き合いが難しくなり、出勤することすらストレスになってしまうことも。
保育園は閉鎖的な環境でもあるので、同じフロアに1人でも苦手な保育士がいると、それだけでストレスが蓄積されてしまいます。
園行事に振り回される
年間を通して行事が多い保育園は、1つ行事が終わればまた次の行事が待っています。
行事の企画立案から準備、行事後の反省会など、気の休まる暇はありません。
大きな行事は、特に準備に多くの時間と労力を費やすことも。
持ち帰って準備することも多く、睡眠を削ることで疲労も溜まり、体力的にもきつくなります。
シフト制で体調管理がしづらい
保育士の勤務には「早番」や「遅番」があります。
前日20時近くまで園にいたのに、帰宅後持ち帰りの仕事をこなして、翌日は早番のため6時から始業なんてことも。
疲れが取れないまま出勤しても、園児の安全を守るため、遊び中の怪我などがないよう、集中力を保ちながら勤務しなくてはいけません。
土曜保育のシフトもあるため、早番の帰りになんとか歯医者に行ける!という状況の中で働いている方もたくさんいます。
また、既婚の保育士の場合、独身の頃のようにシフトがこなせなくなり、仕事と家事・子育ての両立が難しくなってしまい、限界を感じやすくなります。
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保育士が精神的に辛い
保育士がきついと感じる理由について紹介しました。
ここからは、体力的な問題以外にも精神的に辛いと感じる時はどんな時か、具体例を挙げていきます。
仕事が終わらず遅くまで帰れない
残務が終わらず、気が付けばたった1人園に残って仕事をしていた!なんて経験はありませんか?
特に新卒〜2年目くらいの若手時代や、行事で「大道具担当」など、持ち帰って準備できない役割を背負った時に、経験している方が多いと思います。
- 帰りたいのに帰れない。
- 頑張っているのに終わらない。
こんな日が続くとさすがに辛く感じてしまいます。
上司や先輩保育士に叱られた
体力を削りながら一生懸命働いても、専門職なのでミスがあれば当然叱責されます。
反省して成長に繋がれば良いのですが、疲れが溜まっている時などは前向きに受け止められない場合も。
また、頭ごなしに否定するような口調で叱責されたり、それを子ども達の前で日常的に繰り返されると、心の不調を感じるようになることもあります。
行事の準備に嫌気が差した
一年中行事に追われる保育士にとって、園行事の準備と日々の保育業務をいかにスムーズに両立していくかは、永遠の課題といっても過言ではありません。
行事ごとのリーダーとなる保育士が、上手く役割を割り振りできなかったり、フォローや協力がなかったりすると、全て1人で抱え込んでしまう場合もあります。
保護者からのクレーム
保育士にとって、実はメンタル的に一番辛いのは、保護者からの理不尽なクレームです。
他児から絵本を奪った子に「〇〇ちゃんが読んでたから返そうね。」と言ったら、父親が「なぜうちの息子が譲ってあげなきゃいけないんだ!」「子どもは皆平等だろう!」と烈火のごとく若い保育士に噛み付いたこともありました。
理不尽ですよね…。
それでも保育士は頭を下げ、謝罪しなくてはいけません。
生後6ヶ月の乳児の母親に「帰宅後すぐ寝てほしいから午後は眠らせないで。保育園で寝るせいで私が休めない。」なんて言われたことも。
そんな保護者そうそういないでしょ?と感じるかもしれませんが「普通に」存在します。
保護者も仕事と子育てで疲れているし、何より我が子が可愛いからです。
ベテランになってくると、まずは保護者のクレームを全て傾聴し、反論せずに共感しながら謝罪する等の対処法が身に付いてきます。
家庭ごとに子どもの育て方や価値観が違うため、家庭のやり方に「合わせる」こともストレスになります。
多動など、グレーゾーンの園児がいる
私が保育士として働いてきた中で、本当にメンタルを病んでしまった保育士を目の当たりにしたのが、多動などグレーゾーンの園児がいた場合です。
グレーであるため、保護者も「様子を見たい」と専門機関へ連れて行かないケースもあります。
泣き叫んだり、他児を叩いたり噛んだり、目を離すと脱走したり、お集まり中も座れず走り回っていたり。
通常の保育が進まないうえ、付きっきりでの保育が必要となり、雑務は全て「その子が帰ってから」なんてことも。
上手く行かず泣き叫んでいる時にサポートしようと近づくと、保育士が乱暴されて怪我をしたこともありました。
園長や主任が保護者へ根気強く専門機関への受診を進めてくれたり、保護者とも情報交換しながら一緒に頑張れる環境であれば、保育士の負担は減ります。
上司や保護者に訴えても相手にされず、現場の保育士だけでグレーゾーンの園児を援助することは、かなり無理があり心身ともに疲労困憊になることもあります。
仕事と家庭の両立がうまくできない
結婚や出産は人生で大きな転機であり、ライフスタイルそのものが変化します。
結婚前は1人暮らしをしていた、または長年実家暮らしをしていた方がほとんどかと思います。
持ち帰りの仕事をしようと色画用紙を広げただけでパートナーにイヤな顔をされた!なんて保育士も。
パートナーが就寝してから持ち帰りの仕事をしたり、行事前の残業について理解してもえないと、ストレスになってしまいます。
結婚前から保育士は残業や土曜勤務が多いことをよく話しておいても、「毎日こんなに遅いの?」なんて言われてしまうことも。
また、家事を分担したくても、残業やシフト制などで上手く家事の時間が取れず、パートナーに申し訳ない気持ちになってしまうこともあります。
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保育士が精神的にきつい・辛いのは当たり前ではない
保育士が精神的にきつい・辛いと感じる具体例を挙げましたが、当てはまる項目はどのくらいありましたか?
一つもなかったという方は、保育士が天職かもしれませんね。
しかし、大半の方は当てはまる項目があったのではないでしょうか?
保育士人材派遣事業を手掛ける株式会社ウェルクスが、保育士を対象に行った「保育士のストレス」によるアンケート結果は、下記のようになっています。
常にストレスを感じる | 49% |
かなりの頻度でストレスを感じる | 30% |
たまにストレスを感じる | 17% |
あまりストレスを感じない | 4% |
実に、96%もの保育士がストレスを感じているのです。
厚生労働省の調査によると、全国の労働者のうち「現在の仕事にストレスを感じる」と回答した割合が56%。
保育士は他業種よりも、40%もストレスを感じる割合が高いのです!
しかし、ストレスを「あまり感じていない」「たまに感じる」程度の保育士も5人に1人はいます。
日常的にストレスを感じている保育士と何が違うのでしょうか?
多くは待遇や福利厚生の面で恵まれていたり、自分のやりたい保育がのびのび出来るといった理由のようです。
保育士なんだからストレスは当たり前!という概念を覆すようなアンケート結果ですね。
自分に合った保育像の中で、干渉されすぎることなく、十分な収入や休暇をもらって働くことでストレスは軽減されるようです。
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保育士が辛い・辞めたいときは、転職!
辞めたくても辞められない保育士もたくさんいます。
担任を持っていたり、園から引き止められたり、職業的に責任感の強い方が多かったり。
しかし、記事の中で書いたように、メンタルの不調をきたして急な退職となった保育士も実際にいるのです。
心の病気は一度かかると治療が長期化することもあり、中には再発してしまう方もいます。
心の病気になってしまう前に、勇気を出して退職→転職することもおすすめです。
自分の身を守れるのは自分だけ!と覚悟を決めて、行動してみるのも良いでしょう。
保育士がきつい・辛い原因を明確に
保育士の仕事は子ども相手があるため、なかなか辞める決心が付きにくい職業でもあります。
また子ども達だけではなく、同僚に申し訳ない、保護者に申し訳ない、と後ろめたさを感じて辞められないことも。
しかし、精神的に「限界」を感じながら働くことのほうが、実は園児や同僚にも迷惑をかけかねないし、危険なのです。
そこまで感じてしまったら、周りのためにも、もちろん自分のためにも、退職を決意したほうが良さそうです。
退職の決意が揺らいでしまうという方は、現状で何がきついのか、いつ辛くなるのかなど、紙に書き出すなどして考えを整理すると良いでしょう。
文字に書き出すことで冷静になれたり、自分を客観視できるようになります。
転職サイトを活用!
精神的に限界を迎え退職した場合、少し休んで心身を整えたり、リフレッシュしたりしても良いでしょう。
しかし、すぐ働きたいという方は、働きながら次の転職先を探すことになります。
日々のハードな業務に追われ、なかなか求職活動が出来ない保育士にとって、保育士の転職サイトは強い味方となります。
スマホで簡単に登録ができ、条件を絞って検索できたり、担当者が相談に乗ってくれたりと、非常に心強い存在です。
保育士転職サイトは内容が充実しており、希望条件などを比較・検討しやすいという利点もあります。
複数のサイトに登録して、希望に合う転職先をじっくり探してみましょう。
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まとめ
今回は、保育士が精神的にきつい、辛いと感じる時はどんな時か?について、具体的にお話しました。
子どもの健全な育成に関わる仕事なだけに、保育士自身も健全な状態で働けたらベストですよね。
しかし、保育園特有の問題や保育士自体に心優しい方が多いため、心が傷ついても助けを求めず頑張りすぎてしまうケースも。
些細な心の傷も、日々蓄積されると自分でも気付かないうちに「精神疾患」に発展することもあります。
そうならないよう身を守ることも必要ですね。
保育士にも職場を選ぶ権利があります。
無理をしすぎず、より良い環境で生き生きとご活躍されることを祈っています。
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